ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

神戸ドライブ

2018-11-30 10:00:52 | 外出&食い意地
先月下旬、
奈良からスーちゃん(←仮名です)とご夫君ゆうさん(←仮名です)が、
愛犬陽菜(ひな)ちゃんを連れて遊びに来てくれました。
スーちゃんは高校時代のクラスメイト。
当時はあいさつするくらいだったのに、
30年ぶりの同窓会がきっかけで親しくなりました。

なんと、私たちは結婚記念日が同じ。
入籍した年月日が同じなんですよ。
私とシロクマ相方は晩婚カップル。
だから同じ日に籍を入れたカップルが身近にいることに驚きました。

先日の結婚記念日は、
パートナーに見事に忘れられ、何のお祝いもしなかったところまで同じ。
(つけ加えると、酔っぱらいのクマが帰ってきたのは午前0時直前でした)

どこともそんなもんですね。

それをボヤける仲間がいることは良きことかな。


話を戻して。
今回は芦屋でランチ後、六甲山へドライブ、というプランでした。


ランチは『カフェリュシェット』さんで。
桜並木の通りに面してお洒落なお店が連なる一角にあります。

お向かいにはイタリアのお菓子とデリ、カフェ、レストランの『アマレーナ芦屋』さんがあり、
リュシェットさんでオーダー後、
アマレーナさんの美味しそうなお菓子をのぞきに行ったりしました。

戻ってくると、
ゆうさんと陽菜ちゃんがなんだかほっこりいい感じ。



(テラス席は犬オッケー。お水も出していただきました)


(お行儀よい陽菜ちゃん。背景右がアマレーナさん)


(私がいただいたのはスコーンのプレート)


(スーちゃんのクロックムッシュも美味しそうでした)

食後のお散歩を兼ねて、
評判の良いオーガニックドイツパンのお店へ。
とことこ歩く陽菜ちゃんの後ろ姿が身もだえするくらいかわいい。


(『ベッカライ・ビオブロート』さん。
予約しないと入手困難なパンも多し)

登山に持っていく食料として、
ドイツパンはとても便利です。
材料も厳選されたこちらのパンは大変美味しいからふだんでも食べたい。

ですが芦屋価格、
そんなに頻繁には買えません。

今日は特別、特別。


(陽菜ちゃんは外で待機中)

その後、六甲山へ。

まずは六甲ガーデンテラス。
眼下に関空から明石海峡まで見渡せるパノラマが広がります。


(見晴らしのデッキにて。
中国からのお客さまにも陽菜ちゃんは人気)

この時期、六甲山のあちこちで、
六甲ミーツ・アート』の関連イベントをやってたのですが、
いまはもう終わってますね、アップが遅くてスイマセン。



(秋風にススキがそよぐ『自然体感展望台 六甲枝垂れ』。
犬連れは入れないので写真だけ)

天覧台へ移動すると、
六甲ミーツ・アーツ関連の展示がありました!

(天覧台、『TENRAN CAFE』のお隣で展示のオブジェ)

かわいい動物のオブジェは一度心ないやからに壊されたのですが、
制作者笠井さんの尽力により復活しました。

その笠井さんにお会いできたのですよ。


(展示再開できた作品を見守る笠井さん。
カッコよくて気さくなアーティスト)


(ゆうさん&陽菜ちゃんも同じ角度で撮ってみた)

このオブジェ、ずっとの展示になれば素敵ですのに。

ここでも陽菜ちゃんはモテモテでした。
このオブジェを見にいらした方々なら、
かわいいものには目がないでしょうからね。

おばさんも鼻が高いですよ。


下界へ戻って、
カフェでお茶をしてお開きとなりました。


(『マザームーンカフェ』さんもテラス席は犬オッケー。
犬連れさんが多かったです)


スーちゃん、ゆうさん、陽菜ちゃん、
遠いところをありがとうございました。
おかげさまでふだんはひきこもりのこのカラダに、
秋の澄んだ空気と血中犬濃度を充填できました。


11月も今日で終わり。

9月のアメリカ旅行のお話も中途半端で、
10月の鹿児島登山旅行も、
今月の母とのソウル旅行も何も書けずにいますのに。
明日からもう12月って。
こんなに出かけることは、
この先、未来永劫ないかもしれませんのに。
(だから言うだけ言ってみたかった)

