雪音の徒然声

家は高台にあるので、風の音がゴウゴウ響く。自然のそれは、否応なしにあたしを不安にさせる。一度でいいからなにも奪われずに底無しに甘やかされたかった。でも他人と比較するから眩しすぎて実態が捉えられないだけで、実際はこの世に底無しに甘やかされて育った人間なんていない。もしそういう人がいたとしても、それが幸福なこととはむしろ言い切れない。それも分かった上で捨てられない幻想を抱いていたくせに、その感情を口に出すことすら出来なかった。あたしだけを見て、いつもここに帰ってきて。あたしだけを選んで愛して。子供の、ように泣きながら、あなたに素直に言えば良かった

雪音の徒然声 シックスタトゥー

雪を名乗るくせに冬は苦手だ。色んなことを思い出して苦しくなる。そんなときはいつもhideのハリーゴーランドを聞く。蔦は絡まり身は朽ち果てて思いでの欠片土に返り、また花となるでででしょう。また春に会いましょう。と、言いながら死んでしまったhide。あたしは夢を見る。自分の屍に花が咲くイメージ。だから右足に蔦が、絡まるタトゥーを入れた。周りには大好きな蝙蝠が羽ばたいてる。これが６つ目の秘密。

雪音の徒然声 ファイブズタトゥー

21日にZepp東京にVAMPSliveに、いってきた。運良くHYDE様が近くてあたしは終始泣きそうだった。あたしの神がここにいる。HYDE様はあたしを知ることはないだろう。てか、毎日追っかけしてる人って何して生活してるんだろう。HYDE様の背中には天使の羽が生えている。おなじタトゥーを入れようともしたが、あまりに入れてる人が多く、HYDE様もバンパイアが好きなのであたしはあえて蝙蝠の羽をHYDE様と天使の言葉の、間に入れた。首付近は酷く痛かった。Mさんがまたオリジナリティーを発揮して緑と赤という羽になった。仲間はずれの蝙蝠という童話を知っていますか？羽があるから、鳥類？子供生むから哺乳類？どっちにもつけず仲間はずれになる蝙蝠の話。あたしみたい。だから蝙蝠も好き。あたしの羽は飛べるかな。これが五つ目のタトゥー。

雪音の徒然声

最近親が切れ始めた。それも突然に。あんたはいいよね、好き勝手やって転職して、結婚もしないでなにやってんだ！と。いやいや辞めたくて辞めたんじゃなくて辞めざるを得なかったんだけど。結婚はしないんじゃなくて出来ないんですけど？ついつい凹んでしまい、ブログが書けなくなりました。ああ、新たなタトゥーが欲しい。あたしを裏切らない絶対離れない同心。
前の会社は出張でよくタトゥーショップの市まで行ったけど今は暇もお金もない。Mさんに永遠を彫って欲しい。と、いうわけで次回はファイブズタトゥーを、お送りします。

雪音の徒然声 フォースタトゥー

昔からきれいなものが好きだった。
自分の容姿にコンプレックスがずっとあった。
幼子が、お姫さまに憧れるのは、キレイなドレスと幸せな結末。あたしはお姫さまの美貌にだけ憧れた。
はじめてHYDEさんを見たのは中学生の時だった。正に思春期。長い髪を振り乱して歌う女の子の様なHYDEさんを見たとき、これだ！と確信した。この姿こそあたしの理想像。
あたしの成りたい姿。それからもう１０年以上あたしはHYDEさんに憧れている。
LOVEではない、あたしのなりたい姿。今月末、久々にHYDEさんを見るためにライブに行く。あたしのお姫さま。キリスト教の人が十字架を身につけるように、あたしはHYDEさんのポートレートを右背中に彫った。ポートレートは大変だとMさんは嘆いたがとても上手く彫ってくれた。
時間もめっちゃかかったけど。例えばあたしが凄い、お金持ちならきっとHYDEさんの顔に整形するだろう。こんな夢をずっと見続けているあたしは何時までもガキんちょだ。
だけど憧れはやまない。
これがあたしの４つ目のタトゥー