頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

未だに結論の出ないトイレ砂

2014-02-06 20:37:37 | 用品のこと
ときんさんを飼い始める前に、固まらない砂でも腸閉塞の危険があり、紙の砂のみを使うようにしたいと書きましたが、またしてもいろいろな情報を耳にしたので備忘録という感じにまとめておきます。

トイレ砂の選択肢あれこれ

【鉱物性の砂、いわゆる一般的に売られているトイレ砂】

メリット
・手に入りやすい
・トイレを覚えやすい
・ドワーフは砂浴びに使うことも、ゴールデンは穴掘りをすることで過長爪の予防になる

デメリット
・固まる砂はもとより固まらない砂でも腸閉塞の危険がある
・燃えるゴミとして出すことができない

備考…固まる砂は論外、固まらない砂は「バスサンド」「浴び砂」として売られているものを使うことができる。
固まらない砂の危険性に対し「ハムスターは砂漠で暮らしていたから固まらない砂を使うことは問題ない」という反論もあったが、野生下ではそれ故に命を落としているハムスターもいるのでは?と思うが何分データがないのでどうしたものか。


【紙製のトイレ砂】

メリット
・掃除がしやすく、燃えるゴミとして処理できる
トイレに流せるタイプのものもある
・白いので尿の色がわかりやすく、病気の早期発見が可能である

デメリット
・過長爪の予防や砂浴びといったことができない
・使用されている漂白剤による悪影響があるのではないかと言われている
・口に入れてしまえば消化できないことに変わらないので、どっちにしろ腸閉塞の危険がある

備考…漂白剤の悪影響というのはいかほどのものだろう。これもデータというかソースがわからないのでどうしたものか。
飼い主視点からすると一番扱いやすい。ただし砂浴びや穴掘りはさせてあげたいんだよね…


【木粉由来のトイレ砂】

メリット
・燃えるゴミとして処理可能

デメリット
・ほとんど店頭には並んでおらずネットショップでも取り扱いが少ない
・○国製であり、原料の木材自体の品質に不安がある

備考…某ハムスターサイトではこれが一番扱いやすいように書いてあったが、産地が○国製というのが非常に不安。使われている防腐剤などの薬剤によっては紙製のトイレ砂の漂白剤どころではない悪影響が考えられるのだが…


【ハムスター飼育用の土】

メリット

・木粉のトイレ砂よりは手に入りやすい
・排泄物が分解され、消臭効果も強い(らしい?)

デメリット

・燃えるゴミとして処理できない
・分解、消臭効果はまだ確立されたものではなく、床材として使う事が推奨されていないものでもあり、夏場は衛生面に不安
・高価である

備考…多分、設置した時の見た目はいいと思う。ただ排泄物が分解されるという触れ込みは、今まで土飼育にチャレンジして挫折したハムスター愛好家が少なくないところから見て不安がある。わざわざ土を使うくらいなら固まらない砂でもいいんじゃないかと思ったり。

リセット

2014-02-02 14:46:55 | 用品のこと
思い切って、水槽をリセットすることにしました。回し車などの用品もすべて廃棄するつもりです。

やはり寄生虫の害が怖すぎます。特にハムスターは食糞の習慣のある生き物ですから、一度寄生虫にかかってしまうと自家感染の防ぎ様がありません。消毒を繰り返しましたが不安が消えなくて、いっそリセットしようと決めました。
ひいふう言いながら90センチ水槽その他を車に積みました。アクリルなので大して力の無い私でも何とか運べました。明日のうちにクリーンセンターに持ってゆくつもりです。

ネットショップを見ていると、さすがに90センチは厳しいですが、60センチ水槽なら2000円くらいから取り扱いがあるようです。アクアリウムとしては水漏れの不安等がある品の様ですが、ハムスターの飼育には問題ないようです。わざわざ市販の「ハムスター専用ケージ」を買うより安いし、使いやすいと思います。

中にはスターターキットとしてセットの中に水槽が組み込まれているものもありまし。スターターキットの是非については、また別に機会に。

タイニー&ナチュラル「スティック」…コーンスターチで出来たかじり木

2014-01-13 18:34:00 | 用品のこと
毎度毎度用品と食事とどちらのカテゴリーに入れたらいいのかわからなくなります。
タイニー&ナチュラル「スティック」は、コーンスターチで出来たかじり木です。以前よりネットショップで見かけて気にはなっていたのですが、1200円というお値段の高さとレビューの少なさから、購入していいものかしばらく迷っていました。製造はミニデュナなどでお馴染みイタリアのファープラスト社です。



裏面を見ると「ダイエットに」という驚きの一文がありました。まさか、エサをこれだけにするって意味じゃないよねえ…日本語での説明はわずかで、着色料やその他添加物については不明です。あまり気を遣いすぎて「目黒のサンマ」になるのもどうかとは思うのですが。
見た目の工業製品っぽさとは裏腹に香ばしいいい匂いがします。



ときんさんが気に入ったかどうかでいえば、大変お気に入りのようです。日に日に歯形が増えています。ただかじって種子を取り出す楽しみがあるぶん、インディアンコーンの方が若干嗜好性は高いようです。

