中国ジェンダー史科研&東洋文庫現代中国研究資料室ジェンダー研究班の共同研究グループで、9月21日、日本大学文理学部百周年記念館で標記のシンポジウムを開いた。
中国の伝統社会の家族構造を見事に説明する滋賀秀三『中国家族法の原理』の論旨を基本的に認めつつ、そのような中国の伝統家族の理念型が歴史的にどのように形成され、どのような範囲で適用できるのかを、ジェンダー視点に留意しつつ具体的に議論していこうとするものだ。
やってみたら、大変たくさんの発見があった。
この日の報告と議論を通して、滋賀「中国家族法」の適応できる時期・論理的な問題点・朱子学との関係などなどについて、非常に重要な論点がいろいろ明らかになってきた。
翌22日の研究会での張国剛主編『中国家庭史』全5巻の検討も併せて、中国の家族構造の変化を古代から近現代まで見通して、どのような変化があったかについての共通認識を作っていけそうな気がしてきた。
何より大変エキサイティングで楽しい議論が出来たので、また続きをやりたい。
素晴らしいご報告をいただいた先生方、議論に参加して下さった皆さん、事務局の方たち、どうもありがとう。またよろしくね。
シンポジウムのプログラムは以下の通り。
趣旨説明 小浜正子(日本大学)・五味知子(日本学術振興会特別研究員)
報告1 吉田浤一(静岡大学名誉教授)「中国古代の『家父長制』」
報告2 大澤正昭(上智大学)「唐宋変革と家族」
報告3 佐々木愛(島根大学)「母の祀り・妻の祀り-祖先祭祀論から「中国家族法の原理」を再考する」
コメント:下倉 渉(東北学院大学)・豊島悠果(神田外語大学)
総合討論
中国の伝統社会の家族構造を見事に説明する滋賀秀三『中国家族法の原理』の論旨を基本的に認めつつ、そのような中国の伝統家族の理念型が歴史的にどのように形成され、どのような範囲で適用できるのかを、ジェンダー視点に留意しつつ具体的に議論していこうとするものだ。
やってみたら、大変たくさんの発見があった。
この日の報告と議論を通して、滋賀「中国家族法」の適応できる時期・論理的な問題点・朱子学との関係などなどについて、非常に重要な論点がいろいろ明らかになってきた。
翌22日の研究会での張国剛主編『中国家庭史』全5巻の検討も併せて、中国の家族構造の変化を古代から近現代まで見通して、どのような変化があったかについての共通認識を作っていけそうな気がしてきた。
何より大変エキサイティングで楽しい議論が出来たので、また続きをやりたい。
素晴らしいご報告をいただいた先生方、議論に参加して下さった皆さん、事務局の方たち、どうもありがとう。またよろしくね。
シンポジウムのプログラムは以下の通り。
趣旨説明 小浜正子(日本大学)・五味知子(日本学術振興会特別研究員)
報告1 吉田浤一(静岡大学名誉教授)「中国古代の『家父長制』」
報告2 大澤正昭(上智大学)「唐宋変革と家族」
報告3 佐々木愛(島根大学)「母の祀り・妻の祀り-祖先祭祀論から「中国家族法の原理」を再考する」
コメント:下倉 渉(東北学院大学)・豊島悠果(神田外語大学)
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