早すぎる時の流れに戸惑うばかり。


…というひきこもりの毎日に戻っております。


ご覧いただきありがとうございました。

芦屋で再会

2018-11-16 19:20:42 | 外出&食い意地
ご無沙汰しております。

10月にシロクマ相方と鹿児島旅行で登山ざんまい、
先週は奈良の実家の母を伴い、ソウルへ行っておりました。

お教室やセミナーの類にも結構参加しております。


普段ひきこもりな分、
外出して写真をたくさん撮ると、
キャパオーバーで整理できず。

書きとめておきたいことは沢山ありますのに、
更新が滞る…という事態に陥ります。

アメリカ旅行も記録しておきたい。
(本人の記憶があいまいになるので。笑)

…ぼちぼち更新していきます。


おととい、
シアトルでお世話になった、
omiさん宅の居候夫人のアキさん(←仮名です)に再会しました。

「シアトルでお世話になった」は、
omiさん、アキさん、その両方にかかっております。
おふたりともにとても良くしていただきました。

アキさんとは年齢が近いこともあり、
彼女が最近まで神戸に住んでいたとか、
ご夫妻に子どもがいないとか、
実は英語が得意じゃないとか、
私との共通点もいくつかあって、
これからどこで、どんなふうに生きていくか、
みたいな話題で滞在中はよくお話ししました。
再会を誓ってお別れ。

そのアキさんが一時帰国のお忙しいなか連絡をくださり、
芦屋でブランチを…となりました。



オー・ボン・サンドウィッチ・ビゴ』、
今年お亡くなりになったビゴさんの、サンドイッチのお店です。
鴨やらホワイトアスパラやら、
他ではあまり見かけないような具材を挟んだサンドイッチがたくさん。
目移りして選べません。

パンにはこだわりのあるアキさんによると、
アメリカには実は美味しいパン屋さんがなかなかないらしい。
あるのかもしれないですけれど、
ほら、アメリカって広大ですからね、
神戸みたいにどこでも手軽に美味しいパンを手に入れるのは難しいのでしょう。

神戸のパンってほんとにレベル高い。
しかも東京と比べるとそのお値ごろ感ったら。
神戸のお隣、芦屋もそのあたりは同じ。



(結局選んだのは地味なパン。たっぷりカフェオレと)

たっぷりのカフェオレが足りなくなるくらい、
たっぷり2時間半、お話ししました。

肩ひじ張らず自然体で、
慣れない地で職を得て、強く生きている印象のアキさん。
私より年下ですのに、
そのお話はタメになることが多い。


ふたりの意見が一致したのは、
「中南米、南米のひとたちは何であんなに楽観的で前向きなんだ!」
「きっと人生、いまを楽しむことしか考えてないからだ!」
「幸せだよね」
「うん、あれは見習いたい」

ほんと、あの人たちって底なしの明るさ。
うらやましい限りです。
お気楽な私もあそこまではないわー。
見習いたいわー。


アキさん、残りの滞在を楽しんで。
気をつけてお帰りを。
向こうの生活も存分に楽しんでください。

また会いましょう。


ご覧いただきありがとうございました。

本当の「あお」に出会いに

2018-10-07 16:11:26 | 外出&食い意地
キンモクセイが香る季節になりましたね。


(本日、スーパーに行った帰りに見つけました)

ずっと行きたかった『東山魁夷展』、
京都での開催期間がいよいよ終わりに。
次の開催地、東京まで追いかけるのはちょっと。

8月31日に夏休みの宿題を泣きながらするのが恒例の小学生でしたからね、
この時期になって「行かねば」という気になりました。

昨日、同じく行きたがっていたシロクマ相方をはやし立てて行ってきましたよ。
彼は自室に複製画を掛けているくらい魁夷先生の絵が好き。

最終日が迫って連日かなりの混雑の様相とか。
入館するのに、
うねうねとした長蛇の列に長時間並ぶのはいやです。
ぎゅうぎゅう詰めで鑑賞するのはもっといや。


(情報収集、情報収集)

「日曜の朝一番に行こうよ」という相方を説き伏せ、
「今日行きましょう!夜、観ましょう!」
と、その日突如のプラン実行となりました。

チケットは駅前のショップで前売券を入手。
ぬかりありません。

なんでこの行動力が、
間際にならないと発揮できないのか。


(鮮やかな平安神宮の鳥居が目印の岡崎公園。
左が京都国立近代美術館、写ってないけど右に京都市美術館)

午後5時半過ぎに到着。

すいてますよ!


(本当の「あお」をみせてくれ)


美術展、私は特に観るのが遅い。
対して、相方は早いと思われる。

予想はしていたけれど、

まさか彼が、
たったの25分で鑑賞終了とは。


警備員の巡回か?


