みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 諸行無常

2016-11-30 20:48:13 | 日記
自分で言うのも本当になんだけど20代のころはそこそこ美人だったのよ、鏡を見てため息を吐く。まあ女は加工品と豪語していたあたしはカラーコンタクトに沢山のピアス、長い髪は金髪に近い色に染めて、つけまつげにくっきり縁取られた唇。万年ダイエットでガリガリに痩せた体。ロードスターを乗り回し流行りの服を身に纏う。もはや原型など分からないがそこそこ見られたもんだった。変わったな、これが諸行無常というやつか…。幼い頃、母親に真面目に聞いた質問を思い出す。ねえ、なんで子猫は可愛いいの?母親は至極当たり前の様に答えた。だって可愛くないと捨てられちゃうでしょう?そうか、可愛いくないと捨てられちゃうのか、あたしが美容に目覚めたきっかけだったように思う。まあ現実は可愛いかろうがなかろうが捨てられちゃうときは捨てられちゃう。それを知るのはまだ後の話だ。さて、すっかりやる気をなくし本当に原型を留めないほど醜くなったあたしは若い頃化粧もせず日光に当たりまくって染みだらけになってあたしをうんざりさせていた母親に似てきている。いや、母親は醜くないんだけどね、若い頃は世界が自分中心に回っていて凄くわがままだったし、沢山人を傷つけていたに違いない。もしあの頃今の謙虚さが?少しでもあればあたしの人生も変わっていたかも知れない。たら、れば、の話は無いものと同じだ。本当に正に盛者必衰の理だわ。人生年をとってからの方が長いのになんて生きにくい世の中でしょう。若い頃に盛者必衰、感じないもんな、感じる前に家庭を持つのが多分普通。あたしはいつも気がつくのが遅い。ふと、思う。五年前、あたしがゆきぃ、だった頃あたしはまだ少しは綺麗だっただろうか?あの人の記憶に、ってもう記憶ないけど。少しでも美しい思い出として見えただろうか?これから本格的な冬が来る。今までで一番寒い冬だろう。凍えるような雪だろう。春になったら、きっと…。世の中そんなにうまくいかねーよ、とあたしを不安にさせるあたしも居るけど。諸行無常、盛者必衰、老いだけは誰にでも来るのだ。平等に。どう生きるか、だ。どうかあたしに暖かい春を

みりんの徒然声 劣性遺伝

2016-11-29 16:24:42 | 日記
遺伝ではよく悪い所が遺伝するって言うじゃない?劣性遺伝ってやつね。そういやあたしも弟も生まれつき目が悪い。父親の弱視を受け継いだのだ。と言うことはあたしの中には暴力の遺伝子も組み込まれているのだろうか?嫌だな、と思いながらも、もし子供がいたら暴力奮うのだろうか?親友の子供が可愛いのは親友の子供だから?そう考えると悲しいけど子供がいなくてよかったと感じる。自分がやられて嫌な事は人にしたくない。ま、綺麗事だけど。しかし残念ながら両親の明るい、というか物事くよくよ悩まない性格は遺伝しなかったなあと思う。毎日、毎日くよくよ、くよくよ。そろそろ自分が嫌になるよ、本当に。しかもまた転職するんでしょ?あたしは。同級生はある程度もう出世したり家庭落ち着いたりしてるのにね。なんであたしはだめなんだろうね。まあ早くここから出たい。泣ける場所ができたらきちんと泣いて毎日がんばりたい。あと今朝起きたら左手の小指がパンパンに腫れていて、物を殴った記憶もないしゾッとした。今もズキズキ痛い。酒乱も劣性遺伝かしら?唯一の救いは1人部屋のみなのでまだ直接的に人様に迷惑かけてないことだ。酔うと電話とかメールする癖はあるようだから家で携帯を離して置こう。ああ、いつになったらあたしはちゃんとできるんだろう?

みりんの徒然声 秋に泣いて冬に耐えて

2016-11-28 16:15:23 | 日記
結局運の悪いやつは何やってもだめなんだよ、と母親に言われた。なんでかな?自分で自分をいくら傷つけても痛くないのに、人の暴力や暴言は痛いのね、途方もなく。親友に春になったら家を出ようと思うとメールしたら、秋に泣いて冬に耐えて春に花を咲かせるんだね、と優しく言われた。一児の母になった親友はあたしよりやっぱり大人で優しい。そっか、冬が寒ければ寒いほど、雪が冷たければ冷たい程、きっと春は楽しいに違いない。もっと殴ればいいさ、立ち上がれないくらい。中途半端は良くないよ。雪に埋もれてかじかみながら春を待とう。長い人生のうちのあと半年くらい耐えてやろう。1人暮らししたらあの人のことも解放してあげよう。ピアスははずせないかも知れないけど。優しかったあの人をきれいな思い出にしよう。春よ、早く来い

みりんの徒然声 家族のはずなのに

2016-11-27 18:37:18 | 日記
世の中の家族はどうやって上手く生活しているのだろう?どんなに頑張っても上手く行かない。休みの日なのに母親と上手くやろうと思えば空回ってしまい怒鳴られる。こんなはずじゃない。自分の家なのに居場所がない。自分の家なのに好きにご飯も食べられないし、お風呂も入れない。ここはなんだろう?柔らかな地獄だ。二階には水道も冷蔵庫もないので母親が機嫌を損ねるとあたしは二階に逃げるがそうすると水も飲めない。なんで上手く行かないんだろう?家族なのに。やっぱりここを出て行かなくてはな。死ぬのはいつだって出来るのだ。ならもう少し頑張ってアパート借りる位資金を貯めて出ていこう。死ぬのはどうしてもお金がなくなって家賃も払えなくて、ご飯も食べられなくなったらにしよう。不景気の世の中、あたしみたいに社会から一回挫折した人間が生きていけるほど甘くないって知ってるけど。言葉のDVってあると思う。思えば幼い頃から言葉のDVは受けてきた。それは躾だと信じていたが生きているのも嫌になるくらい辛いならあたしにとってDVなんだろう。悪いのはあたしなんだろうけど。でも上手く行かないんだ。どうしたって上手く行かないんだ。家族なのにね。それとも自分で家族を作れなかったあたしがやっぱり悪いのかな。頭が痛い。一人になったら頭が痛いときは寝てるんだ。怠け者、と怒鳴られるのびくびくしてないで、安心して眠るんだ。一人になったら安心して眠るんだ。

みりんの徒然声 記憶の違い、すれ違い

2016-11-26 16:15:53 | 日記
久しぶりに親友と弟以外の友人と呑んだら友人があまりに学生時代のことを覚えていて驚いた。正直、あたしの大学時代は演劇部と親友とのあれこれしか覚えていない。ふと、こういう事かーと何かに納得した。その友人のことは勿論好きだ、記憶の違いというか価値観の違いなのだ。あたしの記憶と彼女の記憶にズレがある。それだけのこと。それだけだけどそれって大きい。100%記憶の共有なんて出来ないから友情でさえ片思いだ。まして恋愛でうまくいくなんて本当に奇跡だ、あたしにとって。すれ違う気持ちは寂しい。だけど仕方ないのね。親友と弟もあたしが思うほど記憶はないかも知れない。もしももう一度だけあの人に会えたとしてもあの人は懐かしく思ってくれないかもしれない。難しいね、人の気持ちは。すれ違うことが前提なら世の中の夫婦や恋人たちはどうやって上手く記憶を共有するんだろう?わからない。わからないけどこんなことを悩む時点でやっぱりあたしは終わってる、と感じる。