頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

危険な誘惑…カポックの実について

2013-09-21 23:47:29 | おもちゃのこと
カポックの実、というのをご存知でしょうか。
硬い殻を持った細長い実で、中には綿と、種子がいっぱいに詰まっています。ペットショップでは「わたの実」といった商品名で売られているそうです。
「殻は齧り木代わりに、綿は寝床に、そして種子は食べられる!」
と三拍子揃ったネットショップの煽り文句やレビューに釣られて、ふらふらと購入してしまったことがあります。

…あんた、綿はハムスターに危険だって、知ってたでしょ?
な・ん・で買っちゃったのよ!!

…本当に後悔しています。
綿は爪を引っ掛けたりして骨折することがあるし、飲み込んだ場合は最悪腸閉塞で死に至ります。
ただのトラップなのです。

わかっていたのに、「みんな買ってるなら大丈夫かあ」というレビューの誘惑。その「みんな」が必ずしもハムスターに詳しい飼い主だとは限らないのです。
初めて買うものはネットショップで買わないほうが無難だと思います。

以後、自戒の念を込めて、こがねがカポックの実で遊んだ時の画像を載せておきます。



これがカポックの実です。
因みに金網部分に引っかかっているのは加工されたヘチマです。
熱湯消毒した際、でろでろでろ~と色落ちして、それを見たらなんだか怖くなって捨ててしまいました。



この時、こがねは初めて動物病院で処方された整腸剤のシロップを飲んで、それがよっぽど嫌だったのか、ハウスに引きこもっていたのです。それをみてこともあろうに、このカポックの実を使ってしまったのです。



引っ張れば引っ張るほど出てくる綿にこがねは大興奮です。
ものすごい勢いで綿を引っ張り出します。
もしあのとき口にしていたら…
もしあのとき爪が引っかかっていたら…
考えるほど、こがねに残酷な事をしたと痛感します。



ご覧の通り、ケージの一面が綿だらけになりました。
やはり綿がこんなにあったら危ないだろうと、綿を取り除こうとしましたが、床材と殆どくっついてしまっていて、結局床剤を全部交換せざるを得ませんでした。

【教訓】
カポックの実はハムスターの習性を利用したトラップである。
喜んでるなんて思わずに直ちに捨てましょう。

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