つれづれなるまま(小浜正子ブログ)

カリフォルニアから東京に戻り、「カリフォルニアへたれ日記」を改称しました。

帰国

2014-08-25 10:53:36 | 日記
 昨日は自由行動日で、学生たちは北京の中心部に出かけて買い物などを楽しんだ模様です。最後なのでもうお腹コワしてもいいとばかり、これまで我慢していた屋台の串焼き羊肉に挑戦した学生もいました。大変おいしかったとか。
 これで、日大文理学部の今年度北京語学研修は全ての日程を終了しました。
 今年の学生は、大変真面目に勉強に取り組み、若くて熱心なクラス担任の先生方のおかげもあって、この間の中国語の力の進歩を実感しています。昨日の自由行動の際には、最初は緊張していた買い物などの会話も、ずいぶんスムーズにできたようです。これをはじめの一歩として、今後もそれぞれに中国との縁を深めてくれることを期待しています。
 今日の午後便で帰国します。大きな事故も病気もなくここまで来てホッとしています。最後まで気を抜かずに気をつけて帰ります。 

修了式と謝恩会、その前にテスト!

2014-08-23 08:43:40 | 日記

(北京大学中文系の前で、修了証書を手に)
 今日は語学研修のまとめの日。まず午前中に修了テストがありました。会話のテストは、ひとりずつ作ってきた文章を先生の前で読み上げます。続いて筆記テスト。出来はどうだったか、それぞれに期すものがあったようです。
 一段落して、午後に修了式がありました。めでたく全員が合格し、中文系主任の先生から一人ずつ修了証書をいただきました。
 つづいて、この間お世話になった北京大学の先生方を招いて、謝恩会を開きました。豪華なレストランで会食し、学生がこちらで練習してきた中国語の早口言葉、歌などの出し物を楽しみました。圧倒は第三班の少林拳。班員である全日本チャンピオンの指導の下、三週間でよくできるようになったと感心。チャンピオンの演技も堪能しました。
 宴たけなわになって、若いクラス担任の先生のおちゃめな一面を見て盛り上がったり、感謝のお花を喜んでいただいたり。思い出濃い三週間の名残は尽きません。
 北京語学研修は、明日の自由行動の一日を残すのみとなりました。明後日には、皆で元気に帰国します。



 

最後の授業

2014-08-22 08:17:30 | 日記
 北京語学研修も終わりに近づき、今日は最後の授業でした。
 熱心に授業を担当して下さる先生のおかげで、学生たちは日ごとに中国語の力がついていることを実感しています。
先生の宿舎を訪れて、その本の多さに圧倒され、書法を習ったり、奥様の琴を聞かせて頂いたりして中国の若い文人の風格に感じ入った学生も。
 明日は午前中にまとめのテストなので(この語学研修は日本大学の正規の授業なので、この結果で単位がつきます)、学生達は会話と筆記のそれぞれを準備しています。そろそろ残り少なくなった北京の時間を惜しむ気持ちになってきました。

盧溝橋と抗日戦争紀念館見学

2014-08-20 08:39:47 | 日記
 
 今日は最後の文化講座で、盧溝橋とそのそばにある中国人民抗日戦争紀念館を見学しました。
 盧溝橋は、古くから北京の西の入り口となってきた永定河にかかる橋です。元の時代、ここを訪れたマルコ・ポーロがその美しさを称えたことからマルコ・ポーロ・ブリッジとも呼ばれ、年を経た石造りの獅子が欄干に並んで北京を訪れる人を迎えます。
 1937年7月7日、この橋のそばの河原で演習していた日本軍と中国軍との間に衝突が起こりました。盧溝橋事件(七七事件)です。これが1945年8月の日本の無条件降伏まで8年間に及ぶ日中戦争(中国での呼び名は抗日戦争)の引き金となりました。抗日戦争紀念間は、その間の中国人民の戦いぶりと日本軍の侵略による被害を示すもので、日本で言えば広島の原爆資料館と似たところもあります。学生は、戦争の生々しい記録や写真に心を痛めながら展示を見て回ったようです。
 私たちは、日本の学生が中国にとっての抗日戦争がどのようなものかを知ることは、今後の日中関係を作っていく上で必要なことだと考えて、ここの見学を語学研修の中に組み入れています。毎年8月は日本と同様、中国でも戦争を振り返る時期でもあるので、テレビでも抗日戦争のドラマなども流れています。今日感じたことを、今後、さまざまな方面で中国の人々との関係を築き深めていく上での、ひとつの土台としていってくれればと思います。


