誰かが動けば、誰かも動く。
上記の言葉も、タイトルの文字もブログの応援メッセージの中で見つけた言葉です。
昨日も、あづま総合体育館の1500人分に近いカレーの野菜カットの作業の手伝いと(実行班が現地で調理)福島高校体育館へお餅(あんこ・きなこ・ずんだ)を届ける班に参加。
とりあえず、飲食店関係の従事者(40~50歳の5名ほど)が主軸ですが、後は福大生だったり若者サポーター。 また民芸所属だと言う(福島出身で動かずにはいられなかったというI氏)などなど総勢20数名だったでしょうか。 後期高齢者は誘ったK氏と私だけ。
皆・・・何かしたいと思っている
でも・・・方法が分からない。
届け終わって帰ってきた話し合いの中で…いみじくも出たK氏の話が正に”切り札は君たち若者にかかっている”でした。 ↓がその一部です。
>かつては労働運動で生活権の安定を訴え、学生運動で世の中を変えようとしたりして、今のこの平和な生活に到っている。 君たちの政治参加(意識)が世の中を変えることが出来る。 もっともっと行動すべきだ…と言うような事でした。
そしたら、今の政治への不満も・今回のような出来事への対応ももっと身近なものとしての捉え方…方法が見えてくるのではないか???
行政として食事は提供しているとは言え、日の丸弁当やおにぎりやパンを配るだけではなく…せめて数日おきでも皆で好きなものを作って食べられる日があるとか、何か方策が出来ないものでしょうか。
一緒に行動した女子が1カ月の臨時雇用で災害対策の仕事に係わっていて・・・避難場所を訪ねて歩き耳にした事は、衣類・食事は満足とはいかなくても「○」…下着・靴下の新しいものが欲しいと言う事だそうです。 それから、ボランティアの形も子どもたちと話す・遊ぶなどの心のケアが大事になって来ることなども。。。
昨日「あづま総合体育館」に我がボランティアの中の方の伝で、アントキの猪木さんが激励訪問してくれたそうです。 子どもたちも「1・2・3・ダー」にサインを貰ったり元気を貰い喜んだとの事。 福島高校の方も予定していたのですが、時間の関係で残念ながら訪問はありませんでした。
夜…風呂に入りながら(お水が出たとはいえ・大変だった時期を思うと毎日は入れません)避難所の子ども達を呼んで入れてあげる事が出来たらどんなに喜ぶだろうと、しみじみ感じ入りながら感謝の床につきました。
追記・・・今・地方新聞で携帯電話の大手ソフトバンクの孫社長が、昨日県の災害対策本部を訪れ知事に会い…震災による被害者全員に携帯電話などの情報端末の無償貸与を申し出た事を知りました。 こうした行動(勇気)の輪が広がることを期待してやみません。
郡山を拠点にボランティア活動をしているハートネット福島さんでは、ユニクロさんから支援を受け、8,000点の衣料品を被災地に向け提供しています。(ハートネット福島さんは阪神淡路大震災の時に現地に赴き、実に根っこを見据えた活動をした団体です)
ここにも、靴下、下着が含まれています。残念ながらその数は満足に揃っているとはいえないようですが、過去の経験から、それらの物資が被災地と被災者には重要だということを彼らは知っており、いち早くそれらの物資調達に乗り出しています。
これからは持久戦です。復興には10を超える年数が必要でしょう。こと、福島県は原発事故の収束を待たなければ復興に勢いを付けられないので、更に時間がかかるでしょう。
得意分野を持ち寄り、出来る人が出来ることをやる以外ない。じっくりやるしかない。
で、これとは別に、県や国レベルで大きく、スピーディに「補償」をしていかないと体力のない農家や企業や生活弱者が立ち上がれないほどのどん底に落ち込んでしまう。
この辺の匙加減をきちんとできるリーダーが今は早急に求められていると思います。