
一橋大学セミナー「生殖における技術と社会」が終了しました。四人の講師が日本、韓国、中国、台湾の生殖に関わる技術のあり方をそれぞれ論じ、最終日に皆でディスカッションします。私は先週4日に、中国の計画出産について話し、9日は全講師が参加した総合シンポジウムでした。
生殖技術の問題をアジアの共通性と多様性に留意して比較の視点をもって考察することの必要性、それぞれの地域の歴史と文化の特徴と先端技術の選択のされ方との関係など、重要な論点がいくつも出てきた実り多い企画でした。各地域と欧米とを比較するだけでなく、アジア間の比較は、大変必要なことかと思います。私たちの論文集『アジアの出産と家族計画』の出版ももうすぐで、宣伝してきました。
このセミナーは、院生が企画して認められれば大学が経費を出すというもの。市民や他大学の学生などにもオープンです。このような企画を立てる元気な院生に出会えたことも嬉しかった。私は出かけた日が二日とも雪⛄️で、風邪が完治してないので疲れてしまいましたが、収穫もたくさん。
