mono-mono

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Tokyo November 21,1973

2017年12月20日 | 日記


ジャケット「ALONE」の文字通りにカーメンマクレーの弾き語り。

普段のライブとはまた違う独特な緊張感の中で、たった一人で歌に向かう。

1曲目「as time goes by」でぐっと唄の世界に惹き込まれ。2曲目「I could have told you so」から少しずつ饒舌になるピアノ。「more than you know」跳ねるピアノから気持ちよさそうに歌い上げる様子は、たまらないの一言。特にA面が全部素晴らしい。



全てが名演奏とは思わないけれど、このアルバムでしか味わえないものがあって好きです。



寒くなるこの季節に、無性に聴きたくなるレコードです。


Nothing but 

2017年11月05日 | 日記


モノラルが好き。でもステレオ盤も聴きたい。なんならテレビの音楽番組も。映画はもちろん、朝ドラだって観てる。メインはレコード。でも最近テレビで見た日本の音楽番組の演奏も、いいなと思えた。うちでは1本のスピーカーで何でも聴く。その分、ソースによってイコライザーを使い分ける。

うちは「潔さ」とは無縁。自由に音楽を楽しむのがいい。

先日の対策で、レコードがものすごく気持ちよく鳴るようになった。



モーターノイズがどれだけ繊細な信号を消してしまっていたか…レコードって本当におもしろい。低い音はにじみが取れベースが粒立つように。高い音は靄が晴れたように。ターンテーブルはやっぱり大事です。楽器の周りの空気感が聞こえてくると、音楽はもっと楽しくてもっと悲しい。こうなると新しいレコードが欲しくなります。客観的にみるとその違いは大きくないのでしょうが、自分にとっては大きな壁を越えた感じがします。

そしてもう少しで待ち人来たる。モーターの振動対策は別置きのモノラルアームでも明らかに良い影響が感じられていました。ステレオもいいけど、モノラルも素晴らしいです。それがこれでさらに良いところまで行くはずです。楽しみ。サファイヤからダイヤへ、針交換でどんな変化があるか。すごい楽しみです。




そして、世は三連休。



鳥取の山奥の元保育園には、美味しいビールとパンがありました。





日々のあわ




そして深呼吸


7inchも

ロースト

2017年11月04日 | 日記
コーヒー

焙煎

モノ好き。

煙もくもく、プロに任せとけば…。という嘲笑もよく分かります。それでもやってみると意外と良いところあったりします。



初めての焙煎からしばらくは100円のザルを二つ上下に重ねてクリップで止めた手網焙煎。ずっと美味しい美味しいと飲んでいました。直火でずっと手を振り続けます。

ちょっと慣れてきて失敗しなくなると少しレベルを上げたくなるもの。調べるのは他の焙煎方法。手網は空気の抜けが良すぎるとかどうとか、うーん言われてみれば確かに分かる気もする。

そうして今はステンレス鍋の焙煎(軽いものがおすすめ)。火は弱めでスタート。柄の長いスプーンでかき混ぜる。豆が乾いてきたら蓋を閉めてしばらく振り続けます。火もちょっと強くします。そしてハゼが盛大に起こってきたら蓋を開けてまたスプーンでかき混ぜて、好みの色になったところで焙煎終了。しめて20分弱。蓋するのでチャフの飛び散りもかなり少なめ。うちでは焙煎前に生豆の水洗いをしてチャフをあらかじめ大体とるのでさらにチャフ少な目。これで焙煎後のそうじはかなり楽になりました。鍋自体も金属タワシでガシガシ出来るのがステンレス製の素晴らしいところ。

ザルにあけてチャフを丁寧に擦り取り除くと雑味の少ないキレイな味に近づく気がします。

本当は焙煎機が欲しいけど、なかなか手頃なのがないのが辛いところ。でも、ステン鍋焙煎は意外といけます。ミルがあるなら挽き目で味の調整も少しできるからちょっとだけ安心です。ほとんどが家にあるものでできるし生豆はインターネットで少量で手に入れる事も可能です。ただ焙煎後の匂いは何日か残ります。焙煎後しばらくは豆からガスが出るので、多分その香りだと思います。



