指圧に行っちゃうぞ♪（1）

先日、お茶をしたのだが、お客の一人が指圧をする人だった。
説明からお茶まで一通り終えると、4月の一週間、指圧を無料でしているが試してみないか。と話しかけられた。
どうやら毎年4月の一週間、お試しで無料でやっているらしい。

いつもは日本人の方にお願いしているのだが、最近時間が合わなくて行っていなかったので、無料ということだし、その場で予約をお願いした。
予約日や、電話番号などを伝えると、最後に「あ、そうそう。白い服で来てね」とのこと。

フランスに来たばかりの頃だったら、「何で！？」と思ったかもしれないが、もうそれなりに長くフランスにいるし、「あ、スピリチュアル系か…」と覚悟をする。
そういえば、ベジタリアンだとも言っていたなと思い出す。

フランスではなぜか「レイキ」なども盛んで、大手のお店にマッサージに行っても、エステティシャンによっては、「あなたのエネルギーが…」などとスピリチュアル系なことを言われたりするのだ。
「レイキ」などは、フランスのあるイベントで初めて知ったのだが、「え、日本人なのに知らないの！？」と大層驚かれた。
そして皆口々に「日本のナントカ流で…」とか「日本の某先生で…」などと、流派と共にエネルギーについて詳しく説明してくれる。
「レイキ」については、説明を聞いても、施術を見ても、何をするものやらさっぱり分からなかったのだが…

「健康」が第一のテーマで、「日本」を第二のテーマに据えたイベントに着付けとお茶に行ったときは、「指圧」「レイキ」などと共に、「パワーストーン」や「占い」があったり、硬水から軟水にするのに、ミネラルは変わらないという矛盾した浄水器が売っていたりと何でもありだった。玉石混合で、最終的には一体何がいいのかさっぱり分からなくなってしまったものだ。


フランスに来ると女性の侍までいるし…

なぜ日本から来るものって、何かとスピリチュアル系になってしまうのか、とても不思議。


←「禅」もこちらでは、「落ち着いているとか」そんな感じのスピリチュアル系の意味に変わっているし…