ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

追いつかない。

2016-11-29 01:35:49 | 習いゴト・趣味
11月は色々出かけてたのですが、記事にするのが追いつかない。


これは先々週のお茶のお稽古から。

今日のお花。

(ハナミズキ、椿は『初嵐』って名前)

この葉っぱのグラデーションの美しさ!

秋ですなあ。

秋って自然界こそ芸術的です。



今日のお菓子。

(虎屋さんのようかん『照紅葉』)

わかりにくいけれど、
色づいた紅葉のようかんが中に入っていて、透け具合がきれい。

秋ですなあ。

ようかんって、甘いばっかりだし、ねっちょりしているし、
昔は苦手だったんだけど。
私も美味しさがわかる年齢になってきました。
人並みに虎屋さんの美味しさもわかるようになってうれしい。

お懐紙はお土産にいただいた歌舞伎座のもの。

お菓子は他にも色々いただいてるんだけど、
写真を撮ってるのは私だけなので途中から自粛。
すると、何をいただいたかも忘れる、という。

お点前だって毎回新しいことを教えてもらってるけれど、キレイさっぱり。

季節ごとにお道具が細かく変わり、お点前の色々が変わるから、
こりゃ追いつかないわー。
覚えるのは永遠に無理。

初心を貫こう。(ちがう?)


そして、今日のそら君。

(お稽古中は追い出されてキッチンで待機)

ええ目つきや。

慕ってもらってるのか、
毎度スリスリゴロゴロしてくれます。
この目つきで。
それも味わいというもの。

血中犬濃度は満たされないけれど、
ケモノだから代替作用はあるみたい。

ありがたいわー。

ご覧いただきありがとうございました。

10月のお料理教室

2016-11-19 04:51:31 | 習いゴト・趣味
今さらかってところですが、備忘記録で残しておきます。

10月のイタリア料理教室、
とりあげた州は9月に引続き、ロンバルディアでした。
同じロンバルディアでも先月より北部のお料理だそうです。


お魚は…でないな。


この日、話題をさらったのはスペックという燻製の生ハム。
私は初耳でした。
あまり見かけませんよね。

先生がそれの原木(というのかな?)を半分購入なさったのです。




(ずっしりと巨大!)

私たち生徒にも譲ってくださいました。

早速、生ハムスライサーでスライス、スライス。





大変な盛り上がりを見せました。

スライスしたてをひとくち。
味も濃く、香りも素晴らしい。
生ハムよりこちらの方が私は好きですね。

ああ、お家で食べるのが楽しみです。


今月はこのスペックの出番がふた皿。

【アンティパスト:スペックとりんごをのせたクラッカー】

(甘酸っぱいりんごとしょっぱいスペックが合うのですよ。)

【プリモピアット:スペックときのこのリゾット】

(絶品!これを作ってみようと思います。
乾燥ポルチーニもお手頃価格でたんまり譲っていただきました。)


【今月のワイン】



【セコンドピアット:子羊のグリル、ゴルゴンゾーラソース】

(ラムとゴルゴンゾーラって濃いもん同士、
相乗効果でいかにも北っぽい重厚な美味しさです。
チーズは他にパルミジャーノも使ってます。
丸いのはブロッコリーのスフレ)


【ドルチェ:りんごと桃の小さなパイ】

(冷凍パイシートでお手軽に。
一部既成品でも十分美味しい。)

つけあわせのブロッコリーのスフレは何度か作りました。
簡単で美味しい。
これからの季節、温かいお皿に満たされます。


そして今は11月。


先日、私は…
冷蔵庫チルド室の奥に大事にしまっておいたあのスペックが、
忽然と姿を消していることに気がつきました。


やられたー。


貴重な生ハムやお高いチーズ、
油断してしょっちゅうやられてるんですよ、
自称マクロビアンのあの方に。


ご覧いただきありがとうございました。

正座が苦手

2016-10-29 09:06:53 | 習いゴト・趣味
お茶のお稽古、
私は勉強のために先生にお許しをいただいて、
写真を撮らせてもらっていました。
季節ごとに変わるお道具やその配置など、
とても覚えられないので。

けれど、それはタブーなようです。
他の生徒さん(といっても、ご自分の生徒を持つ先生)に教えてもらって知りました。
お軸やお道具など、写真で撮るものではありません、と。

知らないとは恐ろしいものです。

前回のお稽古写真は一部削除・差替えしました。)

今後はお花とお菓子だけでもご紹介できれば。
そこから季節を感じられるのがうれしいので。


(シュウメイギクとホトトギス)


(いとしの栗きんとん!)



20代の頃の怪我が元で、足首の可動域が狭くなりました。
きちんとした正座ができません。
お稽古でも変な座り方をしています。
正面から見たら正座だけれど、足の組み方がおかしい。

それがまた負担がかかるのか、
ひざまわりがおかしくなってきてる…とヨガで気づきました。

先日、ついにこれを購入。


(正座椅子。私の体重にも耐えられる小さくても力持ち)

こんなの使うなんて、おばあさんみたい?

