頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

びっくりペレット大移動

2013-11-30 18:44:00 | 毎日のお世話…ときんの場合(ゴールデン)


昨日の段階で、ペレットは左のお皿に入っていました。
しかし朝になると、不思議なことにほとんどのペレットが右の皿に移動してしまったのです。
ときんさん、「選り好み」を覚えました。



しかしいいことも覚えました。
私が「ときん!」と名前を呼ぶと、この様にぱっと顔を向けてこちらを見てくれるのです(確率四割)。しかしあんまりしつこく呼ぶと無視されてしまいます。



今日はブロッコリースーパースプラウトを手渡ししてみます。次から次へと前脚にとってしゃくしゃくと食べてくれますが、やっぱり微妙な距離感は否めません。少し撫でてみようかなと、指を上にあげると、影がかかっただけでビクッとしてしまいます。
ここは焦らない焦らない。



お外を眺めているのかな?
ハムスターは殆ど眼が見えないはずなのに、よく遠くを眺める仕草をします。



主食
・オリエンタル酵母MF

副食
・カボチャ(温)
・鳩の餌
・乾燥タンポポ
・乾燥オオバコ

単純にペレットをあげすぎていたから残してしまうのではないかと思い、少し量を減らしました。そろそろ成長期も終わるので、オリエンタル酵母MFからCR-LPFへの切り替えをしようかと考えています。
チーズとにぼしが残っているけど、コミュニケーションフード的に与えるか、あるいは思い切って廃棄ですね。
カボチャは前回加熱して与えたところ、やや食いつきが良くなったように感じたため、今回も加熱しました。



ごはんの前にトイレを設置。
トイレの掃除をしていてわかったのですが、ときんさんのおしっこの色はちゃんと薄黄色をしていて、どこにおしっこをしたかがすぐ分かります。こがねさんはどこにおしっこをしたのかいまいちわかりませんでした。トイレ砂が薄く湿っていて、ああ多分ここだなというふうに掃除をしていました。
思うに、こがねさんの腎臓はもうほとんど機能していなくて、体の毒素を排出できずに、ほとんど水だけ排泄していたのではないかと思いました。



声をかけながらペレットを置きます。
そうするとやっぱり、こちらを向いて野菜の催促をするんですよね。



「はやく やさい くれー」



食べていると見せかけて食べてない。
背中に哀愁が漂い始めたので、ここらで副食をあげることにします。



まずは鳩の餌から食べるみたいです。鳩の餌の中でも、コーンは硬いからかやや残しがちです。また昨日はブロッコリースーパースプラウトを主に食べて鳩の餌は残し気味でした。



そしてカボチャを食べ始めるんですがこの食いつき方がすごい。皮に食いついては剥がし、ちぎっては投げちぎっては投げという感じで食べていました。食べる、というよりかじり木をかじっているかの様です。
愛ハムのデンタルケアが気になる方、カボチャはお勧めかもしれません。
(ただし以前の記事で書いたように、老ハムスターには与えないほうが無難です)



残った鳩の餌やらタンポポやらをまるで舐めるように食べていました。小皿にすぽっと、まあるい毛玉が鎮座しています。

今日のお世話の際、撮影した画像は80枚以上になりました。今回アップした画像はその中のほんの一部です。中には手ブレがひどかったり、シャッターの瞬間にときんさんが動いたためわけがわからなくなった画像もたくさんあります。

そんな写真でも、削除できないんですよねえ。

ブレていたって、その時ときんさんと触れ合っていた瞬間があったことには変わらない。
写りが悪いという理由だけで画像を削除してしまうと、その瞬間まで思い出から削除されるみたいで消せないのです。
同様の理由でこがねさんのブレブレ写真も残してあります。

gooブログのフォトチャンネル機能を使って、ある程度今までアップロードした画像を管理していますが、果たして何枚くらいに膨れ上がることやら。 
良かったらフォトチャンネルも見てくださいね。こがねさんにもまた会えますよ。

ゴールデンハムスターは「噛まない」?

2013-11-29 18:20:00 | 毎日のお世話…ときんの場合(ゴールデン)
ハムスターに関するサイトを見ていると
「ゴールデンハムスターは温厚でめったに噛みません!」
という風に紹介している所があるのですが…

噛みますよ?

