遅ればせながら、イブとクリスマスの報告を。
イブはシンガポーリアンの友人カップルに夫婦で誘われて、彼らの教会に行ってきました。
シロクマ相方はカソリックなのですが、彼らの教会はカソリックではないとのこと。
(だから礼拝をミサとは呼ばなかったんだ、と後から知りました。)
「どうする?私ひとりでもいいよ」と聞いてみたら、
しばらく考えていたようですが、「一緒に行く」と言ってくれたので、ちょっと申し訳ない気も。
私はといえば、
「クリスチャンでないとわかって私を誘ってくれているのだから、行ってもいいんだろ。じゃあ行ってみよー」
くらいの気楽さ、信仰心のなさですから。
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「開場という発想がある時点でカソリックとは違う」とは相方。
夜7時半という早い時間から始まる「Christmas service」と呼ばれるそれが行われる教会は、
まるでコンサート会場みたいでした。
と思ったら、クリスマスサービスそのものも、コンサートみたいで驚きました。
入り口でもらったパンフレットと、ろうそくみたいにゆらぎながら光るキャンドルライト。
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始まる前に、
「私たちのはカソリックのミサと違って、とってもアクティブだから驚かないでね。
でも歌って踊って、とっても楽しいから!」と、
友人から教えてもらっていたけれど、やっぱり驚いた。
会場いっぱいに響く大音響!ステージで繰り広げられる歌とダンス!
これはまるで、ミュージカル。
それより似てるのは、NHKの若者向け歌番組の公開録画!!(行ったことないけれど、イメージで)
ロックでポップながらも、全面に漂うとっても安心できる健全な雰囲気。
友人の言葉どおり、信者さんたちがオールスタンディングで歌って踊ってます!
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歌は有名なクリスマスソングを除くと、私の知らないのばっかりでしたが、
曲調は、セリーヌ・デュオンやマライア・キャリーといったところ。
前の大きなスクリーンに歌詞が映し出されて、歌い手さんが上手に引導するので、
ノリのよさも手伝って、知らない曲も歌ってしまいました。
歌い手さんたち、本物の歌手かなあ、と思うくらいウマイ!聴かせます!
会場はやんややんやの、スタンディングオベーションです。
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クリスマスのミサ(プロテスタントはミサとは呼ばないのですけれどね)というと、
子どもたちのこじんまりした寸劇を見て、神父さんか牧師さんの退屈なお説教を聴くものと思ってました。
いや、退屈な…っていうのは、私の英語力のせいなんですよ。
きっと聴き取れないから、退屈で眠たいだろうなあ、と思っていたのです。
歌と踊りの後は、牧師さんのお説教だったのですが、
これがまた、ピン芸人の持ちネタのように面白い。
まずいでたちが、Tシャツ、ジャケット、ジーンズですからね、
話し始めるまで、牧師さんだとはまったくわかりませんでした。
英語があんまりわからなくても、子どもにもわかるノリで笑えるネタを盛り込むので、面白いのです。
なんと達者な話芸、最近の牧師さんは大変だなあ。
これって、シンガポールの牧師さん限定なのかな?
カソリックとプロテスタント、各教会によって色々なやり方があるのでしょうけれど、
こんなカジュアルなのもあるんだなあ。
クリスマスミサといえば、夜11時半くらいから行われる厳かなもの、
というカソリックの教会に生まれてからずっと属していた相方は面食らい、なじめない様子でした。
でも私は、不謹慎ながら、
みんなが幸せそうで楽しければそれでよいので、いい時間を過ごせたかな、と。
友人夫妻、お誘いありがとう!
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