頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

ハムスターにお薬をあげる時間について。

2013-09-30 21:13:00 | 病気のこと
こがねさんが加齢による腎疾患と診断され、二種類のお薬を処方されました。

「一日二回飲ませて下さい」

その時は、ハイ分かりました~、と帰宅してしまったのですが、後になってはっと気が付きました。

一日二回って何時頃と何時頃に飲ませたらいいのだろう…?

人間なら朝と夜の二回とかわかるけど、ハムスターは夜行性だからこの場合どうなるんだろう?
朝になったら寝てしまうから、夜に二回?いやいや夕方と深夜に一回ずつ?
病院も閉まってしまい電話で聞くわけにもいかず、私はあわててインターネット某所で質問しました。

即座に「病気になるような飼い方をしているお前が悪いから今更何やったってムダ、こんな質問してる時点でいい加減に飼っていた事がわかる」という素晴らしい回答を頂きました。
これにはかなり腹を立てたのですが、仕方がありません。しばらくして、他の方から「夜と朝方にあげるのが基本だと思いますよ」との回答がつきました。また、動物病院への問い合わせも忘れずにとアドバイスされたので、お礼を伝えて、目覚ましを朝5時にセットして布団に入りました。

朝5時…。
そこにはいままで見たこともないくらいアグレッシブなこがねさんの姿がありました。本当に君は3歳なのか?!
片手に軍手をはめ、薬を手にしてこがねさんを保定します。因みに、軍手だと飼い主の臭いがバレバレなのでカムフラージュにはまるでならないとあとから知りました。がっくり。

こがねさんはどうやらこのお薬が気に入ったらしく、保定されるときはジタバタしますがあとはすんなりお薬を飲んでくれます。後に保定せずともお薬を飲んでくれるようになりました。

動物病院の先生も、かつて飼育していたゴールデンハムスターを腎疾患で亡くしているそうです。獣医さんでさえなかなか手を出せない病気なのです。
私のような素人にどこまでケアできるかわかりませんが、やれることはやってみます。


お薬おいしい?

2013-09-30 19:37:00 | 毎日のお世話…こがねの場合(ゴールデン)
こがねさんが闘病生活に入ったため、毎日のお世話に「お薬」という項目が入りました。さて、先生に言われたとおり保定して…と思ったら、あれ?なんか自分からスポイトに口つけて飲んでるよ。こりゃ保定しなくても大丈夫みたい。


もっと無いの~?とばかりに名残惜しそうに手足を舐めるこがねさん。

まずは食事の準備から。
今回も主食はペレット+乾燥たんぽぽ、副食にお野菜です。乾燥豆腐や雑穀は病状を悪化させそうなので与えないようにします。


ミニトマトのヘタはハムスターには害があるので、取り除いてからよーく洗います。
この葉っぱはブロッコリーの葉。ハムスターはブロッコリーの葉や茎も喜んで食べると聞いたので試してみます。はてさて。




ブロッコリーの葉を気にしているようですが、うまく食べようとはしません。


コロコロ転がるミニトマトに翻弄されています。



それでもうまいこと咥えて持っていってしまうあたりが流石です。


「しーらない」

やっぱり、ブロッコリーの葉っぱははずれかな?
ちょっと残念ですがここでトイレのお掃除。綺麗になったトイレをケージに入れます。




掃除したあとのトイレは、臭いが消えているので逆に気になるようです。

トイレを覗いて出てきたあとのこがねさんがこっちを向いたのですかさず一枚。


おや、シャッターを切る直前にそっぽを向かれてしまいました。

全体的に見て、薬を飲み始めてから、いつも寝ぼけ眼気味だった瞳がはっきりしてきたように感じます。そう、すぐに効果が出るものでもないし、完治することのない病気だけど、最後まで頑張ってお世話したいと思います。

病院帰りのお食事

2013-09-29 17:27:00 | 毎日のお世話…こがねの場合(ゴールデン)
今朝、動物病院にて腎疾患の可能性を指摘されたこがねさん。これから毎日一日二回、二種類のお薬(カリナール1、カリナール2)を5滴ずつ飲ませなくてはなりません。
病院から帰ってきてすぐにお薬を飲ませた後は凹んで丸くなっていました…。

今日のお世話の順番は、先に薬を飲ませるか、それとも先にご飯にするかで迷っていたのですが、「お薬」という嫌なことの後に「ごはん」という楽しいことがあると気が紛れるかなと思い、先にお薬を飲ませることにしました。



お薬の効果が早速出たのか?心なしか瞳きらきらのこがねさん。

お薬を飲ませるときに素手で保定してしまうと、飼い主の臭いを「敵」として認識してしまうと聞いたことがあるので、軍手をはめた手で保定して薬を飲ませました。
こがねさんが立ち直る前にごはんの支度をします。



あんまり野菜を買っている時間がなかったので、申し訳ないけどまたもやオクラです。それからコンビニで買ったニンジン。



ペレットに乾燥たんぽぽひとつまみ。声をかけてお皿を置くとすぐ駆け寄ってきました。



野菜のお皿も同様に置いてみます。



うーん。



やっぱり。



ニンジンだよね!
よいしょ!とニンジンのかたまりをまるごと咥えてハウスに運び込みました。3歳とは思えないほどの怪力です。



オクラなんて知らないよー、とペレットをもぐもぐ。
刻んでもダメかぁ。今度、シリコンスチーマーでオクラを軽く加熱してみようかな?



