ナオキとスナバ⑫

ヒロ「長々とお付き合いくださいまして、ありがとうございました。最終回です。」

くま「結局スナバは砂のまま海まで流れちゃったわけか…。なんか、かわいそうじゃあ
　　　ない？」

ヒロ「それは人の視点で考えるからですよ～。スナバにとっては、砂の姿が一番幸せだ
　　　と思いますよ。」

くま「う～んんん…。」

ヒロ「それにしても作品一つ完成させるの大変ですわ…。明日からしばらく夏季休業もら
　　　いますね～。」

くま「おう、しっかり休め～。」

ナオキとスナバ⑪

くま「おぉ～い、結局スナバは流れちゃったままで終わりか？ナオキが寂しそうだぞ…。」

ヒロ「いつの間にか、ナオキとスナバの間には心のつながりができていたようですね。」

くま「カムバ～ック、スナバ～！」

ヒロ「あの…あと一枚残っていますから。明日を見届けてくださいね～。」

ナオキとスナバ⑩

くま「ほら～だから言わんこっちゃない…。砂なんだから…。」

ヒロ「いいんですよ。本人納得の上ですから。」

くま「そうは言ってもかわいそうだろ。それに誰かが見たら絶対救急車呼ぶぞ。」

ヒロ「いいんですよ。絵本ですから。」

くま「スナバ消滅のまま、ラストに突入か？」

ナオキとスナバ⑨

ヒロ「話もいよいよ佳境ですねー。」

くま「え～、飛び込んじゃうの？スナバって…砂だろ？どーなっちゃうの？」

ヒロ「さぁスナバの運命は…？あと３日で完結で～す。」

ナオキとスナバ⑧

くま「なんかこの『スナバ』って、ゆるキャラっぽくない？」

ヒロ「そーですか？」

くま「しゃべり方がゆるゆるしているんだよなぁ。」

ヒロ「そう、そのゆるゆるぶりがこの話を支えているんですよ～。最後のちょっと
　　　深刻な場面もそれで救われるんですねぇ。では、明日！」

ナオキとスナバ⑦

くま「おい、やっと川べりに着いたと思ったら、砂は無いのか？　かわいそうでは
　　　ないか。」

ヒロ「ここであっさり終われませんよ。」

くま「砂を求めてまた移動か？」

ヒロ「もうひと波乱ありますからね～。また明日！」

ナオキとスナバ⑥

くま「おぉ、いきなり場面が変わったな～。」

ヒロ「どうです？こう見るとスナバもけっこうかわいいでしょ？」

くま「うーんん…砂というより石像だな…こいつ。ま、ナオキのがんばりは認めて
　　　やるか。」

ナオキとスナバ⑤

くま「ついに正体を現したな、スナバ野郎。」

ヒロ「変な言い方しないでください。」

くま「おまけにナオキの過去をネタに脅迫してるぞ～。」

ヒロ「ちょっとからかってるだけですよ～。」

ナオキとスナバ④

ヒロ「探し物の謎がとけましたか？」

くま「探し物なんかより…この珍妙なヤツはなんだ？」

ヒロ「本人が言っている通り、砂場の砂です。」

くま「なんで人の形してしゃべっているんだ？」

ヒロ「まあまあ、そんなにあせらず、また明日～。」

ナオキとスナバ③

くま「おい、子どもが夜一人で外出しちゃいかんぞ。」

ヒロ「話の展開上、仕方ないんです～。」

くま「おまけに『あれ』ってなんだ？やっぱり埋蔵金か？」

ヒロ「はいはい、また明日。」

ナオキとスナバ②

くま「砂場での話かと思ったら、いきなり砂場をつぶす計画か？」

ヒロ「はい、まぁここから展開するわけで…。」

くま「『ドキリとした』って…もしかして埋蔵金でも隠していたか？」

ヒロ「まさか…。あさってにはわかりますからね～。」

ナオキとスナバ①

ヒロ「ながらくお待たせしました～。新作絵本です！」

くま「表紙だけじゃあ何のことやら…。タイトルからすると、砂場で何かある？」

ヒロ「まぁそれは、明日からのお楽しみに。それよりこのタイトル文字、苦労した
　　　んですよ～。」

くま「これ、写真だな。まさかわざわざ砂場で撮った？」

ヒロ「その通り！…大人が一人、砂場でごそごそしたのでは怪しまれるので…無理
　　　やり小学生の息子を連れて行きました～。」

くま「息子にとっちゃいい迷惑だな。」

ヒロ「ははは…。ではまた明日。一気に読みたい方は８月の上旬においでくださ～
　　　い。」