こだわったら先が奥深いのはなんでも一緒。

豆さえあれば、いつでも始められる焙煎の形。

あらしの中の静けさ

2017年10月29日 | 日記
このところ、毎週のようにやってきてくれる台風。

大嵐に紛れて、ちょっと大きめで音楽が聴けるのはありがたいといえばありがたい。でももうお腹一杯です。秋の山に行きたいな~という気持ちがムクムクと大きくなるばかり。

しかし外は今日も雨模様。

それならばと、気になりつつしばらく放っておいたことに手を付けることに。



「モーターマウント」

うちのプレーヤーはゲイツからラスコに。

主役のモノラルカートリッジは別置きでモーター音は乗らない。しかしターンテーブル直置きのオルトフォンアームではモーター音が乗る。現用カートリッジはGRACE F8というステレオカートリッジ。

このラスコの時代にはモノラルカートリッジしかなく、ステレオは想定外。おそらく横振動のみのモノラル時代にはオッケーがでても、縦横両方の振動を音に変えるステレオカートリッジではどうしても振動を拾いやすいのかも…。という話もあった。ではモノラルカートリッジで。となる前に、まずは大本の振動部分を減らせないかということ。

僕の腕では、モーターの分解掃除は難しい。となればモーターマウント。写真の通り金属のスペーサーとワッシャーを介して本体と繋がっている部分がある。固定や安定の面ではこの方が良いのだろうが、この部分をゴムに変えて振動を吸収したい。



左が上、右が下の順でマウントされていた。

自分で穴あけパンチ等で作ろうかと思ったが、汚くなるのは嫌だったのでホームセンターへ。



左の水栓ゴムパッキンは硬めのゴム材質はEPOM
右のグロメットは中空になっていて柔らかめの天然ゴム



硬めのゴムパッキンを上に、中空グロメットを下に。硬軟組み合わせてモーターマウントを固定。

この時点で、明らかなモーターの唸り音は抑えられ、低いゴーというかブーンっといった音が少し残っている感じに。

そして、さらにアームのボードを固定しているネジにも、グロメットとゴムパッキンを咬ませ、よりモーターの振動を遮るようにしました。

クリアな感じが増したのは予想通り。ソルボセイン等で自作すればさらに効果があるのだと思いますが、やはり既製品はキレイです。気持ちよく収まります。





モーター音がマスクしていた部分が見えるようになり、モノラルもステレオも力感が増したような気がします。

ラスコさん、末永く仲良くしましょう。

ふるくてあたらしいレコード

2017年08月22日 | 日記


僕は子どもの時にレコードを聞いたことはありませんでした。

時代は既にCDで、音楽を聞く時はCDとテープでした。

大人になりレコードを自分でかけた時、新鮮ですごくワクワクしたのを覚えています。そしてそのことはすっかり習慣になり、毎日のようにレコードを聞いています。ワクワクは薄れましたが「あんな溝にどうしてこんな音が入っているのか」って不思議に思うことも日常の1コマです。

古くて新しくてレコード。

ノスタルジーと今。



新しいレコード。

最近よく新しい録音のレコードを買います。



一枚3000円程。これまでの物にはダウンロードコードが付属していて、レコードを買うとその音源がスマートフォンでも聞くことができます。Bluetoothイヤフォンを使いだしてから、外出中も音楽を聞くことが増え重宝しています。

ジャンルとしてはジャズなのでしょうが、いわゆるジャズとは少しイメージの違う音楽。でもジャズミュージシャンでなければ演奏できない音楽。音やメロディの応酬による興奮やスリルがジャズの魅力を強く感じさせてくれます。聞き始めてみると最近のミュージシャンの良さを再認識させられて嬉しいやら恥ずかしいやら。これまで過去の偉人達の中古レコードばかり買ってきた者としては、とても新鮮な驚きがありました。

オールドエレボイと新しいレコード。

なんか笑ってしまう組み合わせですが、とっても良いのです。

でもちょっと新しいオーディオでも聞いてみたい。そんな風に思う時もあります。きっとまた違った魅力を感じさせてくれるのだろうなと思います。

今手に入る新譜レコードはオリジナル盤。これらが往年のオリジナル盤としての評価や扱いをされる日が来るのかは正直疑問ですが、それでも手が届く範囲で誰も針を通していない正真正銘のオリジナル盤が聞けることってすごく興奮してしまいます。

