尾崎神社境内

ヒロ「明けましておめでとうございます～！」

くま「あけおめ。今年もよろしくな。」

ヒロ「どうです、年の初めにふさわしいスケッチでしょ？初詣に行きそこなった方
　　　は、これを見て気分だけでもどうぞ。」

くま「そーゆーお前さんは、初詣に行ったのか？」

ヒロ「行きましたよ～。神社・お寺合わせて８箇所も回りました。」

くま「なんだか節操ないなぁ…。」

ヒロ「いいのいいの、今年も節操なくがんばります！」

秋の荒神社

くま「えらく長～い『夏休み』だったなぁ。もうお彼岸もすぎたぞ。」

ヒロ「十日くらいの予定だったのですがね…不測の事態が…。」

くま「なに？」

ヒロ「状況だけ言えば、いよいよ親を介護する世代に片足入れた…というところで
　　　しょうか。」

くま「なるほど。避けては通れぬ問題だ。」

ヒロ「この一ヶ月半、いろいろありましたが、なんとか生活も落ち着いたのでまた
　　　お絵かき生活復活です。」

くま「まぁ無理はするな。」

ヒロ「そうですねぇ、無理せず『月イチブログ』にしようかなぁ～。」

くま「いや…、せめてもう少し…。」

尾崎神社の春 (Ozaki Shrine in Spring)

くま「おいおい、桜の季節はとっくに過ぎてるぞ～。」

ヒロ「なかなか描けなかったのには深～い理由が…。」

くま「前回は『雨を待っていた』だったな。で、今回は？」

ヒロ「この絵ね～、初めて『マスキング剤』なるものを使って描こうとしたのです
　　　が、地方在住の悲しさ、近くの文具屋に売ってないんですよ～。」

くま「それ買うのに２ヶ月？」

ヒロ「車で３０分のショッピングモールもアウト。その後やっとJR & 路面電車で
　　　１時間の中心街の画材屋でゲット！です。」

くま「ご苦労であった。で、何でタイトルに英訳がついてんの？」

ヒロ「ふっふっふっ…密かに世界デビューを目論んで…は冗談ですが、最近このス
　　　ケッチシリーズを絵ハガキにして外国の方に差し上げた時、たかがタイトル
　　　英訳に四苦八苦したので、最初からつけておこうと思ったわけです。」

