みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 愛する気持ち

2017-04-30 01:55:28 | 日記
巷はGWに入り、久しぶりに大学の同級生達に会う予定ができた。嬉しいが皆、子持ちである。楽しいのに、どっと疲れてしまうのは子供の無限なまでのパワーのせいではなく、あたしが自分だけ子供のいないことに変に引け目を感じてしまうから。母親の持つ圧倒的な愛情と優しさが眩しくてくらくらする。最近、新たな人と話すことすら困難だ。なんであたしはこんなにも一人なんだろう?と考えてしまう。過去は美しいばかりで終わりがなくあたしは前に進めないまま、また子供達を目を細めて眺めるのだろう。かと言って、あたしに誰かを愛する気持ち等残ってはいなくて、恋愛とか言われても全くぴんとこなくて寂しいとか考えてもどうすることも出来ずあたしが子供みたいに地団駄を踏んでしまう。あたしの心はどこに忘れて来てしまったのだろう。

みりんの徒然声 花見第2段

2017-04-23 01:33:10 | 日記
今日もふらりと花見に出かけた。ネモフィラという青い花が満開の丘。青い花が大好きなあたしには桜より感動しちゃった。ネモフィラの青と空の青が地上と空の境目をあいまいにする。家族連れが多くて、おいしそうなお弁当を広げる脇を缶チューハイを片手に一人歩いた。自然は強い。あたしの今がどうであろうと関係ないのだ。ふと痛烈にもうわたには会えないのだと理解した。だいたい元カノの連絡にホイホイ乗るような奴ではない。過ぎたものは切り捨てる。だから良いのだ。今のあたしに連絡をとるような男なら執着などしない。矛盾しているけどこれでいいんだ。と理解した。ありがとう、さようならだ、と一面の青にそう呟いた。そしてわたも青が好きだったな、と笑った。覆水盆に還らず。一度壊れた物は二度と修復不可能だ。だからこそ人間は後悔して、慎重とか誠実とかを覚えるんだな、と大概遅すぎる気づきにまた笑った。二本目のお酒を飲んで、風が冷たくなるまでぼんやりと座りこんでいた。何かの雑誌の撮影が行われていてびっくりするくらい顔が小さくて華奢な金髪の女の子がファインダー越しに笑っていた。あんなに可愛くないけどあたしにもあんな頃があったのだ。露出された細い肩やお腹がまぶしい。学生時代あたしもあんなだった。隣にはわたがいて、まだタトゥーマニアじゃないあたしの肌はこの田舎の土地でも惜しみ無く太陽にさらされた。青に、さようならを告げたら全てどうでもよくなったし、やっぱりもうあたしはこれから一人だろう。悲観的ではない。自分で選んだこと。だからやっぱり誰にも迷惑がかからないように仕事を探そう。願わくは花のもとにて春死なむ。か、あたしはきっとネモフィラを求む。奇跡は起こらなかった。それでいい。ありがとう、さようならあたしの最後の恋。

みりんの徒然声 桜の森の満開の下

2017-04-18 10:59:08 | 日記
先週末、ふらりと花見に行った。昔よく行った天神岬というところだ。かつて観光地だったその公園は原発避難区域が解除されたばかりで人はほとんどいなかった。静かに過ぎる時間。昔、桜と言えば坂口安吾や、梶井基次郎の小説に影響され鬼だの、桜の下には死体が埋まっているなど騒いでいた幼いあたしを懐かしく思った。人間が原発だの何だの騒ごうと桜は変わらず美しく、鳥が飛び、ああ自然は強いなあ。としみじみ感じた。一般的な花見スポットとは違い親子連れもいなく、薄いピンク色の花弁の下あたしはいつまでも桜を眺め続けた。あたしも強くなりたい。桜みたいに、自然みたいに。何に惑わされることもなく、傲ることもなく、妬むこともなく、只両腕を広げて。桜と、所々にある立ち入り禁止の看板がミスマッチで不思議な気分になった。あたしはこんなにも一人でこんなにも自由だ。

みりんの徒然声 極端から極端へ

2017-04-12 20:04:34 | 日記
適量が分からない。多すぎる雨が植物を枯らすように。だいたい適量が分かればもう少し楽に生きられるのだろう。他人に向けることがなくなったあたしの感情はただ極端に自分に向かう。白髪を染めすぎて髪が抜ける。シャワーで体を擦りすぎて血が出る。歯を磨きすぎて血が出る。耳掻きし過ぎて血が出る。爪を噛みすぎて血が出る。そしてびっくりするくらい爪がなくなる。日常生活に支障が出る。自分のケアすら極端で、なんでこんなん?とがっかりする。適量が分かればあたしはこんなにも一人ではないのだろう。リスカしなくなったのに、ふとした行動であたしは傷だらけだ。ああ、こんなのいやだ。

みりんの徒然声 神様ーつだけ

2017-04-09 22:07:55 | 日記
学生時代のお芝居のDVDを見てあたしは懐かしさに泣き出しながら神様に祈る。無宗教のくせに都合がよいときだけ神頼みするのもどうかと思うが祈らずにはいられない。神様、神様、神様もう一生何も叶わなくていいから、もうわがまま言わないからどうかあたしをわたに会わせて下さい。わたは散々迷惑かけて愛想をつかされた昔の恋人だ。ああ、きっとこれが最後の気持ちだろう。好きなものも嫌いなものも何でも共有してたわた。別にどうこうなりたい訳じゃないがただ会いたい。話したい。あたしの最後の恋愛?感情。もしも、わたに会えたなら、欲を言えば友達に戻れるならあたしは大好きなタバコもお酒もチョコレートも辞めます。言葉は言霊で意味を持つと言うのなら、あたしの全てをかけて祈ります。わたに会わせて。何でもするから。昔話をさせて。思い出は美化されると知っているけど、どうかあたしの願いを。あったかそうなもの、いつも手の届かない人生だった。それもあたしの幼さ故。神様、最後の願いをどうかお願いします。どうか、どうかありったけの思いを込めて。これが最後の願いです。独りよがりの文章ですが、形にしたら叶う気がして。ねえ、わた、あたしはとても後悔してます。あなたに迷惑かけたこと。あなたの手を離したことを。あなたに会えなければあたしはいつまでも先に進めない気がするのです。ごめんね。