相方のパソコンからの更新です。
日本から来てくれる友人が今、空港でチェックインしたとの電話が入りました。
会えるのが、待ち遠しいです。
彼女の滞在中、夕ご飯は彼女と一緒に食べるので、相方の夕食はリクエストによりおでんを。
朝早く納豆作りを終えたばかりのあきらクンの尻をたたいて、
引き続きおでんを作りました。
日本から持ってきた貴重な最後の生芋こんにゃくも使って、炊き出しさながら大量生産。
いったい何日おでんを食べさせるつもりなのでしょうか?
それでは、ケニアの旅、
昨日から続くナクル湖サファリにもう少しおつきあいください。
Mさんのガイド顔負けの解説は素晴らしいものでした。
そして、特筆すべきはマサイの女。
Mさんが驚くほど動物に詳しいなら、彼女は驚くほど動物を見つけるのが早い。
「ほら、あそこにイボイノシシがいるわ」
指差す方向を見ても、私にはただの野っ原。
私にも見えるようになるまでには、サファリカーはさらに500mほど接近することになるのです。
Mさんが驚くほど動物に詳しいなら、彼女は驚くほど動物を見つけるのが早い。
「ほら、あそこにイボイノシシがいるわ」
指差す方向を見ても、私にはただの野っ原。
私にも見えるようになるまでには、サファリカーはさらに500mほど接近することになるのです。
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サンコンさんみたいに、彼女も視力5くらいあると思います。
「群れの後ろのバブーン、赤ちゃんを連れているみたいね」
赤ちゃん!
どれ、どれ、どれ!?
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サファリカーがぐんぐん近づいて、通り過ぎるくらいのタイミングで、う~んと凝視してやっとそれらしき粒が。
「あら、茂みの中にほろほろ鳥だわ」
ただの草むらと思ったら、ず~っと見ていたらなんだかガサゴソ動いてます。
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あ、本当だ、水玉模様の鳥だ。アタマは水色。
イタリア料理教室で使ったほろほろ鳥、こんなにカワイイ配色の鳥だったんだ。
なんであんなにはるかかなたにいる動物も、
なんであんなにはるかかなたにいる動物も、
隠れている動物も、彼女には見えてしまうんでしょう?
マサイの女、エヴァリン。
おそるべし。
彼女とMさんがいたので、私の初サファリは楽しさ倍増でした。
サイ、バッファロー、シマウマ、トムソンガゼル、グラントガゼル、インパラ、レイヨウ、ハイラックス…
ナクル湖に生息するという草食動物は、ほぼすべて見られた模様。
これってとてもラッキーなことなんだそうです。
でも、どれがどれだか、私にはよくわからず、写真も撮ってなかったり。
マサイの女、エヴァリンは動物を見つけるのが早いだけではありません。
おそるべし。
彼女とMさんがいたので、私の初サファリは楽しさ倍増でした。
サイ、バッファロー、シマウマ、トムソンガゼル、グラントガゼル、インパラ、レイヨウ、ハイラックス…
ナクル湖に生息するという草食動物は、ほぼすべて見られた模様。
これってとてもラッキーなことなんだそうです。
でも、どれがどれだか、私にはよくわからず、写真も撮ってなかったり。
マサイの女、エヴァリンは動物を見つけるのが早いだけではありません。
Mさんの動物の特徴とか生態についてのありがたい解説に続いて、
エヴァリンの、「あれ、おいしいのよ」とかいう貴重な情報が。
エヴァリンの、「あれ、おいしいのよ」とかいう貴重な情報が。
え?
おいしいって…?
マサイにとって野生動物は見て楽しむのではなく、食べて楽しむもののようです。
マサイの女、エヴァリン。
おそるべし。
ところで、ガゼルやインパラ、レイヨウなどは、立派な角を持っていて、体つきもシカみたいですが、
マサイにとって野生動物は見て楽しむのではなく、食べて楽しむもののようです。
マサイの女、エヴァリン。
おそるべし。
ところで、ガゼルやインパラ、レイヨウなどは、立派な角を持っていて、体つきもシカみたいですが、
Mさんによるとみんなウシの仲間なんですって。
アフリカにシカの仲間はいないそうですよ。
アフリカにシカの仲間はいないそうですよ。
知らなかった。
エヴァリンには、「あの辺はみんなヤギね」と、くくられていました。
エヴァリン、それは味のことですね?
マサイの女、エヴァリンにひとくくりにされたみなさん。
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エヴァリンには、「あの辺はみんなヤギね」と、くくられていました。
エヴァリン、それは味のことですね?
マサイの女、エヴァリンにひとくくりにされたみなさん。
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シマウマは食べてないって。食べる部族もあるけれど。
近くで見ると短足でずんぐりした体つきのシマウマ、マサイの言葉では、シマロバだそうですよ。
うん、そっちのほうがぴったり。
それにしても、本当に今日は大豊作だったようで、特に私が感激したのがこちら。
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キリンです!!
わ~、こんなに間近で見られるなんて!
