モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

指圧に行っちゃうぞ♪(4)

2018-04-13 | モンペリエ
指圧に行っちゃうぞ♪(1)
指圧に行っちゃうぞ♪(2)
指圧に行っちゃうぞ♪(3)
の続きです。

電話の終わった彼女。
再びサロンの椅子に座るように勧められ、彼女の指圧の流派などの説明をされた。そして、丸められ、白い糸で結ばれた小さな紙がたくさん入った大きなガラスのボウルを差し出される。

「俳句が入っているのよ。一つ選んで取って」
と言われ、一つとる。そこにはフランス語で書かれた俳句。
紙を結んでいた白い糸は手首に巻くように言われる。

意図は分からないが、まあ必要なのだろうと、その糸を手首に巻き、リボン結びで結んでもらう。

「では指圧を始めるけど、もう一つ部屋があるのだけれど、どちらがいい?」と質問された。
着替えをした部屋でいいと伝えたが、ふと興味が沸いたので、もう一つの部屋も見せてもらうことにした。

もう一つの部屋には畳。
畳が3畳横に敷いてあり、畳の良い香りがプンとしてきた。
インテリアも日本風でシンプルにもかかわらず、凝った作り。外はベランダになっていて、日本風なものが置いてあり、桜の木まで見えた。

おおう!これは素敵!!

と思い、畳の部屋で指圧をしてもらうことに。「やっぱり!あなたは畳を選ぶと思ったわ!」と彼女。
柔らかい畳風のマットを敷いてもらう。

「まずは瞑想の時間ね」と座禅を組む彼女。
座禅は組めないので正座でいいか聞くと、彼女も正座をしてくれた。
しばらく目をつぶって心を落ち着かせろということらしい。

瞑想が終わり、マットにうつぶせに寝そべると、仰向けに寝るように言われる。
そういえば、日本人の指圧の方も最初は仰向けだったなと思い出し、仰向けに。

気になるところを聞かれ、首と、その当日は痛くなかったものの、よく右肩が凝ることを伝える。
「ほかには?…ええと、体じゃなくって」と彼女。

体じゃないんかい!?

と、その質問は予想はしていなかったので、「私に何か問題はあるか?」と考える。 いっぱいあるな。
頭…は身体だし、男運?・・・たぶん違うし、詳細を聞かれても大いに困る…ああ、最近疲れ気味かも?

「ええと、ええと、最近、エネルギーが足りないかな?」とそれらしい答えに辿り着くと、「そうそう、そういう感じの問題」と満足していただき、紙に記入していく。

他には、名前や年齢、電話番号などの個人情報などを聞かれ、ゴーンと鐘を鳴らして、指圧開始。


モンペリエ

遠くにスピーカーから流れる鳥の声を聴きながらの指圧が始まった。


←うっかりしばらく本物の鳥の声かと思っていた…明日に続く。