「かじり木あれこれ」補足【ミルキューについて】

2014-01-09 21:50:43 | 用品のこと
「かじり木」と言っても本当に木材で出来ただけのシンプルなものもあれば、インディアンコーンの様に食べられる「おやつ」のようなものまで存在するので、果たして用品というカテゴリに書いていいのか微妙になってきます。取り敢えず今回は以前に書いた「かじり木あれこれ」という記事で取り上げた「ミルキュー」という商品について補足したいと思います。

ミルキューとは「ちびまるくんのミルキュー」という名前で販売されている、アルファルファという牧草を固めたおやつです。硬さがあるので、かじり木の代わりとして使えると以前の記事で書いたかと思います。アルファルファはハムスターも食べることができる植物として挙げられています。

ところがこのミルキュー、アルファルファを固めるために「牛乳」を使っていると聞いたのです。
牛乳はハムスターにとっては害のある飲み物の一つです。というより、牛乳を摂取してちゃんと分解できる動物ってなかなかいなくて、例えば猫はミルクが好きなイメージがありますが乳糖を分解できずお腹を壊すことが多いそうです。人間でも同様の体質の人がいます。

話がそれましたが、パッケージ裏面の原材料名を見ても、牛乳の文字は見当たりません(2014/01/09現在)。人づてに聞いた話なのでなかなか根拠が掴めなかったのですが、あるショッピングサイトの某ネットショップ上の商品紹介ページにおいて、原材料名の中に「牛乳」の文字を確認しました。

この商品を展開している株式会社アラタのホームページをスマートフォンから見てみましたが、ミルキューをホームページ上に確認することはできませんでした。またショッピングサイトによっては牛乳の文字がないものもあって、「天然素材だから安心」などと誤解を招くのではと思う記述もありました。
(例えば100%天然のトリカブトを食べたら死ぬよね)

今回はまるでミルキューと株式会社アラタさんを晒しあげているかのような記事になりましたが、この商品に限ったことではありません。例えば、木製の「かじり木」の素材がなんであるのか、広葉樹なのか針葉樹なのかもはっきりしないというのが現状ではないでしょうか。床材に関してはアレルギーの危険性について言及するのに、これは片手落ちじゃないのかなと思うのです。

犬や猫に比べて、ハムスターを含むエキゾチックアニマルの歴史は浅く、昔に比べて増えたとはいえ安全な商品は少ないように思います。そのことを考えると、決してハムスターを飼育するのは容易ではないのかもしれません。

ハムスターのゆったりコーナートイレ

2013-12-06 12:06:00 | 用品のこと
ときんさんをお迎えしてから、楕円形の鳥の餌入れをトイレの代わりに使っていました(メーカー:カワイ)。陶器製なので消毒もしやすいし便利かな?と思っていたのですが、どうやらときんさんには合わなかったみたいです。トイレの場所を覚えてはいるのですが、なぜかお尻だけを外にはみ出して、そのまま用を足してしまうのです。また、屋根がついてないのでトイレ砂も飛び散りやすくなります。
せっかくいい代替品を見つけたと思ったのに残念ですが、改めてトイレを新しく買い換えることにします。

で、購入したのがこちら。



マルカンの「ハムスターのゆったりコーナートイレ」です。
正直このメーカーの商品は…買いたくなかったのですが…コーナータイプで屋根がついており、ゴールデンハムスターのサイズに合うものと言ったら、これしかなかったんですよ。
なぜマルカンの商品を買いたくなかったかというと、いろいろ理由はあるのですが、別の機会に書くことにします。また、ハムスターをある程度飼い慣れている人たちから見ると
「ああ『あの』マルカンね…」
と言われることが多いメーカーでもあります。

…早速不満たらたらですが中を見てみます。



流石にサイズはあります。これならゆったりトイレタイムを過ごしてくれると思います。
ただこのシールは何なんでしょう?どうやらトイレに貼ってデコーレションしてね!という事らしいのですが…。
そしてスコップやトイレ砂などの付属品はなし。余分なシールをつけるくらいなら、せめてスコップはつけて欲しいところ。



不満を言っていたらときんさんを起こしてしまったようです。ごめんなさい。



古いトイレ砂をそのまま新しいトイレの中に移し、更におしっこの染み付いた床材や新聞紙を中に入れてセッティングしました。



全体像はこのような感じ。



すると、ゆっくりゆっくりときんさんが近づいてきました。



ちょっと警戒している様子。



中に入ってくれました。



どうやら、ちゃんとトイレとして認識してくれたみたいです。

前にも書いたのですが、ゴールデンハムスターの方がトイレを覚えやすいのに、ゴールデンハムスターサイズのトイレって全然無いんですよね。トイレやら砂浴び場やら、種類はいろいろあるのに、ほとんどがドワーフサイズ。なので手頃な代替品として鳥の餌入れが使えるかな?と思ったのですが、ときんさんの場合は失敗でした。
ただ、ネットショップのレビュー上では、重さもありひっくり返されることもなく重宝しているという意見もあったので、試してみる価値はあるのかもしれません。