ワリキル…

2011-07-05 | 介護日記

明日の作業で両親の住んでいた部屋は空っぽになるだろう。

賃貸の団地に住んでいたので明け渡さなければならないし、私も早く全てを終えてしまいたかったので片付けを急いだ。
明日という日を選んだのも私だ。
それなのに今日になって急に何ともいえない喪失感に襲われている。
私が育った小さな家はもうとっくに無いし、この団地には何の思い入れも無かったはずなのに…。


新しいバリアフリーのこの団地に入居した10年前、
母が張り切って買ったバカでかいテーブルや食器棚、冷蔵庫もカーテンも。
3日かけてようやく整理した写真や資料、本、CDの残りも。
明日にはゴミになる…

だけど、テレビや電子ピアノそのほかめぼしい電気製品はそれぞれお世話になった皆さんに貰って頂いたし、明日は演劇研究所の人が演劇書のバックナンバーも、戯曲集も、その他役立つものは全部稽古場に運んで図書館(文庫?)にすると言ってくれている。

これでいいのだ!

と思うことにする。