月岡芳年 月百姿
『常にこそ曇もいとへ今宵そと
おもふは月の光なりけり』 玄以
明治二十年届
前田玄以(まえだげんい)は安土桃山時代の武将。
天文八年(1539年)~慶長七年五月二十日(1602年)
国立国会図書館デジタルコレクション 061
『いつも曇り空は嫌だ、今宵もと思うのは
月の光があまりにも美しいからだ 』
美濃の僧だった玄以は信長に招聘されて臣下に加わり
天正十二年(1584年)羽柴秀吉の勢力が京都に伸張すると
「智深くして私曲なし」と秀吉に信任厚く京都奉行に任じられ
翌十三年七月には丹波亀山5万石を領した。
前田玄以は前話、豊臣秀次の高野山行にも関係しており
これから出てくる石川五右衛門にも係わってくる人物なんですね
調べてみると歴史は知らないことだらけです。