同僚である日本大学文理学部中国語中国文化学科の近藤直子先生は、8月28日早朝、癌のため逝去されました。つつしんでご冥福を祈り哀悼の意を表します。
近藤先生は、現代中国の作家・残雪の作品の翻訳・紹介を主要な仕事として取り組まれてきました。学生にはつねに「自主的に考えて行動するみずからの主人たれ」と説いてやまない方でもありました。
今年度、65歳の定年で、職場での最後の一年となるはずでしたが、4月に体調を崩して休職され、そのまま復帰されることはありませんでした。あまりに早すぎるお別れに私たちも言葉がありません。
近藤先生のホームページ「現代中国文学小屋」(http://www.k2.dion.ne.jp/~kondo-n/)から、先生の施策と仕事を垣間見ることができます。
葬儀は親族のみの密葬で行われます。中国語中国文化学科では近く「お別れする会」を開く予定です。(追記:9月27日に行います。ご関係の方は学科までお問い合わせください)
真面目に授業や勉強をしていたとは言えなかった生徒ですが、近藤直子先生の授業だけは非常に面白く毎回授業を受けることが楽しみでした。
カフカや残雪の話をされていた記憶があり、本日先生のことをふと思い出して検索し、このブログにたどり着きました。
非常にショックで、残念です。
ご冥福をお祈りします。