これも遅れてきた僕からすると初体験。



何をリアルタイムで経験するかという事は、誰にも選ぶ事が出来ないもの。

そのぶん強烈です。

新しいレコードには、それがちょっとだけ入ってます。

ユメの2way

2017年08月17日 | 日記
オーディオが大好きです。音楽も大好きです。エレボイも好きです。

アリストクラットでのフルレンジ一発から始まり、今までSP12とT25、T350での3wayまで順調に拡大してきました。

それが、今回初めて縮小しました。



小さいことですが、僕にとってはずっと思ってきながら実現できなかったこと。

だからすごく嬉しい。やっと2wayにできました。



古い機材は素晴らしい。でも経年変化や劣化で少しずつ調子を崩していきます。メンテナンスが機器を蘇らせることがよくある。

うちのプリアンプもそうでした。メンテ後の快調さと、音の良さは本当に素晴らしいものがあります。

そして、再着磁。

数値的には1割にも満たない変化量ですが、歪み改善と高域の伸びや力感の向上は素晴らしい変化でした。

「エージングには約200時間を要します」とのことでしたが、始めから感じていた変化は本物だったと改めて感じます。

よく分からない理屈が多いオーディオですが、能率の良さや磁力の強さはすごくシンプルで分かりやすい。



はい、気をつけます。



電源オフ時のボンって音だけ何とかなったらいいのですが…。

これも要メンテかもしれません。

ネル

2017年08月16日 | 日記
夏の小旅行。



行く前から、夏の京都は暑いと何度も言われた今回の小旅行。



台風の後だったからか、山の中は涼しくて快適。元々山のすぐ近くまで叡山電車が運んでくれるお手軽コース。それでも初めての山は新鮮で楽しいものでした。



大きな木が多くて、ゆっくりしているといくらでも時間がたってしまします。





そして貴船の涼しさは格別。むっちゃ人多かったので、驚きました。でも確かに夏真っ盛りであれだけ涼を感じられたら、人が集まってくるのも良く分かる気がします。京都の市街地からも近いです。

でも、絶対に午前中の早い時間に行くのが吉ですね。昼近くの人は街中の混雑と変わらないくらい。

川床でゆっくりしたら、天国でしょうね〜。







今回の小旅行は始発から終電まで、1日丸ごと。

山から下りてきたら、今度はレコードとコーヒーの黒物を探してウロウロ。

ネルドリップのお店を選んで、深煎り珈琲ばかりを頂くいただく…。

あるお店で注文する時「すみません時間かかりますがいいですか」って言われ、きっとトロリとした珈琲と確信。でも「1時間くらいかかりますけど」と言われて、まさかの驚き。結局、苦みとトロリと甘味で美味しい珈琲でした。熱い時よりもちょっと冷めてきた時の方がまろやかでおいしい。どんな淹れ方なのかどうしても次は是非見せてもらいたい。どんな風なのか全然想像できません。



そして、この日の白眉はこのお店でした。

カウンターだけのお店なので、淹れてくれる様子がよくわかりました。美味しいお酒でちょっとくらくらした頭をイイ感じでシャキッとさせてくれます。深煎りの豆は正直好きじゃないんですが、お酒の後の深煎りは美味しい。美味しい珈琲は果汁100%のジュースみたいに感じる時があります。

濃いだけだと飲めたもんじゃないです。

濃さの中に旨みがギュッと詰まっていると、嬉しくなります。


一日の終わりに。

ちょっと暑苦しい演奏にも思えるんですが、クリアで切れ味のいい音に気分が上がります。これもハッとする演奏の旨みがあるんでしょうね。次の日にもう一度聞きたくなる、夏の一枚。

夏はもう終わりに向けて、1日いちにちと確実に進んでいます。

Ruby

2017年07月23日 | 日記
かわいらしい。



ええぞ~!もっといけ~‼という週末。

ほんと心待ちにしているのがレコードを大きな音で聞ける時間。大切な時間。

まさに先日「ええぞ~!もっといけ~‼」だったのがBraff‼



シャンと伸びた背筋。なんかいい雰囲気のお部屋。おばあちゃん、大喜びで手を叩いて喜ぶ。なんとも良い写真。

僕にとってはとても記憶に残ったジャケット。

もちろん程よい音量でも楽しませてくれる好盤なんだけど、ボリュームをぐいっと上げた先から出てくる演奏の様子が色濃い。

1曲目のStardustからRuby Braffのトランペットはたまらない。Freddie Greenのザックザック刻む太いバッキングとDave Mckennaの跳ねるピアノ。

