万年筆に使うインクは、書いた直後の色と日数経過後の色の変化とか、筆記速度変化に対するインク流量(フロー)に影響するインクの粘度などの記述をよく見かけるが、インクの酸性中性アルカリ性などを表すペーハー(pH)に関する記事は少ないので、この記事はインクのペーハー(pH)について少し触れます。
私にとって初の鉄ペン「パイロット・カクノ」を購入した頃から、インクの色の好みはブラウンに。
インクコンバーター(インク吸入器)でも使えるように、ボトル入りインクのブラウンを探したがパイロットから瓶入りは発売されていなかった。 そこでネット検索したらAmazonなどでペリカンやウォーターマンに¥1,000円未満で購入できる安価なブラウンがあった♪
ところが、それらの口コミを読んでいたら、『このインクはかなりの強酸性(pH2くらい)』 との記述を発見!
ペン先(ニブ)が金製の金ペンならインクの酸性も気にならないと思うが、私が最近ハマったステンレスなどスチール製の鉄ペンの場合は、使うインクが強酸性だとペン先の腐食が心配になってしまう。
国産のセーラーとパイロットの全てのインクはほぼ中性だとの情報に、私の万年筆筆記はメモ程度でしか使わないのだけれど、パイロットの「色彩雫(イロシズク)」の茶色系を購入した。
【後日談】
インクのペーハーを測定したという記事を見つけ、pHが6.96とほぼ中性だったペリカンのブラウンは鉄ペン用に買っても大丈夫だったみたいですね~~
人間の胃の中の胃酸のpHが1.0~1.5くらいの強酸性だが、ブルーブラックやターコイズのpH値も2.0前後という強酸性で、このペーハー値を見る限りモンブランやペリカンのブルーブラックやターコイズなどは鉄ペンには使わない方が良さそう。
おまけインク画像