いや、先ほども手におやつを乗せて声をかけたのですが、おやつではなくて指の方に興味をもって、そのままかぷっと。歯が指先に当たる感触が妙に怖くて、ああこのまま放っておいたら確実に血が出るまで噛まれるなと思ったから手を引っ込めました。
以前に、ゴールデンハムスターは自分の歯の威力を知っているから本気で噛まないという情報を小耳に挟んで、先代のこがねが指を噛んだ時もそのままにしていたら、本気で噛まれて流血しました。

ハムスターは犬のように甘噛みをしてコミュニケーションをとることをしないので、ハムスターが噛むときはいつだって本気、という見解もあります。こがねやときんが私を噛んだのも、やはり怖かったのでしょう。
ときんは私を噛んだ後、改めて手を差し出すと、おやつだけを取ってサッと巣箱に隠れました。慣れてくれると手のひらの上でそのままおやつを食べてくれるそうです。ベテラン飼い主さんの中には、特段トレーニングをしなくても、食事の支度の時にハムスターに声をかけるだけで慣れさせているという人もいました。

私が手乗りトレーニングをしているのは、ハムスターを懐かせたいというより、掃除の時や通院の時など、ハムスターに触れなくてはいけない時のために、ある程度人に触られることに慣れていてもらいたいという思いからです。晩年のこがねのように、毎日保定をして投薬をしなくてはいけないこともあります。そういう時に、まったく人馴れしていない場合だと、ハムスターにかかるストレスも何倍にもなると思うのです。

前置きが長くなりました。



この、パッケージが小芝居感たっぷりの「ブロッコリースーパースプラウト」を本日は与えてみたいと思います。普通のブロッコリースプラウトよりお高いんです。



主食
・オリエンタル酵母MF

副食
・ブロッコリースーパースプラウト
・にぼし
・チーズ
・乾燥タンポポ
・乾燥オオバコ

主食を大粒のペレットだけにしてみました。だって見てしまったんです。ときんさんが大粒のペレットだけ器用に別のお更にのけているのを。
ペレットは数種類を混ぜる人とローテーションする人がいるんですが、考えたらミックスフードと同じで、ペレットも数種類を混ぜたらより好みするかもしれないなと思いました。
副食は、今日はにぼしとチーズを与えるので鳩の餌は無しで。



まずはペレットだけを置いて声をかけます。



お鼻がちらっと見えているのがおわかりだろうか。



ときんさんのご登場です。



大粒ペレットだけになったのがちょっと疑問?



巣箱をのぞくと、ペレットと手乗りトレーニングの時にあげたおやつとペレットをためているのがわかりました。巣箱とトイレの区別もちゃんとついています。



副食のお皿を置くと、オオバコを払いのけるように散らかしながら、ブロッコリースプラウトを食べ始めました。丁寧に前脚に一本一本取りながら食べています。
こがねさんはスプラウト類に興味を示すものの全くと言っていいほど食べなかったのですが、それはもしかしたら前脚でものを掴む力が落ちていたからかもしれません。

今日のときんさんの様子を見て、夫が「少し大きくなった?」と言いました。確かにそうかもしれません。顔つきも、幼児のような顔つきからややキリッとした顔つきになりました。

本当はもっといろんな角度から写真をとってみたいのですが、水槽が曇っていてなかなかうまく写らないので難儀しています。同じようなアングルの写真ばかりですみません。

ちょっと前のときんさん。


生きるために生きることが許されない生き物

2013-11-29 10:36:57 | 「ニンゲン」のことについて
死の直前のこがねさんの様子を見て、私はなぜこがねさんがここまで生きることに一生懸命なのかを考えました。
脚はがくがくに震えて立つこともままならないのに、それでも必死に餌を食べに来たり、水を飲みに来たりします。そして再び寝床に戻ると何もできないくらいに衰弱してぜいぜいと息をしているのです。

ハムスターというのは、どちらかというと捕食される側の生き物です。常に自分より強い生き物の脅威に晒されています。そのことが逆に、「生きているだけで意味がある」という地位を約束付けたのではないかと思います。
生きていれば他の生き物の餌となって、他の生き物の命を助ける働きをします。うまく生き延びれば子孫を残すこともできます。
故に、こがねさんは生きることだけに一生懸命になれたのだと思います。

私達人間は、一応、食物連鎖のトップにいます。誰からも捕食されることはありません。故に、生きているだけではなんの意味も無いのです。生態系にほとんど奉仕することなく、ただ資源を使い潰して死んでいきます。
そんな中でいつからか人間は、生きる意味ということを考えるようになりました。人間はより良く生きなければならない。人生は価値のあるものでなければならない。
個人がそういう主義主張の元、生活するのは構わないと思いますが、それを他人にも強制するような世の中はどうなのかと思い始めました。

例えば生きていくためにお金がほしいから働きたいです、と企業の採用面接で答えたらまず落とされるでしょう。なんやかんやいろいろと小難しいことを聞かれ、人事のご機嫌取りがうまくいったものだけが採用されます。
企業の方でも、まあ自信がないのでしょう。「同業他社でなく我が社を選んだ理由は?」と聞いてくるくらいですから。自分の会社が存在するだけで意味があるとは思えないのでしょう。

こうして生きる意味というのがわからない人、というのはどんどん淘汰されていきます。社会から見捨てられ、あるいは心を病んで、自らライフゲームに終止符を打ちます。生きるために生きるだけでは価値がない、とする世の中のあり方が、結果として命のあり方を縮小させているように感じます。

より良く生きるためにと、何十万円ものお金を払って一回こっきりのセミナーを受ける人もいます。ハムスターだけでなく、他の生き物から見たら理解に苦しむことでしょう。これは人間という、豊かな生き方をしている故のジレンマなのだと言ってみたところで、なにかちぐはぐな気がします。

