ようこそ「LENTO」小路へ

旅にお出かけ、おいしいもの、そして日常。「LENTO」(ゆっくり、のんびり)に、いきましょう♪

「雪ノ下」花と地名と・・・

2021-07-05 | 日々のこと
おはようございます。
本日は、花と歴史と、鎌倉と・・・という三題噺?
どうぞ、おつきあいくださいませ。



少し前になりますが・・・
鎌倉のお寺・浄智寺にお参りしたときのこと。
やぐらに向かう小道の岩肌に、白い小さな花が、ひと群れ、ふた群れ・・・

(「やぐら」について→「歴史さんぽ~中世の面影」)

白い花びらは、下の2枚が長く、上の3枚が短い・・・
ひらひらと舞うような不思議な形です。
湿気の多い緑の岩場に、白い花が、ことのほか目立ちます。

あとで調べてみると、「雪ノ下」だとわかりました。



ああ、これが「雪ノ下」・・・



地味ながら、楚々とした風情の花です。
実は、花の名前はずっと前から知っており、気になっていました。

・・・というのも・・・

鎌倉には「雪ノ下」という地名がありまして、
その昔、親に連れられ鎌倉を歩いていた頃から
すてきな地名だなぁと、幼いながらに感じていたからです。

「雪ノ下」は、ちょうど、鶴岡八幡宮のあたり・・・
鎌倉観光で、必ず訪れる場所でしょう・・・



じゃ、鎌倉の「雪ノ下」
地名と花は関係があるのかしら・・・

今は便利な令和の時代、早速ネットで調べてみると・・・

「雪ノ下」の地名の由来は、
「源頼朝の食事に雪を出すため、雪を貯蔵しておく雪屋(ゆきや)を
今宮(八幡宮の裏)あたりに保存したため」とありました。


(鶴岡八幡宮)


なるほど!

さらに、「『ゆきのした』という草が多くはえていたから」と
もうひとつの説も!



源頼朝の時代から、鎌倉に咲く「雪ノ下」・・・
北条政子や大姫も、この花を愛でたでしょうか・・・
花の名前と地名、どちらが先だったのかしら・・・

そんなことを妄想し、ひとりニマニマした次第でございますw

********************************
おつきあいいただき、どうもありがとうございました。

今朝も、こちらは激しい雨が降っております。
どうかこれ以上のことが起こりませんように・・・
皆様も、お気を付けてお過ごし下さいませ。

コメント    この記事についてブログを書く
« 夜明けの庭で | トップ | 次の記事へ »