だけど、足首やひざって年齢とともに劣化が特に進むパーツ。
旅行や遠出、登山やランニングなど、長く楽しみたいですやん。
足の耐用年数を延ばすことを優先しました。

お稽古で使うことについては先生もご快諾。
エラい先生なのに、
こういうお優しさというか、柔軟なところが大好きです。

これで、長い時間お客さま役をつとめても安心です。




(ケースはともかさんプレゼンツの巾着。
サイズ比較のため右に先日ご紹介したkindleを。)


ああ、でもこの正座椅子、
布地が派手すぎて、法事には使えないのかな。
しくじりましたか…。

ま、めったにないことだし、いいかな。


ご覧いただきありがとうございました。

半年ぶりのお料理教室

2016-10-15 08:24:14 | 習いゴト・趣味
シロさんの闘病生活とその後の喪失感で、
月に一度を楽しみにしていたイタリア料理教室からも足が遠のいていました。

9月なかば、久しぶりに参加しました。


国土が南北に長いイタリアには20の州があり、
州によって地理も違えば気候も違い、経済格差も大きいです。
だから食文化もずいぶん違うわけです。

私が通う教室では、
先生が毎月ひとつの州を選び、
その州の家庭料理を中心にコースを組んで、
半分はデモンストレーション形式で教えてくださいます。

9月はロンバルディアでした。
州都はミラノ。
そう聞くと北のほうって想像つく方も多いのでは。
北のほうは経済が発展して豊かですが、
ロンバルディアには海がなく、
海のある州との交易もそれほどなかったので、
お魚を食べる文化があまりありません。
(現代はそうではないでしょうけれど、
伝統的な州の料理にはお魚料理はあまりないです。)

また、トマトやオリーブの栽培地北限より北にあるので、
生のトマトやオリーブオイルも使いません。
(くどいようですが、伝統的なお料理では、ですよ。)

でも経済的に豊かな州だから、
お肉、たまご、乳製品はたっぷり使います。
ワインやチーズの種類も豊富で品質がいい。

そうなんですよね。

このイタリア料理教室、
夏の終わりとともに、
だんだんとテーマとなる州が北上していく。

私は南の州のお料理、
例えばシチリアの、
「メインはお魚。
オリーブオイルとトマトをふんだんに使って。
デザートはたくさん採れるレモンで仕上げましょう」
っていうような軽い、フルーティなのが好み。

北のほうの州は、
「パスタにはたまごを練り込み、バターソースで。
お肉もバターでソテーして。
バターとたまごたっぷりの焼き菓子にクリームも添えて濃厚に」
というような、聞いてるだけで胃もたれするようなお料理が多い。

若い頃はそういうのもwelcomeだったんですけど、
こう、年齢的にね。

アイアンストマックと呼ばれた無敵の胃袋も、
人並みに歳をとってきたということですね。

だけど、美味しいものは美味しい!
しかも先生のアモーレ精神で量もたっぷりサービス。
いただくのはしっかり消化できる午後の時間帯だから、
感謝していただきましょう!
(相変わらず作る方より食べる方に重心のある私)

