頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

みつまめさん初お披露目

2014-02-18 18:23:44 | 毎日のお世話…こがねの場合(ゴールデン)
どうやら、懸念されていたトイレもしっかり覚えてくれたみつまめさん。昨日は手渡しした鳩の餌を食べてくれて、なかなか良い感じです。今日もお世話をします。



【主食】
ニッパイ ハムスターフード ハード
ニッパイ ハムスターフード スペシャルソフト
イースター ハムスターセレクション
サンコー ハムスタープラス
…計20g

うち18gがニッパイのハードです。
実はハムスターフードを作っているニッパイ(日本配合飼料)も、オリエンタル酵母と同じく実験動物用のペレットを作っています。だからなのか一般販売用のペレットのラインナップもかなり渋いのです。パッケージもやたらリアルなハムスターのイラストだったりして、夫はそれを見て「このハムスター、怖い!」としばらく怯え、他のペレットにしないかと散々訴えかけてきました。

【副食】
ブロッコリー
鳩の餌

なんとなく最近ブロッコリーにも火を通しています。本によって生でもいい野菜と加熱したほうがいい野菜は表記がまちまちです。カボチャは加熱すべき!と書いてあったり、生でもいいよと書いてあったり。そもそも加熱の有無が記載されていなかったり。
「野生下には加熱した野菜など存在しない!」と主張する人もおりますがそもそも野菜自体野生下には存在していないのでいかがなものか。

さて、今日はみつまめさんが出てくる様子がないからこの辺で…と思ったら。なにやら巣箱の入り口にちらりと光るピンクの影。みつまめさんのお鼻がのぞいています。思わず手に鳩の餌を乗せ差し出す私。



怖くないよー、おいでー。



出てきました。
みつまめさんの姿はここでは初登場です。

みつまめさんはしきりに鼻をくっつけて匂いをかぐような動作を続けていたものの、今回はなかなか鳩の餌を食べようとしませんでした。無理強いせずに適当なところで切り上げます。しかし、あれだけ鼻先をくっつけてくるにもかかわらず指を噛むような仕草は見せなかったので、ちょっとビビりではありますが友好的なハムスターなのかもしれません。







みつまめ、みつまめ、みつまめ…私の写真フォルダがみつまめだらけになってしまいました。



この子のすごいところは何度か言及していますが頬袋の使い方です。昨日はあの「デカペレ」さえ頬袋の中に詰め込んでいました。先代がお前ハムスターか?というくらいに頬袋を使わなかったのでその差にびっくりです。


最後の大掃除、これからの大掃除。

2013-11-16 10:04:44 | 毎日のお世話…こがねの場合(ゴールデン)
雨は夕刻になるに連れ上がり、今日はすっかりいい天気になりました。大掃除日和なので、ケージをお掃除します。

ケージ本体を洗うその前に、食器と給水器を洗います。中性洗剤でよく洗ってよくすすいで、ベランダで日光消毒します。



こうしてみると、いろんな食器を試行錯誤して買い集めたんだなあって思います。



巣箱とトイレは衛生面で気になるので思い切って処分します。床材を少しずつゴミ袋に入れていると、どこからか溜め込んだと思しきペレットや、干からびたスイートコーンが出てきました。



こちらもお風呂場で「うさピカ」を使って洗い、ベランダで干します。



ついでに一枚。火祭りの花が咲きました。



巨大水槽登場…内寸はおそらく、我が家の浴槽と同じくらいかもしれません。
これはリサイクル掲示板で頂いたアクリル水槽です。今後、またハムスターを迎えるために使おうと思っています。
これだけ大きいんだからたくさん飼うんでしょ?と思われるかもしれませんがとんでもない。一匹だけです。
ハムスターは見かけより何十倍も大きなスペースじゃないと安心できないんですよ。まだモルモットの方が場所を取らないかも。

これで、ひと仕事終えました。

朝になって晴れてるのを見て、ああ大掃除しなきゃなあと思いつつ、うだうだと転がっていたあたり、私もこう見えて落ち込んでるのだなあと思いました。
昨日一日、夫はこがねがいなくなったことでべそをかいていて、一方の私はそれを尻目に適当に過ごしていました。私のほうがずっとこがねを近くで見ていたから覚悟ができていたのかな?とか思っていました。
でも、身体に現れる諸症状を見るに、そうでもないなあと思ったりもしています。