どうして人間だけが生きるために生きてはいけないのか。それは食物連鎖の頂点にたまたま立ってしまったものの悩みなのかもしれません。いついかなる状態においても生きることに対して足掻くというのは、もう人間には許されていない贅沢なのかもしれません。

こ、こんな日もあるさ。

2013-11-28 17:39:15 | 毎日のお世話…ときんの場合(ゴールデン)
ときんさんにもだんだん「好き嫌い」のようなものが現れてきました。激しい偏食というわけではないのですが、例えば大粒のペレットよりも小粒のペレットを好んだり、カボチャなどは一応口をつけるのですが残してしまったりします。
どうしたらご飯を美味しく食べてもらえるか、日々是工夫。



主食
・オリエンタル酵母MF
・ヘルシーハンドフル
・ハムスターセレクション

副食
・カボチャ(加熱)
・オクラ
・鳩の餌
・乾燥オオバコ
・乾燥タンポポ

カボチャをシリコンスチーマーで加熱してみました。
野菜は加熱したほうが甘みが出て嗜好性が高まると紹介しているサイトもありますが、先代のこがねは加熱した野菜が嫌いでした。特にカボチャは加熱すると見向きもしませんでした。
果たしてときんさんの場合はどうでしょう?



ご飯の香りにつられてか、ときんさんが現れました。



野菜の匂いを嗅いでいるようです。
ここで今日も、手乗りトレーニングにチャレンジしたいと思います。昨日は指先の方におかしを乗せて食べてもらいましたが、今日はお菓子の位置を少し手のひらの方に近づけて与えたいと思います。

ときんー、おやつよー。



しゃくしゃくしゃくしゃく。



オクラに夢中のようです。
それでも一応声をかけてみます。
ときんー、おやつよー。



しゃくしゃくしゃくしゃく。



結論、ペット用のおやつは生野菜に勝てない。

名前を呼ぶと一旦手を止めて、指の匂いを嗅いだりもしたんですけど、やっぱり目の前にある餌のほうがいいみたいです。
でもこれだけ餌に夢中になっていると、野生下では簡単に天敵にさらわれてしまうのではないだろうか…。
ハムスターって飼えば飼うほど、お前本当に野生動物だったの?!という面を垣間見ることができるので面白いです。

なかよしまでの道のり。

2013-11-27 17:30:00 | 毎日のお世話…ときんの場合(ゴールデン)


昨日の夜はやけにがたがたと音がするなあと思っていたら、案の定ときんさんが大暴れしていたみたいです。おかげでまたしても巣箱が倒れています。
ケージの中からむっとするような臭いが立ち込めてきたので、そろそろお掃除をしたいところ。今週末は初めての床材交換かな?





ご飯の支度を始めたところ、ときんさんが出てきました。




主食
・オリエンタル酵母MF
・ヘルシーハンドフル
・ハムスターセレクション

副食
・カボチャ
・乾燥オオバコ
・乾燥タンポポ
・鳩の餌
・チーズ
・にぼし

種類がなんだかとても多いですが、トレーニング用のお菓子を与えることを考慮して、量自体は心持ち少なくしてあります。
どうもときんさんはカボチャがそこまで好きではないみたい。加熱してみたらどうなるかな?
昨日与えたペレットが若干余りがちでした。その代わり巣箱に持ち込んで食べるということを覚え始めたようです。



ご飯の前にまずはトレーニング。
今度は手渡しというより、手に載せたお菓子をときんさんに食べてもらいます。



ときんさんはおずおずと近寄ってきて、匂いをかぎ始めました。そして軽く「かぷっ」と歯を立てたので、すこしびっくりして手を引っ込めてしまいました。
噛まれそうになっても絶対怒っちゃいけないのがお約束。ハムスターからしてみたら絶対かなわない相手に攻撃しているわけで、つまりそれほど怖いのです。



もう一度仕切り直し。今度はちゃんと食べてくれました!



もらったお菓子を大急ぎで寝床に隠すときんさんです。



もちろん、ちゃんとご飯も食べますよ。やはりチーズと鳩の餌は美味しいみたいです。意外なところではオオバコも食べています。
長毛種の毛球症や腸閉塞の予防として、食物繊維の多いものを食べさせようと思ったのですが、意外と野菜に含まれている食物繊維って少ないんですよね。ところが、穀類に含まれている食物繊維は結構多いということを先日知りました。そのために今のところ毎日鳩の餌を食べさせています。

カメラを通すと若干、ときんさんの地肌が赤いように見えますが、お迎えした当初より毛づくろいをしている時間も短くなったし、床材もヴァージンパルプを使っているので、ペットショップにいた時のウッドチップアレルギーの影響とは違うのかな?と思っています。来月くらいには健康診断に行きたいです。
因みにそのペットショップでは白樺の床材を使っています。話には聞いていましたが、白樺によるアレルギーって実際にあるんですね。要注意です。