放課後のスポーツ

2014-08-19 08:03:03 | 日記

 午前中に授業が終わって、昼食をそれぞれに取ってから、スポーツをする学生もいます。校内には陸上トラックや各種のコートがあり、基本的に学生は自由に使えるので、こちらの学生に混じって思い思いに身体を動かせます。今日は何人かでバスケをして汗を流しました。ちなみに中国でもバスケは大人気。日本のアニメ<スラムダンク>を見て育った世代がバスケをして、アメリカのプロリーグNBAで活躍する選手なども出てきて、そうした選手の写真のトランプの土産物もあって、あこがれの選手の写真がたくさん写ったトランプを買った学生はとても喜んでいました。
 卓球も変わらぬ人気で、中国語のクラス担当の先生の一人は強い選手だというので、手合わせしてもらった学生もいるようです。
 今年の学生の中にはカンフーの達人もいて、語学研修の期間中に彼女にカンフーを習っている一団も。こちらでは、大学のコートやら公園やらで身体を動かす場所が身近にあるのが嬉しいです。

最後の週が始まりました

2014-08-18 00:47:36 | 日記

(写真は北京大学の構内を通学する日大の学生)
 北京語学研修は、三週目-最後の週に入りました。学生はこちらでの生活にもある程度慣れ、午前中の授業を中心とした生活もそれなりのリズムができています。こちらでは、中国の大学のやり方にならって、午前中に4コマの授業があります。会話が2コマ、文法・作文が2コマで、2コマあわせて80分を一人の先生が担当します。
 午後は自由時間で、街へ出かけたり、授業の予習復習をしたり。食事は自分で解決しなくてはならないので、大学の食堂や付近のレストランで、中国語で注文して食事にありつくのがもっとも身近な鍛錬です。北京にも吉野屋やケンタッキーなど、日本でもなじみのチェーン店もあり、どこか中国化した「いつもの味」も味わえます。最近では洋風のカフェもあちこちにできて、コーヒーやスパゲッティなどもあり。しかしなんといっても一番多いのは地元の中華料理の店。学生達は、入った店のメニューを見ながらどんな食べ物かを想像して、いろいろな味に挑戦しています。

日曜日

2014-08-17 00:41:36 | 日記
 二回目の自由行動日の日曜日です。
 円明園へ蓮の花を見に出かけたグループあり、什刹海へ行ったグループあり、動物園組もあり、宿舎の周辺でスポーツや調べものの日にした学生も。
 心配だった体調も、おおむね疲れが取れたようで、みな元気な表情に戻りました。
 夕方、数人の学生と宿舎のそばの山西刀削麺の店へ。これが大正解で、どの種類の麺も大変好評でした。近くにまたひとつ、早い・安い・おいしいの三拍子そろった店を見つけて、北京暮らしがどんどん楽しくなっていきます。

故宮・天壇参観

2014-08-16 08:44:42 | 日記

 二週目の土曜日は、故宮と天壇の参観に行きました。
 バスを降りて天安門広場を通り、まずその人の多さに圧倒。革命英雄記念碑などの故事を思いつつ巨大な毛沢東の写真の掲げられた天安門をくぐって故宮に入ります。
 故宮はとにかく広い! 石畳の中庭に文武の百官が整列したところを想像しながら、太和殿などの建物に進みました。それぞれにみたい場所を見ながら北側の神武門まで進んで集合。故宮の規模と雰囲気を体感しました。帰ったら、ちょうど上野の博物館で開催中の台湾の国立故宮博物院の文物展覧会を見に行こうという学生も出てきて、さらに理解が深まることでしょう。
 昼食後、天壇へ。明清の皇帝が天を祀ったところで、やはりスケールの大きな広い場所です。よく晴れた大変暑い日だったので、みな疲れたようですが、充実した一日になりました。
 この数日、比較的頑健な学生が疲れがたまったのか体調を崩していましたが、この日に備えて休養を取って、全員で出かけることができました。一日炎天下を歩いて、疲れましたが、今夜も良く休んで、明日の日曜日は、あちこちに出かけるつもりのようです。

京劇鑑賞

2014-08-14 00:08:26 | 日記

 23日間の北京語学研修も中間日になりました。初期の風邪で中文系の隣の北京大学付属病院(大病院でした)に診察に行った学生がいる程度で、大きな問題なく、みな元気にやっています。
 熱心に授業してくださる先生方のおかげで、学生も授業を楽しみつつ中国語の力がついてきているようです。最後に行う謝恩会へ向けての練習や準備も進んでいる模様(でも出し物は当日まで秘密なので、具体的にはわかりません)
 今日は北京駅近くの湖広会館へ京劇の鑑賞に行きました。演目は『水滸伝』から扈三娘の活躍する場面と、項羽と虞美人の覇王別姫でした。派手やかな舞台での切れのいい立ち回りに学生たちはすっかり魅了されたようですが、演目の元の故事を知らない学生が多いようなのは残念。この機会に学習して興味の幅を広げてほしいと思います。