何人からか、今までよくやったよという声を頂きました。その気持ちは嬉しいのですが、生き物を飼うにあたっては結果が全てなんだと思っています。いくら飼い主が頑張ったつもりでも、その努力がペットに還元されないと意味はないと思います。「私だって頑張ってるのに!」と騒いだところで、間違った飼い方をして生き物を死なせてしまっては意味がありません。

なので、私としては子供が生き物を飼うのは基本的に反対です。子供なりに頑張った、だけでは、そのツケが生き物の方に大きな負担がまわります。経済的に余裕がなく、病気の際に通院させることができないというケースもよく聞きます。

またもやほかの記事の繰り返しになるし話も飛ぶのですが、情操教育のために、とか言って生き物を子供にプレゼントしないで欲しいのです。それは結局命を道具として使っているだけです。
ハムスターをクラスで飼おう!という学校が今もあるか知りませんが、そうなった時に、学校の先生は絶対それを止めて欲しいです。世話をする人間が子供という点からも、環境的にも、ハムスターにとっては拷問に過ぎません。

ああ、なんだか今日はまとまらないなあ。やっぱりショックなんだろうなあ。ではこのへんで。

こがねさんの写真がない日。

2013-11-15 15:41:19 | 毎日のお世話…こがねの場合(ゴールデン)
二度寝をして目を覚ましてもこがねさんは同じ格好のまま転がっているだけでした。私は努めて冷静にこがねさんを送る準備をしました。

手頃な大きさの靴の空き箱に、寝床のあたりの床材を敷き詰め、そこにこがねさんを安置しました。眠っているだけなら、触られた途端にびっくりして動き出すはずです。しかしながら当然のごとくこがねさんは苦痛に歪んだ顔のまま静かに手の上に乗るだけで、そして細い脚は今にも折れそうな小枝のように硬かったです。

こがねさんを安置したら、食べ残したペレットを周りに置きました。何度も何度もペレットを食べようとして、落っことして食べられずじまいでした。かぼちゃの種も入れました。
蓋をして、麻紐でくくると、そこにアロマテラピーショップでもらったラベンダーのドライフラワーを挿しました。

こがねさんを車に載せて市営の斎苑に向かいます。

受付で手数料の支払いを終えると、係の方がやって来て、案内をしてくれました。やがて「小動物おわかれ所」と書かれた板が目に入りました。
おわかれ所には簡単な作りの祭壇がありました。それでも焼却炉然とした雰囲気は取り除けませんでした。

「そこの台に置いてお別れをしてください。」

お別れなら、わかりやすくバイバイだろう。私は数回手を振りました。そして手を合わせ、おわかれ所に背を向けて歩き出しました。雨が激しく降っていました。

この様子じゃ、ケージを大掃除して日光消毒しようとしても無理そうだなあとぼんやり考えていました。なぜか突然牛丼が食べたくなり、再び車を走らせます。ぼんやりした頭で牛丼を注文し、雨で冷えた体にセットの豚汁がとても暖かかったです。

帰宅して、とりあえず休もうと思って布団に潜り込んだら、5時間ほど経っていました。ひどく疲れてやる気が起きず、私なりにショックは受けているんだと感じました。
無理やり身体を起こし、食べたくない昼食を食べ、欲しくもない本を買い、お世話になった動物病院にお礼のメールを送り、そして今こうやってブログを書いているというわけです。
いつもならそろそろ、今日は何をあげようかなとか考え出す時間なのですが、その必要も無くなりました。

こがねをどうやって送り出すかは、いろいろ考えていました。
遺骨の一部をガラス玉の中に閉じ込めて加工するアクセサリーがあって、いっときはとても綺麗だと思いました。しかしよく見ると遺骨の形がはっきりわかってしまうし、こがねをいつまでも私の元に閉じ込めてしまうようで嫌になりました。
死んだ時くらい、私の束縛から開放せねばならないと思いました。

また、遺骨を故郷のシリアの砂漠に散骨するということも考えたことがあったのですが、それはシリアの人たちの宗教観に合うものなのか疑問になってきて、自己満足で他国の宗教観を侵害してはいけないと思いました。