新しい給水器を取り付けました。80ccボトルのものを購入。
恥ずかしながらハムスター用の給水ボトルが何cc入るのか、今まであまり意識していなかったので、今回の多飲多尿にもなかなか気づけずにいました。ハムスターの事にも、用品のことにも、もっと勉強する必要があるなと感じました。

腎疾患…。

2013-09-29 13:41:38 | 病気のこと
からからからから…とこがねが水を飲む音で目を覚ますと、ひどい光景が飛び込んできました。



床材がなにか水を吸ってぐっしょりしている上、給水器の水が空っぽになっています。それでも水を飲もうと給水器を離さないこがね。

床に零れた水は、給水器が壊れて漏れた水なのか?それともこがねのおしっこなのか?
とにかく安易な自己判断はしないほうがいいと考えて、予定より早くこがねを病院に連れて行くことにしました。

移動用キャリーにケージ内の乾いた床材を詰め、水分補給用に冷蔵庫にあった野菜を放り込み、こがねを中に入れようとしたのですが、キャリーの入り口が重みで勝手に閉まってしまってなかなか入れられない…あまり考えずにキャリーを購入したことを後悔しました。

その他に、何か役に立つと思って、トイレとケージ内のフンを持っていきました。

今まで通っていた動物病院の先生はジャンガリアンの飼育をしていたことはあったそうですが、やはり専門は犬猫といったかんじだったので、今回はエキゾチックアニマルに強い獣医さんがいる所にお願いしました。
受付で申し込みをしていると、看護師さんたちもエキゾチックアニマルに詳しいんだな、ということが伝わってきました。

診察の段になり、先生はこがねの顔をひと目見て
「だんだん歳をとってきたせいで、目がいつもつぶったようになっていますね。ジャンガリアンは腫瘍になることが多いのですが、ゴールデンの場合、やはり加齢によって腎臓が弱っていると考えられます。」
と診断されました。
その後聴診器をあてて心音や腸の蠕動音を聞くもこちらも異常なし。
「本当は血液検査してあげられればもっと詳しくわかるんですけど、小動物は血液検査しただけでダメージを受けてしまいますので…」
と、少し残念そうにおっしゃっていました。
最後に便の検査をして、顕微鏡の映像を私も見せてもらったのですが、寄生虫のたぐいは一切いないということで少し安心しました。
「腸内環境もかなりいいし、3歳でこんなに元気なハムスターいませんよ。上手に飼われているんですね。」
と、少し褒められました。

帰ってからはお薬の時間です。
先生から、首の後ろ当たりの皮を掴んで引っ張ると、手足がバンザイしたようになって口も開くのでお薬を飲ませやすいですよ、とお手本を見せてもらったものの、やはり私のような素人にはうまく行きません。
結構、強引に飲ませたせいで、こがねさんはすねて丸くなってしまいました。



本当は近々大掃除と床材交換をしたかったのですが、こがねにかかるストレスを考えて、濡れた床材だけ取り敢えず替えておくことにしました。お薬の時間以外は、なるべくゆっくりと過ごしてもらいたいものです。



ミルワームは必需品?

2013-09-28 23:20:00 | 毎日のお世話…こがねの場合(ゴールデン)
私が高校の頃に読んだハムスター飼育本には

「ハムスターを育てるのに昆虫は不可欠、特にミルワームは与えるべき」

…と書いてありました。そこにはハムスターの食べることのできる昆虫がずらーっと並べられ、最後にこんな言葉で締めくくられていました。

「可愛いハムスターが昆虫を食べるなんて…そんな姿を見たくない、という人はそれでもいいんですよ。それはハムスターがよろこぶ姿をひとつ見ることができなくなったという事なんですから。」

これを読んだ時、私の飼っている「ねずみ」達にもミルワームなどの虫を食べさせるか悩みました。さも当然のように、ハムスターは虫を前にすると喜んで食べるものだと書いてあったからです。
しかし、ちょっと気持ち悪いというのもありましたが…私は子供の頃ファーブルのような昆虫学者になりたいと願ったこともある「虫愛ずる姫君」だったので、餌として虫を扱うのがなんだか嫌だったのです。
結局、「ねずみ」たちにミルワームを与えることはしませんでした。

「こがね」を飼うときも、たまにはミルワームを与えたほうがいいのかと考えたことがあります。しかし今の飼育本では「ハムスターに必要な栄養素はペレットで賄える」という記述が多数なので、敢えてミルワームを与えようとは思いませんでした。
更に、最近読んだ「ハムスターの学校」という飼育本には、「市販のミルワームは木屑などを食べているため栄養価が足らず、一週間ほどペレットを砕いたものや青菜等を与えて育てるのが良い」というようなことが書いてあったのです。

ハムスター育てるためにミルワーム育てるのか…。

これはキリがない。そう考えてやめることにしました。とてもめんどくさがりな飼い主です。
言い訳をさせてもらえば、中にはミルワームの姿を怖がって食べない個体もいるそうなので、あまり歳のいったこがねさんを驚かせてもいけないなと思ってやめています。
おそらく今後もミルワームを与えることはないでしょう…。



こがねさん、君はどう思う?