【今月のワイン】


お料理が重めだからか、スパークリングワインでした。


【アンティパスト:チーズと温野菜のサラダ】



色とりどりの野菜と鶏むね肉、角切りチーズ。
チーズは現地ではビットで作るのですが日本では手に入りにくい。
代わりにお隣のベネト州のアジアーゴを使いました。

「残ったら、翌日はパニーニで食べると美味しいですよ」
と先生のアドバイス。

こんなゴージャスで美味しいサラダ、
わが家で作ったら、ひとたまりもありません。

残るもんですか。


【プリモピアット:リコッタチーズとほうれん草のニョッキ】



このニョッキはマルファッティという名前。
その一語でロンバルディアではリコッタチーズとほうれん草のニョッキを指すそうです。

材料のゆでたほうれん草は、
ギュッギューっと親の仇を取るかのように固く固く絞ります。
それでもリコッタも入ってるから、柔らかくて成形がムツカシイ。


バターと生クリームのトマトソースで。

おおーう。
これはぱくぱく食べられます。
リコッタチーズとほうれん草の組み合わせは鉄板ですね。


【セコンドピアット:栗を巻いた豚肉のロースト】

栗をお肉で巻く!
メインで食べる!
イタリアって、栗とかぶどうとか、
おやつに単品で食べるようなものをおかずにすることも多いです。

今日いちばん、どんなお味か楽しみにしていたひと皿。

自宅でも作ろうと、
イタリア産冷凍むき栗を譲っていただきました。

作り方は…
ポロねぎとパンチェッタ(塩漬け豚ばら肉)、ゆでたむき栗を刻んでソテーして、
マルサラ酒、塩胡椒で味付けしてさまします。

豚肩ロースのかたまりは、開いてたたいて伸ばして塩胡椒。

ソテーしたものをこのお肉でぐるっと巻いてタコ糸で縛ります。

それをまたソテーして、白ワインを加え、アルコールをとばしたら、
お湯を加えて、余熱したオーブンで焼くこと50分。



焼きあがったらお肉はアルミホイルに包んで15分ほど休ませ、
その間に煮汁はバターを加えて煮詰め、塩胡椒で味を整えます。

切りわけてソースをかけ、サービス。





これは…


絶対、作らんな。

いただいたイタリア産の栗は、
申し訳ないけれど栗ごはんにしよう

期待のお味は、

めちゃくちゃ美味しかったです。

ほっぺたが落ちる、とかそんな表現をしたい。
他の生徒さんもそろって顔がほころんでいました。

さすがお金持ちの州のメイン料理だな。

でもお家では作らない。

むりむりむり、絶対むり。

ごめんね、シロクマ相方。
ごめんね、わざわざイタリアからやってきた栗たち。


【ドルチェ:かぼちゃとアマレッティのトルタ】



アマレッティというのは、
アーモンドプードルのメレンゲクッキー。
向こうではポピュラーなようで、
今回のようにお菓子の材料として砕いて使うこともあります。
トルタというのはケーキみたいな焼き菓子。
型に入れて焼きっぱなしのお菓子全般のこと…かな。

かぼちゃのお菓子ってシナモンを使うものが多いけれど、今回は使わず。
代わりにイタリア人の大好きなオレンジオイルで香りつけ。
イタリアのお酒、グラッパも入って、
いつものかぼちゃケーキよりちょっとだけ大人っぽく、洗練されてます。

たっぷりのクリームをぼってり添えるあたり、
出たな、北イタリア、
お金持ちの州の食文化、って感じ。

北のほうの方は長身で見目麗しい方が多い。
みなさん、お若いときはスリムなのに、
中高年ともなると、それはそれは恰幅が出てきます。

それはこの食文化にあるようで。


マネしちゃいけないよ、私!

モンゴロイドの私がそんなに太ったら、
成人病まっしぐらだよ!

今回も美味しいものをたらふくいただいき、
たくさんおしゃべりして楽しかった。

大満足のレッスンは、
お料理の腕の上達とは完全に無縁です。

美味しいものをいただくしあわせ。
おしゃべりを楽しむしあわせ。

月に一度なら。
できるだけ通おうと思います。


ご覧いただきありがとうございました。

お茶も秋らしく

2016-10-07 01:55:54 | 習いゴト・趣味
昨日は日中ずいぶん暑かったのですが夜は涼しく、
最近、ようやく秋めいてきたように思います。
深まるにはまだまだだけど。

先週、お茶のお稽古に向かう途中、
住宅街の小径を歩いていたら、甘い香りが。


(キンモクセイが咲き始めていました。)

この香りをかいで、ああ秋なんだ、ってほっとしました。

9月からお濃茶のお稽古が始まったものの。

ムツカシイ。
全然覚えられない。

なのに翌週にはまっさらな私。
記憶障害?

きっとお濃茶のお点前を覚えた頃には、
お薄の方が忘却の彼方なんでしょう。

お濃茶ではお仕覆という巾着に入ったお茶入を使います。
その巾着の紐の結び方にもルールがあって、
まずそこからして覚えられない。


(先生が結んでくださったお見本)

うー。


(お見本を前に格闘中。これ、まだ準備段階)

もちろんほどき方にも手順があります。

うー。

中身が出せたらいいんちゃうん。

四十の手習い(しかも後半!)は何をするにもなかなかですよ。
先が思いやられますよ。


(お花はススキ、シロバナシュウカイドウ、大毛蓼、もうひとつは不明。
後日知ったのですが、お軸やお道具などを写真撮影するのはタブーだそうです。
お花はタブーじゃないような…。
私は勉強のためにお声をかけて、一部撮らせてもらってました。
当初UPしていたお軸やお道具の写真は差替え、削除しました。
私ってタブーまみれやってんやん…モノを知らないって怖い。)

この日はお菓子がかわいかった。

(ハロウィン!かぼちゃあんでした。美味。
うしろは他の生徒さんからいただいた鳴門金時のお菓子)

この年齢で始めたお稽古、
いつまで続けられるのか?
ほんとに上達したいのか?

習い始めるまで知らなかったのですが、
思ってたよりもずーっと出費がかさみます。

いやもう、びっくり。

趣味でいいの。
細々と(つまりは低予算で)楽しく続けたいの。

と、考える私には異世界でした。
踏み入っちゃいけなかったのかなあ。

先生のことは大好きだし、
お稽古はとっても楽しいんだけど。

必ずケモノに会えるのもポイント高し。


(先生の愛猫、そら君。ブリティッシュショートヘア男子。
お稽古中は締め出されています。)

ゆるゆる考えよう。


ご覧いただきありがとうございました。