母からの本日のメールによると、シロさん、いまだ体調不良。
5月3日のたけのこ掘りから、もう3日も経つのに。
どうも体調を崩した原因は、年甲斐もなくはしゃぎすぎたからではなく、暴飲暴食にあるらしいです。
…何の?
いったい、何をお召しになったの?
彼女は実家にやってくるまでは、さすらいの野良犬でした。
実家に来たときは、まだ子犬っぽさが残っていましたが、
薄汚れて、あばら骨が数えられるくらいにやせ、後ろ足を負傷している有様で、
子犬のあどけなさや生命力より、悲壮感や人生の黄昏時を感じさせる状態でした。
それから紆余曲折を経て、何ヵ月後かに実家で引き取ることになったのですが、
その時の獣医さんや訓練士さんの話では、生後1年は経っていないと。
逆算すると、ほんの子どものころから放浪生活をしていたことに。
そんな彼女が、衣食住のうちいちばん苦労したのが、当然、食べること。
だから食に対する情熱にはすさまじいものがあります。
彼女がわが家族の一員となって間もない頃の散歩で、
道路でひかれて、ひかれて、ひかれて、のしイカみたいになって干からびたカエルを、
つめでガリガリはがして食べたときには、さすがに私ものけぞりました。
(誤解のないように申し上げますが、ご飯は毎日、十分に食べてもらってます。)
飼い犬がペッタンコの干からびたカエルを食べるなんて、確かに気持ち悪いことです。
でも、苦労したんだなあ、ひとりでよくがんばったなあ、と目頭の熱くなる思いでした。
だから、かがんで精一杯よしよししてやりました。
そんな私の思いに応えようと、跳びかかって顔をなめようとしたときには、
とっさに叫んで、突き放してしまいましたが。
話を戻して、わが家族は、たけのこを実家の山で掘りました。
それをそのまま持って帰って家で皮をむくと大量のゴミがでるため、
その場であらかたむいて帰ることが多い。
まあ、山の持ち主はわが家族だから迷惑にならないし、
皮はそのうち土に返りますからね。
が、そのとき居合わせたシロさん、何を思ったのか、その皮をばりばり食べていたらしいです。
(誤解のないように申し上げますが、ご飯は毎日、十分に食べてもらってます。)
皆が呆然とするほどの食べっぷりだったとか。
っていうか、家族の皆さん、そんなに食べる前に止めてやってください!
まあ、そういうわけで、今日も彼女は体調不良なのでした。
さすがにのしイカガエルを食べることはなくなりましたが、
彼女が拾い食いをしたり、変なものを食べたりして体調を崩すのは、今もまれにあるため、
(気をつけているんだけど、ふつうは食べないものを秒速で食べるから、予測不能でとっさに止められないんだよね)
母も「あほやなあ…」と言いながらも、おかゆを炊いてやったりして、回復を待っているようです。
シロさん、はやく元気になっておくれ~。
そして、わが家族がご飯をやっていないとか誤解を受けないように、
いい加減、ご飯とおやつ以外のものを食べるのはやめておくれ~。
【昨日にひきつづき、若かりしころのシロさん】
ブログに気づかず、シロさんの体調
不良も知りませんでした。なお、犬
がタケノコの皮を食べることについ
て、ネットに次のように出てました。
・(1)Yahoo!知恵袋「うちの犬がタケノコ
(の皮)を・・」→「大丈夫です。」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q128002717
ありがとうございます。
タケノコの皮は大丈夫なのですね。
相当量を食べたようなのですが、
ゆっくり回復を待つとします。
シロさんはいい歳をしてなお、
思いもよらないものを食べるので、
まったく油断できません。
先代の犬たちはこんなことはなかったのですが。
特に初代の茶々丸は賢かった。
でもその茶々丸も幼い頃、
ホッチキスの芯を食べたことがありました。
歯固め?
ガリガリ音がするので、
何をやっているのかのぞき込んで、
仰天しました。
翌日の排泄時の、
絹を裂くような哀れな悲鳴が
今も忘れられません。