続く曲も佳曲ぞろい。Coleman Hawkinsのテナーもいい、でも名も知らないErnie Cacerasという人のバリトンサックスに耳が釘付け。バリトンサックスまた来ないかな~とウキウキしてしまいます。

それでHow Long Has This Been Going On。B面でも、またグッとさせられて。

なんかうちのオーディオやっといいとこまで来ました。ず~っとこんな調子でいてくれたらオーディオって素晴らしいって言えるんですけどね~。




こっちも大好きな一枚。

滋味あふれる一枚です。兄さんのとこでノックアウトされたのを思い出すようないい感じでした。



ヴァンガード特有のタッチの絵と写真。

フッフフ~。

モンクあり

2017年07月20日 | 日記
人のわんさといるビルの片隅にモンク。



「最近モンクにハマってて〜」というと先輩は「どの頃ですか?」。僕が「リバーサイドが」って返すと「なるほど〜私はブレイキーとやっているのが好きで」とニコニコしていたのを不意に思い出しました。今日出会ったのはコロンビア時代の盤。大会社での録音で環境も素晴らしく、ある意味モンクの到達点みたいなもののように思います。僕はコロンビア時代も好きです。また一つストライクゾーンが広がりました。


あれやこれやの初夏。蝉の合唱がすっかり日常になりました。

実は先日大好きなモノと別れました。すでに大好きなモノと出会っていたからです。二つが並んだ時はほんの一瞬でしたが、それぞれの味に心揺れました。でも不思議と迷いませんでした。次の道はこっちだなと珍しくスッと体に入ってきました。

ゲイツとラスコ。

アイドラーとベルトアイドラー。

音楽の響きにトロッとした甘い所とカラッとした相反するものが不思議と同居するゲイツ。とろみとコクのようなものに僕はトコトン弱いんです。ゲイツは本当に素晴らしいプレイヤーでした。

一方、無色で思いがけず力強さのあるラスコ。でも響きの違いには思いがけず驚きました。実は同じ12インチそんなに違うんかな~とどっかで思っていたんです。




ほんでほんと可愛らしい。

お前見た目で決めたなという情けないオーディオ好きの自分がいます。これから、どんどん新しい魅力を見せてくれるはず。とりあえずモンクを山ほどかけるので、モンクと仲良くしてください。ボリュームを上げてもっとドキドキさせて欲しいんです。なんかそういうところがラスコにはあります。ちょっと末恐ろしい所。とっつきやすいけど、その実むっちゃ奥が深そうなところ。

たのしみです。

Tottori

2017年05月05日 | 日記


天気のいいGWですね〜。鳥取市内にある雨滝には雪が残っていて、元気な樹々にリフレッシュさせてもらいました。鳥取は気持ちよいとこがたくさんありますが、今回のスッキリ感は格別でした。たまにはお泊まりの小旅行もいいですね。今の時期はおいしい日本酒もあって、旅行に最適ですね〜。

と言いつつ、帰ってレコード早く聴きたいな〜と思うのがいつものこと。





次からつぎへ

2017年05月04日 | 日記


そわそわしてくるこの季節。

うちの要プリアンプがメンテ中。ちょっとつらいのがレコードが聴けない。CDはパワーアンプ直結で聴けるけど、レコードにはフォノイコが必要。

やっぱりレコード聴きたいな〜。どしても聴きたいな〜…とプリ〜フォノイコ〜プリ〜フォノイコ〜とうろうろすることひと月あまり。気になって手に入れてしまったのは古い日本のミキサーでした。

まずはレコードが聴けるという喜び!ガマンしていた時間を取り返すように聴いています。盤を選ぶ楽しさはやはり格別です。次はコレ、つぎは…とレコードを手に取るのがうれしいです。



うれしい。



知る人によればファットな音質らしいのですが、確かに侮れません。DJミキサーは、以前にも使ったことがありました。とにかくフェーダーは操作性がいい。イコライザーもよく効くので、もうちょっとドスがきいてたらな〜という時には重宝します。古いミキサーなので状態の良いものは少ないと思いますが、コレはおすすめです。イコライザーをかませても音が薄くなりません。良い時代のVestax。太く濃い音のする日本製品。



レコードが帰ってきました。