数年前に友人からもらっていたサイフォンを初めて使ってみた、bodum(ボダム)製のsantos電気式サイフォンだ。
学生時代にコーヒーカウンターでアルバイトしていた頃からガラス製のサイフォンを
使っていたが、
自宅では気が緩んでいたのか、管の下部を何度もヒビかせて割った。
サイフォンは割ってしまうからなあと苦手意識を持っていたのだ。
しかし、このbodumのサイフォンはポリカーボネイト製で強靭だ、手荒に扱っても割れないだろう。
戦闘機のキャノピーや、自動車のヘッドライトにも使用されている素材で、
ガラスの250倍以上もの強度があるという。
苦手なサイフォンが得手になってしまった。
そう言えば、bodumの電気式サイフォンはもう生産されていないらしい。
レア物を扱う喜びも湧いてきたのだな。
学生の頃、ナイフで削って作り珈琲が染みついたサイフォン用の竹ベラを喫茶店を開業した友人にあげた。
確か3本ほど、あれはもうないだろうなあ。