となると、遺骨を手元にとっておくメリットも無いので、ペット葬儀会社を使うのはやめようと思いました。
ペット葬儀会社は、メモリアルグッズとか人間の目から見て楽しいもので顧客を釣るようなところか、お寺が経済戦略拡大のために手を広げただけのところしかないように思えたのです。以前にも書きましたが「畜生道に落ちる」という言葉をときに脅し文句に使うお寺さんにネズミ一匹の供養ができるもんかと思ったのです。

私は虹の橋が存在するとも思ってないし、お星様になるなんてありえないし、ただ病気のために苦しんで死んだハムスターがいた、それだけのことだと思っています。こう書くと私がかなり冷血人間のようですが、つまりは「今頃天国で楽しく暮らしてるよ」という甘い言葉で自分自身を許してしまうのはただの甘えだと思ったのです。

もしこがねさんが生まれ変わるなら、今度は私なぞに飼われないような生き物になってほしいと、切に願っております。

前のめりにカリカリ。

2013-11-14 16:17:07 | 毎日のお世話…こがねの場合(ゴールデン)


一見、突っ伏して寝ているように見える画像ですが、実は時折カリカリと音が聞こえてきます。ペレットを床に置くようにして支えつつ食べているのです。
ハムスターといえば、ちょこんと座ったような格好で前脚に餌を取り、まるで人間が両手で食べ物を持つような様子で餌を食べる姿が一般的かと思います。しかしながらご老体のこがねさんは、脚が弱っているので、座ることも前脚で餌を持つこともできないのです。
故に、この様に前のめりで食事をしています。



ペレットのお皿には少しお湯を入れてあります。柔らかくする、と言うよりは香りを立たせる目的です。野菜は、最近こがねさんのなかで大ヒット中のミニトマトを筆頭に、ベビーキャロット、ブロッコリー、ブロッコリーの芯を盛り合わせました。
餌を多めに入れているのは、この頃こがねさんは食べてる最中に餌を何処かに落としてしまうことが多く、せっかく一度とったのに食べられないまま、ということがあったからです。なので、なくしたとしても確実に餌入れの中には予備があるようにしておきたいと思いました。
あればあるだけ食べてしまうと言われるハムスターですが、こがねさんは目の前にたくさんの餌があっても、なかなか食べようとしないみたいです。



声をかけながら薬を飲ませようとしましたが、またもや驚かせてしまいました。猛反省…。
起きている時でもほとんど動かないし、目をつぶったままになっているので、薬をあげるタイミングが難しくなってきました。なので何かしらの補助食品に混ぜて与えようと考えたのですが、あまり上手く行きません。
また、薬をあげるときにゴム手袋をはめて与えるようにしているのですが、こがねさんはこの臭いが嫌いらしく、少し元気だった頃は半分パニックを起こしかけていました。
そのため手袋を外して薬をやる、ということをしばらく続けていたのですが、そうしたら今度は私自身の臭いがますます嫌われてしまいました。悩むところです。



ゆっくりと寝床に戻って、時折、クレームをつけるかのように頭を大きく持ち上げます。やはり、巣箱には入らないみたいです。



全体を見回してみると汚れが目立ってきましたが、こがねさんの体調を考えて、床材の交換や掃除は先延ばしにしています。汚れの多くが、乾燥野草の細かいクズだったり、野菜を食べるときについたシミだったりするので、早急に床材を全部交換する必要は無いかと考えています。

私の様に老ハムスターを介護している方のブログはないかと探してみたのですが、探し方が悪いのか見つかりません。gooブログに限って言えば「小動物」カテゴリにもあまりハムスターブログの姿がなく、あるのはうさぎブログばかりだったり。

ハムスターブーム、去ってしまったんだろうか…。
確かに、飼えば飼うほど飼育向きの生き物じゃないなというのはよくわかります。

因みに私のブログ記事のカテゴリがいつも「ウェブログ」になってしまっているのは、gooブログアプリから投稿した際の仕様だそうです。ここ改善してくれないかなあ。

スタミノール効果?

