ちょっと前の話なんですが、
カンバセーションの授業で、美容院での会話をしました。
ふたりひと組になって、ヘアドレッサーとお客様のやりとりをするわけです。
今日はどんな風にしたいですか、って聞いたり、
これくらい切ってほしい、とか、前髪はこうして、とか答えたり。
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テキストどおりだとおもしろくないので、アドリブもまじえなさいってことで、
オーストラリア人の先生、ジャッキーがいろんな表現を教えてくれました。
裾をそろえる、右わけ、左わけ、コシのない髪質、モヒカン刈り、ジェルで立てた髪型…。
ジェルで立てた髪型は“gelled up”というそうです。
そのまんまですね。
で、ふと思いついたので、
「はげかかったひとの髪型はなんていうのですか?」と聞いてみました。
すると、ジャッキーが「何を聞きたいの?」という顔をするのです。
私の英語がおかしかったのでしょうか、それともオーストラリアではそういった髪型にするひとがいないのでしょうか。
手っ取り早く通じさせたくて、テキストを裏返してみるとそれがあったので、
「ほら、こういうのですよ」と、すみっこの方を指差しました。
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そうしたら、ジャッキーってば目を見張って衝撃の表情に。
言いたいことは伝わったみたいですが、何も答えてくれません。
と思ったら、
次の瞬間には体をくの字に曲げてしまいました。
笑いをこらえてしゃべれなくなったみたい。
しばし経過の後、
絞りだすように叫ぶには、
「あなたたちの国では、その髪型をバーコードって呼ぶの~っ!?」
うん、うん、と、うなづく日本人女子たち。
ジャッキーの目に涙が。
いくらなんでも笑いすぎでしょ。
「How sad~!!」
とか言いながらも、笑い続けてるし。
やっと落ち着いた彼女が言うには、バーコード頭は“comb over”なんだって。
クシでなでつけた、とかそんな感じ?
そのまんまですね。
英語って表現力があまり豊かじゃないのかな。
授業で習ったことを実践したいからじゃないですが、
そろそろ髪を切りに行かないと、私。
南国は髪もつめも伸びるのが早いです。
驚くべきことに、何年も前に永久脱毛した腕や足からも生えてきました。
南国、恐るべし!
休憩時間のひとコマ。
ジャッキーはパソコンとスクリーンを開放してくれるので、
この日は少女時代が大音量で流れていました。
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私もこの授業受けてみたかったなぁ(笑)
コシのない髪質…fine hairです。
ジャッキーがこういう細くてやわらかい髪のことよって、
自分の髪を持ち上げて言ったので、そう解釈。
その逆の剛毛は、thick hairでした。
これも、見るからに剛毛のクラスメートが指差されて
そう表現されていたので。
授業、mayさんには物足りないですよ!