くま「珍しくいい心がけだな。」

「雨」を待つ。

　　　　　　　　　　　　（大浜橋付近）


ヒロ「いや～すっかりご無沙汰しておりました～。」

くま「前回の『春を待つ』からひと月以上過ぎてるぞ。春が行ってしまうぞ！」

ヒロ「すみません。雨を待っていたもので。」

くま「？？？…この絵のこと？」

ヒロ「この場所の雰囲気、絶対雨が似合うと思ったもので。」

くま「で、雨の日を待ってたの？」

ヒロ「待つときに限って晴天続きでね～。たまに降っても思うように地面が濡れて
　　　いなかったり、用事があって写真撮れなかったり…。」

くま「ま、まあわかったけど、なんで待っている間ブログ放り投げ状態？つなぎに
　　　細胞マンガでも描いてりゃいいのに。」

ヒロ「そーゆー器用なことができないたちで。とにかくこの雨の風景描かなきゃ、
　　　一歩も前に進めない～！！」

くま「単なるワガママ＆ズボラだ、そりゃ。」

さゆり堂付近

くま「今日は癒しのスケッチか～。」

ヒロ「はい。癒されてください。」

くま「『さゆり堂』って何の店？」

ヒロ「薬局ですよ～。見ての通り、建物からも癒しのオーラが出てるでしょ？」

くま「うーん。いい雰囲気を醸し出しとるなぁ。」

宮下川・朝

ヒロ「ご無沙汰してました～。」

くま「一体何日ほったらかし？このまま年を越すかと思ったぜ。」

ヒロ「気にはしてたんですが…。いろいろ、まぁ、忙しくて。」

くま「で、これが今年の締めくくり？」

ヒロ「そうですね～、これ年賀状用に描いたものですが、雰囲気が新年にふさわし
　　　いかな～と。」

くま「だな～。年末年始を細胞野郎で飾るよりずっとまし。」

ヒロ「あ、このタイトル、『宮下川』で『みやげがわ』と読みます。念のため。
　　　では、来年もよろしくお願いしま～す！」

熊野別れ

くま「このタイトル…いったい何？」

ヒロ「この交差点の名前そのままですが。」

くま「熊野別れ…熊の別れ…くまの別れ…ひどいじゃないか～！」

ヒロ「まあまあ、別れがあれば出会いもありますから…。」

くま「ひょっとして、オレと別れたがってる？」

ヒロ「か…考えすぎですよぉ～～～。」

長慶寺付近

くま「お寺の門あたりか。なかなかいい雰囲気だな。」

ヒロ「でしょ？この界隈、歴史ある建物あり、マンションありと新旧混在して
　　　いますが。」

くま「お寺の中は？スケッチしてないの？」

ヒロ「それが今ちょうど屋根の葺き替え大改修中で…立派な本堂をスケッチ
　　　できるのは当分先になりそうです。」

くま「そぉ～かぁ。気長に待つか。」

出雲社と水害の碑

ヒロ「お久しぶり～あっという間に１０日も過ぎてしまいました…。」

くま「おぉ、まじめにスケッチしとるな～。で、『水害の碑』とは？」

ヒロ「明治４０年、このあたり大洪水で多数の方が亡くなったそうです。…そう、
　　　ちょうど今から１００年前ですよ！」

くま「のどかに見えるこの風景の中にも、悲しい歴史があるんだなぁ。」

ヒロ「洪水から２年後にこの碑が建てられたのですね。９８年後の現在でも堂々と
　　　歴史の証人になっていますね。」

かもじの洗い場

ヒロ「11月ですよ～！」

くま「早いもんだなぁ。なんだかんだ言っても今年もあと2ヶ月かぁ？」

ヒロ「やり残しを必死で片付ける期間ですね。」

くま「でも結局来年に持ち越すんだよな…。
　　　ところでこのタイトルの『かもじ』って何？」

ヒロ「日本髪かつらなどの材料で、髪の毛を油抜きなどいろんな工程を経た後、
　　　ここで洗っていたそうです。江戸時代に始まり、昭和初期が全盛期だった
　　　らしいですね。」

くま「おばちゃんたちが並んでおしゃべりしながら洗っていたのかな？歴史を感
　　　じる場所だなぁ。」

旧街道家並み

くま「おお、まさに『ニッポンの風景』だな～。」

ヒロ「歴史の重みを感じますね。最近自分の身の回りでも、古き良き家屋が次々
　　　取り壊されてまして…事情はあるんでしょうが…悲しいですねぇ。」

くま「壊して更地にするのはあっという間だもんな。」

ヒロ「だから今のうちにせっせとスケッチしようと思っているんですよ～。」

くま「珍しくいい心がけだ。」

小島川西踏切

ヒロ「今日もまじめな風景画ににお付き合いください。」

くま「ギャラリーらしくていいけどさ。心境の変化でもあった？」

ヒロ「いや～風景画も描いてみたらけっこうおもしろくてハマりました。」

くま「いろいろ試してみるのもいいもんだ。」

ヒロ「そうですね。単細胞とホラーだけではちょっと情けないので～。」

矢野川と鉄橋

ヒロ「うわ～すっかりごぶさたでした。」

くま「二、三日休みます～なんちって、なんで十日も休んでんだ？おまけにあの
　　　気味悪い絵本のラストのままで。」

ヒロ「いろいろ急がしかったので～。でも今日は空白を取り戻すために、正統派
　　　のイラストを持ってきました。」

くま「ほぉ、ホラー絵本よりはずっとましだな。」

出合橋

くま「おおっ、初めて『ギャラリー』にふさわしいまともな絵が登場したな。」

ヒロ「ほっといてください。」

くま「のどかな風景だけど、ここどこ？」

ヒロ「某市某町の出合橋付近、ということで。」

くま「出合橋、いい名前だな～。ロマンの始まりを予感させるなぁ。」

ヒロ「う～ん、ま、私もくまさんもロマンには縁のない感じですが…。」