「すべての絵は、すでに僕の心象風景のなかにあるから」



じゃあ、来なくて良かったのでは?


私は2時間以上かかりましたよ。


圧巻の『唐招提寺御影堂障壁画』が、
すいているおかげで絵によってはひとりじめ状態で観賞できました。

すでに鑑賞を終えて退出している相方が、
急かさずに待っていてくれたおかげでもあります。


突然の企画だったので、
晩ごはんの予約などもしておらず。

京都で美味しいものを食べようと思うと、
ずいぶん前から目ぼしいお店に予約するか、
お金に糸目をつけずに奮発するか、
長時間並んで人気のお店に入るか、
そのどれかだと思うのですが、

どれも無理だったので、
なのに「食べて帰りたい」と相方が言い出したので、

京都伊勢丹10階の『京都拉麺小路』の、
いちばんすいているお店でサクッとラーメンをいただくことに。

私たちが入ったお店から外を見ると、
お隣のお店は長蛇の列でした。

(『ますたに』さんの行列には外国からのお客さまも多し)



(お店でラーメンを食べるのは今年初めてかも)

すいているお店なんですもの、
感想なんて聞くまでもないことでしょう。


『東山魁夷展』はとても良かったです。
これこそ感想を書くのは差し控えたい。


ご覧いただきありがとうございました。

いまさら国宝展

2017-12-21 12:21:46 | 外出&食い意地
秋も深まる頃、
奈良の実家の母を誘って、
京都国立博物館へ『国宝展』を見にいってきました。



…11月の記事がまだ続いております。
年内に終わるのかなあ。

ⅠからⅣまである会期のうち、
私たちは相談してⅣ期に行きました。

『伝源頼朝像』とか尾形光琳の『燕子花図』とか円山応挙の『雪松図』とか、
教科書で見たことのあるような有名なのが多かったので。

ええ、
私たち親子の芸術鑑賞レベルなんて、そんなものですよ。

私たちのような庶民だって見たくなるような美術展、
それはそれは連日大盛況の様子でした。
入館するにも長時間並ぶことになるみたい。

平日狙いは当然として、
高齢の母を疲れさせないよう、先手必勝!

開館より15分ほど前に到着したのにすでに人、人、人。


(外の列もトグロを巻いてますが、館内にもトグロが見えてます)

国宝たちにたどり着くまで半時間以上並びました。

それでも見学中、外は1時間待ち、1時間半待ち…となっていったので、
作戦は成功と言えますかね。

中に入っても混み混みで、どこもここも人だかり。
やはり母にはキツかったもよう。

でもここまで来たんだから、しっかり見ないと!
関西での開催は41年ぶりだというし!


コレね、
前半は仏像やら仏画が多くって。
人混みに圧倒されながら、
小柄な母が背伸びして国宝を見てみると…

仏画・帝釈天と火天(西大寺所蔵)
「なんや、奈良へ帰って見たらええやん」

十一面観音像(奈良国立博物館所蔵)
「奈良でいつでも見られるやん」

広目天立像(法隆寺所蔵)
「〇〇ちゃんち(←いとこです)に行った時、見て帰ったらええやん」

梵天立像(唐招提寺所蔵)
「△△さん(←兄ヨメです)の実家へお野菜届けた時に見られるやん」

神功皇后坐像(薬師寺所蔵)
「これもそん時でええわ」

銅板法華説相図(長谷寺所蔵)
「…近所やん」

なんだか燦然と輝く国宝のありがたみが…。

国宝の所蔵を都道府県別に調べると、
1位:東京都、
2位:京都府、
3位:奈良県、
となっているのですが、
そして上位3都府県で総件数の6割を占めるらしいのですが、

134件指定されている彫刻に限ると、
1位:奈良県74件、
2位:京都府38件、
3位:大阪府と和歌山県の各5件、
と、半数以上が奈良県にかたまっているのですよね。

うーん、
子どもの頃から遠足やら家族のレジャーやら、
お寺や神社によく行ったものだけど、
国宝に囲まれて暮らしていたわけですね。
たぶん、過去にだいたい見てるはず。


でも!

楽しみにしていた絵画部門は期待以上でした。
彫刻部門だって、
こんなに一堂に会したのを見ることってもう生涯ないでしょうし。

うん、来た甲斐ありましたよ!


