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おはようございます。
本日は、花と歴史と、鎌倉と・・・という三題噺?
どうぞ、おつきあいくださいませ。
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少し前になりますが・・・
鎌倉のお寺・浄智寺にお参りしたときのこと。
やぐらに向かう小道の岩肌に、白い小さな花が、ひと群れ、ふた群れ・・・
(「やぐら」について→「歴史さんぽ~中世の面影」)
白い花びらは、下の2枚が長く、上の3枚が短い・・・
ひらひらと舞うような不思議な形です。
湿気の多い緑の岩場に、白い花が、ことのほか目立ちます。
あとで調べてみると、「雪ノ下」だとわかりました。
ああ、これが「雪ノ下」・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/12/719d40aa2acab5b8deea6cb407a72a0b.jpg)
地味ながら、楚々とした風情の花です。
実は、花の名前はずっと前から知っており、気になっていました。
・・・というのも・・・
鎌倉には「雪ノ下」という地名がありまして、
その昔、親に連れられ鎌倉を歩いていた頃から
すてきな地名だなぁと、幼いながらに感じていたからです。
「雪ノ下」は、ちょうど、鶴岡八幡宮のあたり・・・
鎌倉観光で、必ず訪れる場所でしょう・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/eb/4e45f960cafead8f6d1759f37a414bdf.jpg)
じゃ、鎌倉の「雪ノ下」
地名と花は関係があるのかしら・・・
今は便利な令和の時代、早速ネットで調べてみると・・・
(鎌倉市HP「地名由来」より)
「雪ノ下」の地名の由来は、
「源頼朝の食事に雪を出すため、雪を貯蔵しておく雪屋(ゆきや)を
今宮(八幡宮の裏)あたりに保存したため」とありました。
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(鶴岡八幡宮)
なるほど!
さらに、「『ゆきのした』という草が多くはえていたから」と
もうひとつの説も!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/32/1b20d3f2f1bbdb5b4c0977ff4b8864c0.jpg)
源頼朝の時代から、鎌倉に咲く「雪ノ下」・・・
北条政子や大姫も、この花を愛でたでしょうか・・・
花の名前と地名、どちらが先だったのかしら・・・
そんなことを妄想し、ひとりニマニマした次第でございますw
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おつきあいいただき、どうもありがとうございました。
今朝も、こちらは激しい雨が降っております。
どうかこれ以上のことが起こりませんように・・・
皆様も、お気を付けてお過ごし下さいませ。