しかもあっちにも、こっちにも、ざっくざく。
大きいなあ。きれいな模様だなあ。
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長い舌で上手に高いところの木の葉も食べるんだなあ。
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ああ、まつげばさばさでかわいいなあ。
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私が興奮してバシャバシャ写真を撮っているその後ろで、
エヴァリンの低いささやき声が。
それに答えて、エヴァリン、ふっと鼻で笑って、
「あら、私、マサイの女よ」。
その余裕の微笑と優雅に視線を流す姿は、まるで美川憲一。
マサイの女、エヴァリン。
おそるべし。
ダチョウも遠目ながら見られたし、最後にはライオンも。
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川はナクル湖に注ぎこみます。
ナクル湖から流れ出る川はないので、湖の水質はアルカリ性で高塩分濃度に保たれています。
だから独特なプランクトンがたくさん繁殖して、それを食べたフラミンゴがピンクに染まる、と。
自然の摂理って、すばらしい!
「あれ、おいしいわよ」
マサイの女、エヴァリン。
キリンも食べました~。
キリンも食べました~。
苦笑いのMさんが、シリアスな顔を作って彼女に迫りました。
「マダム、国立公園に住み、そこで働く私たちの使命は、動物の保護なのでは?」
「マダム、国立公園に住み、そこで働く私たちの使命は、動物の保護なのでは?」
それに答えて、エヴァリン、ふっと鼻で笑って、
「あら、私、マサイの女よ」。
その余裕の微笑と優雅に視線を流す姿は、まるで美川憲一。
マサイの女、エヴァリン。
おそるべし。
ダチョウも遠目ながら見られたし、最後にはライオンも。
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こちらは、昨夜の雨で鉄砲水状態、大暴れのマカリアの滝。
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川はナクル湖に注ぎこみます。
ナクル湖から流れ出る川はないので、湖の水質はアルカリ性で高塩分濃度に保たれています。
だから独特なプランクトンがたくさん繁殖して、それを食べたフラミンゴがピンクに染まる、と。
自然の摂理って、すばらしい!
ああ、充実の一日。
初サファリでこんなに楽しめるなんて、私ったら果報者。
孤独にひとり楽しむつもりだったナクル湖サファリ。
そんなわけで、
ガイドを兼ねるドライバーさんも口をはさめないほど動物に詳しいふたりにはさまれて、
感動するのにも笑うのにも忙しいくらい、大いに楽しんだのでした。
しかもMさんには、ドライバーさんへのチップの支払いまでしてもらっちゃいました。
Mさん、エヴァリン、どうもありがとう。
野生動物の生態と味、両方のレクチャーを受けながらサファリを楽しめたのは、
めったにできない体験だったと思います。
Mさんと昨夜ご一緒してくれた彼女のご友人に、豪華なエチオピア料理をご馳走になり、
お土産まで持たせてもらって、一路、ナイロビへ。
Mさん、エヴァリン、どうもありがとう。
野生動物の生態と味、両方のレクチャーを受けながらサファリを楽しめたのは、
めったにできない体験だったと思います。
Mさんと昨夜ご一緒してくれた彼女のご友人に、豪華なエチオピア料理をご馳走になり、
お土産まで持たせてもらって、一路、ナイロビへ。
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左の魚は淡水魚のティラピア。大地溝帯には湖が多いのです。
右のお料理の下に敷かれたクレープみたいなのが、主食のインジェラ。テフというイネ科の穀物を
発酵させたもので、すっぱい味がします。煮込み料理と相性がいいです。
名物の凄まじい渋滞に巻き込まれて、ナイロビ着は夜。
ひとりはぐれた小動物さながらのびくびくさで、
名物の凄まじい渋滞に巻き込まれて、ナイロビ着は夜。
ひとりはぐれた小動物さながらのびくびくさで、
でも小動物とはかけ離れた、まったく優雅さにかけるどんくささで、
マタツ乗り場で色んな集金人につかまりながらも、家路を急ぎ、
マタツ乗り場で色んな集金人につかまりながらも、家路を急ぎ、
なんとか友人の待つサイタマまで帰り着きました。
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ケニアレポート。
・まじかのキリン。
ほろほろ鳥、はるか
なるイボイノシシ。
・マカリアの滝もすげ
-なぁ。ではでは。
死ぬまでにサファリ行ってオーロラ見てスフィンクスにあいさつするから。
と約束したんですが
まだ一個も果たせず。
いいなぁサファリ。
マサイの女恐るべし。素敵過ぎ~。
ケニアリポがおもしろいのは、ケニアンが面白いから。
でも、一緒に仕事をしたり、近所づきあいをしたりの友人は、
面白いではすまされないんだろうなあ。
大自然と触れそうなくらいの動物たち。
サファリによる自然破壊や動物たちへのストレスは問題とわかっていても、
やっぱり行かずにはいられないのでした。
サファリ、オーロラ、スフィンクス、
ぜひ全部制覇してほしいです。
死ぬまでといわず、お若いうちに。
ちびっこ連れでも素敵だけれど、
ちびっこには大人になってから自力でいってほしい気もするなあ。
自力と他力じゃ、感動サイズが違うと思うから。
とかいう私も、オーロラは未体験ゾーンです。
エヴァリンは、ずっと一風堂々。
ちょこまか落ち着きないアジアのおばさんと、
どちらがただ乗り便乗組か、よくワカラナ~イ。
そして、カメラも持たず、キメた自分の写真を撮らせる、撮らせる。
その写真はどのように渡すのか指定もされず、よくワカラナ~イ。
そんな諸々がすべて、マサイの女。