モンペリエの隣町 カステルノー・ル・レズ
先日、知り合いの人とお茶をしていて、フランスに来た頃のカルチャーショックが話題になった。
それで思い出した話が2つほどあるので、今日と明日に分けて書こうと思う。
1つ目は私が大学生の頃に1度、フランスに短期留学に来た時の話。
Sが学生だったころのパリ。1900年くらい。
pixabay
留学した都市は別々だったが、仲の良い友達も同時期に留学に来ていたので、4人でパリで落ち合った。
夕方、4人でちょっと道に迷ってしまい、ちょうどそこを通りがかった運の悪いご婦人に片言で道を聞くと、親切に道を教えてくれた。
「めるしー!!」
と、後ろから皆で叫んだら…
「ちっ!!」と舌打ちされた。
「あれ?怒ってる??」
と、顔を見合わせて、3人で困惑。
あんなに親切に教えてくれたのに??
もう一人は半年前から家族でフランスに来ている友達で「いや、舌打ちに悪い意味はないはずだよ?」と言う。
でもその頃は、イライラした時の舌打ちしか知らないわけで、ずっとなんとなくその時の戸惑いを覚えていた。
pixabay
フランスに住んで10年過ぎた今なら分かる。
あれはただ「いいえ。どうってことないわ」とか「どういたしまして」の舌打ちだったのだと。
フランス人、「どういたしまして」などの代わりに、笑顔でウインクしながら「ちっ!」とか「かっ!」とか舌で音を鳴らして返事をすることが多いの。
わたしはウインクが好きなので、されるたびにキュンキュンしてるんだけど… どうでもいい情報。
pixabay
そういう訳で、フランスに来て日本では有り得ない場面で舌打ちされたら、「あ、返事してくれたんだな」くらいに思っておけば大丈夫。
←「ちっ!」
※2枚目の写真は冗談です。このアールヌーヴォーの時代にフランスに生まれたかった…
Sさんのことを知らない人は本気にするかもよ。
わざわざ改まらない感じの時に使う感じかな~?
yokoさんも多分、よくされてたと思うけど、その国に居ると気が付かないのかも。みんな自然にやってるから。
写真、多分1900年くらいだと思うんだけど(^^;)
確かに信じる人がいるかもしれないので(そこまで年寄りじゃない)、ちょっと一言付け加えてくる。