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トヨタ、月定額で車乗り換え放題 19年新サービス

2018-11-01 10:04:43 | 日記
トヨタ、月定額で車乗り換え放題 19年新サービス


2018/11/1 8:49
トヨタ自動車は2019年から、毎月一定の料金を払えば複数の車を手軽に乗り換えられるサービスを始める。高級車「レクサス」などを自家用車のように使いながら、複数の車を入れ替えることができる。また販売店を拠点にしたカーシェアリングも全国展開する。所有にこだわらないシェア経済が広がるなかで、新車販売だけに頼らない新たな事業の柱を探る。


トヨタが始めるのは「サブスクリプション(定額制)」のサービス。日本の自動車メーカーによる本格的な定額サービスは初めて。例えばレクサスのセダンを一定期間使った後、多目的スポーツ車(SUV)に乗り換えることなどを想定する。
トヨタは19年1月にも、まず東京の直営店から始めて、全国に広げる見込み。トヨタが新サービスに必要なシステムを構築し、販売店の車を活用する計画。多様な車種を試す機会を増やし、将来の購入につなげる狙いもある。

海外では独BMWが米国テネシー州で、新車のサブスクリプション型サービスを月額約1100ドル(約12万4千円)から提供している。日本でも中古車販売大手IDOMがBMWと10月から新車で、月額約8万円からサービスを始めた。

トヨタの新サービスの価格や利用可能な車種は未定だが、同程度の水準になるとみられる。1つの車種を購入する場合より月額の支払いは割高になるが、整備や保険などの手間や費用は不要になる。

また全国に約5000店ある販売店向けに、スマートフォン(スマホ)で予約や決済ができるカーシェアリング事業のシステム提供も始める。短時間や数日だけ車を使いたいといった用途を想定しており、販売店の試乗車を貸し出す。全国の販売店は4万台の試乗車を持つが平日は稼働率が低く、有効活用する。

ネットで申し込める個人向けのカーリースも始める。同じ車種を長く使う消費者向けのサービスで、ネットで手続きして最寄りのトヨタ系販売店で車を受け取る。従来のリース期間より短くし、車の保有に関心の薄い顧客を取り込む。

日本自動車リース協会連合会によると、国内の個人向けリースの保有台数は4年連続で増え、18年3月に過去最多の約25万7千台となった。22年度に4倍近くに増える試算もある。「所有から利用へ」という消費の変化が広がるなか、国内のカーシェアリングの会員数も132万人(18年3月)と、5年前の4.5倍に急増している。

一方で、17年の新車市場は520万台と5年前から横ばいだ。ピーク時の1990年と比べ、約3割減った。トヨタ系販売店の一部は既に小売店や外食、学習塾などの併設を始めて、収益源の多様化を急いでいる。新車販売だけでなく、消費者との接点を増やすサービスを拡充しようとしている。

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