2013-11-13 18:03:00 | 毎日のお世話…こがねの場合(ゴールデン)
今朝の四時、なるべく薬を飲む際の負担を減らしたいと思って、またもやスタミノールに薬を混ぜてスプーンから舐めてもらおうとしました。こがねさんはひと舐めふた舐めすると、ぷいと顔を背けてしまいます。やむを得ず、また頬袋のあたりから皮膚をたぐり寄せるように首の後ろでつまんで保定し、開いた口の中に薬液を流し込みました。こうしてもなかなか飲み込んではくれないので、口から薬液が溢れそうになります。本当にこんな事を繰り返していて良いのかと自問自答します。

ところが再び目を覚ますと、こがねさんが随分ぶりにかペレットをもぐもぐと頬袋の中に詰め込んでいました。もしかしてスタミノールが思わぬ効果を発揮したのでしょうか。食欲が少し増進したみたいです。
巣箱の中からは、カリカリとペレットをかじる音が聞こえてきました。この頃硬いものを食べないので歯が細く尖ってしまっていて、心配していたところです。

近所のスーパーが開く時間になり、私は野菜売り場に向かいます。こがねさん用の野菜を探すのです。
カボチャやサツマイモは嗜好性が高いけど誤嚥が怖いからNG。スプラウト類は食べにくいのか関心を示さないからNG。小松菜や青梗菜など葉物野菜は一応ハムスターも食べられる事になっているけど、カルシウム分が恐ろしく高いので腎臓の悪いこがねさんにはNG…結局、ブロッコリーに落ち着きます。でもこのブロッコリーでさえ最近はあまり食べなくなりました。

家に帰ると一休み。こがねさんといっしょにお昼寝をします。
最近のこがねさんは、給水器と餌入れの中間地点あたりでぱたりと倒れたようになって寝ていることが多いです。



スーパーの隣の100円均一ショップで、なるべく平たい小皿を買ってきました。これを少し床材に埋めるように置けば、ほとんど段差を気にせず食べられるはずです。
元気なうちは食べこぼしが多いので、ある程度安定した縁のそこそこある容器のほうがいいのだと思いますが、どうにも歳をとると身体を支えられないから…犬のように直接口をつけて食べるというより、ハムスターは前脚を手のように使って食べます。なので脚が弱ってしまうと、餌を取ってもすぐぽろぽろ前脚から落としてしまい、ついには餌を見失ってしまいます。



薬をあげる際、まだ寝ていたようで驚かせてしまいました。ご機嫌を取ろうとスタミノールを鼻先に持ってきたものの、そんな小手先に騙されるハムスターでは無いのであります。
ここはペレットをそっと置いて、ただ去るのみ。



巣箱をどけてみると、ペレットを少し溜め込んでいるようです。こういうハムスターらしいところが見られて嬉しかったりします。
お野菜は、今朝買ってきたブロッコリーに、ミニトマト、ベビーキャロット、スイートコーンです。



トイレのお掃除もして、部屋を暗くしてちょっと出かけます。



一時間ほどして帰宅しました。まだ口をつけてはいないみたいです。少し気にはなりますが、朝にペレットを食べていた様子を思い返しつつ自分を安心させます。

スタミノールについてですが、ご存知の方は多いと思いますがこれは犬用の栄養補助食品です。本来ハムスターにあげるべきではないのかもしれませんが、余命幾ばくもないハムスターでもこれだけは食べてくれた、というネット上の声を頼りに、藁にもすがる思いで使用しています。
蓋を開けると、ざりざりと結晶化した砂糖のこすれる音がします。脂肪分もとても高いです。明らかに常食させるものではありません。私も薬を前にもまして嫌がるようになったこがねさんを見て、半ば仕方なく手を出しました。

犬に対してならコミュニケーションフードとしても使用できるものだとは思いますが、基本的には使わないほうがいいものかもしれないと私は思っています。何も食べられず栄養失調状態のハムスターに一時的に与えるのであれば、多少は糖分や脂肪分も高くて構わないのかもしれませんが、健康なハムスターには使う必要は無いでしょう。というか、使って欲しくはないです。

こがねさんもそこまでスタミノールが好きなわけではなさそうだし、今後はほとんど使うことはないと思います。基本はやはり、ペレットと野菜で。