(博物館2階から。お向かいの三十三間堂の屋根が見えます)

さ、
芸術の秋を堪能したら、
食欲の秋ですよ。


(黄色い葉っぱがいい感じですね)

祇園末友』さんの予約が取れたのですよ。

私はむしろこちらの方を楽しみにしていた、
と言っても過言ではない。
(と言って威張ることでもない)


(むかごのおこわ)


(八寸の入った籠が秋らしい。壁には菊の花)


(ちまちま盛られた八寸に目がキラキラ)


(蒸した鯛と聖護院かぶのお椀)


(鯖きずし。和食は器が楽しいですね)


(芋茎とかにみそ…だったかな)


(焼き物はうおぜ)


(記憶喪失…好みのまったり系蒸しものだったかと)

かぶら蒸しとか蓮根まんじゅうとか、
でんぷんでかたまったものにあんをかけたお料理に目がありません。
これもその類でした。


(かまどで炊いた美山の新米コシヒカリ)


(おかわりはおこげ付きで)


(キイチゴのシャーベット)

いつもみなさまにご馳走になってばかりの私ですが、
この日は母をおもてなし。
滅多にないことです。

とても喜んでくれてよかった。


「どのお料理もとても美味しかった」と。


そうでしょう、そうでしょう。

そんな会話をしている間、
向こうの方で電話の話し声が。

夜のご予約が入ったようです。

母も耳を澄ませています。


「私も夜に来てみたい」


それは無理。



無邪気な母の爆弾発言に、
ムスメは息の根が止まるかと思いました。


「ええ、ぜひお越しください。
趣向を凝らしたお料理をご用意しています。
夜の方がゆっくりしていただけると思います」

お店の方、無理ですから。
お昼だから来られたんですよ。

高齢者は夜が早いってことで。


ご覧いただきありがとうございました。

打ち上げ気分で創作和食

2017-12-20 10:07:49 | 外出&食い意地
日曜早朝、
シロクマ相方の愛するめいっこゆうきさん(←仮名です)をハグして送り出し、
彼女は陸路で1日かけて岩手県の端っこまで帰ってゆきました。

滞在中、楽しんでもらえたみたいだし、
私もとっても楽しかったです。

でも、ひとさまを自宅にお招きして、
連日あちこち案内するというのは疲れるもの。
やっと終わって、打ち上げしたい気分です。

そういうタイミングでまたS嬢からお誘いが。
ビジネスパートナー、すーさん(←仮名です)とともに関西に出張中の彼女、
今日で無事すべての業務が終わったらしい。

日曜にあいているお店って少ない。
勇気を出して初めてのお店『福島 もう利』さんにお伺いしました。

こちら、お店の方の案内は親切丁寧だったものの、
当日のキャンセル料が100%だったり、
予約時間前後の到着に厳しかったり、
「◯時までにお店を出たい」というような融通が利かなかったり、
予約決意に至るまでのハードルが大変高かったです。

45秒ほどの遅刻に青ざめながら入店すると、
すーさん、S嬢、不二子ちゃん(←仮名です)、すでに全員がそろってました。

すばらしい時間厳守っぷり。

あなたたち、ついさっきまで仕事でしたよね?
やる気満々すぎやしませんか?

仕事はお休みの不二子ちゃんも、
マラソンでサポートを受けているスポンサーさんをアテンドしていたとか。

スポンサーがついているのか⁉︎

市民ランナーとはいえ、
3時間2分の記録と美貌、両方持つと待遇が違いますね。


厳しい条件を乗り越えた私たちを迎えたお料理の数々を紹介しましょう。


(イクラとか馬刺しとかのどぐろとかキャビアとかあん肝とか)


(記憶喪失)


(マグロ、キンメダイ、クジラのさえずり、鯛…かな?)


(お蕎麦。ムール貝のスープにつけていただきます)


(トリュフもりもりの記憶しかない←見たまんま)


(アワビとウニの蒸しもの…たぶん)


(美味しすぎるロッシーニ。粒々はカンボジア産黒胡椒)


(土鍋で炊いたポルチーニ鯛めし!鼻腔をくすぐる香りがたまらん)


(記憶喪失)


…紹介になってない。

総論、
どれもこれもとっても美味しかった!

結論、
こういう記事はとっととアップすべき

写真を見ても何を食べたか思い出せなくて、
記録の意味がどこにあるんだか。


楽しい夜でございました。
食べきれなかった鯛めしは、おにぎりにしてもらってテイクアウト。
翌朝シロクマ相方が美味しくいただきました。

「ナニコレ⁉︎美味しいねー!」って。

そうでしょう、そうでしょう。
ふだんの私なら絶対行けない心理的、経済的ハードルの高さのお店なんですから。

すーさん、S嬢、ごちそうさまでした!


ご覧いただきありがとうございました。