
昨年11月18日のマヤ・プリセツカヤの80歳の誕生日の為にあたらな振付をしたプリセツカヤの代表作品の一つカルメン組曲を1月28日に見ました。1967年のボリショイでの初演より137回目。この1967年の初演こそプリセツカヤです。ビゼーの音楽にシェドリンが編曲、アルベルト・アロンソの振付でプリセツカヤを中心にした物。
幕が開くと黒い牛の顔を書いた巨大な垂れ幕。これが引き上げられると円形の闘牛場。観客席は背の高い椅子が並んでいます。この前の舞台でカルメンとホセ、闘牛士の恋の争いが繰り広げられます。この巨大な黒い牛の顔と垂れ幕が暗示するように黒い牛を踊るバレリーナも登場。カルメンとホセの最後の場面でもこの黒い牛のバレリーナが絡んで印象的です。途中で暗転した後手拍子のみや足拍子のみで踊る場面もありその後あのカルメンの情熱的な音楽との対比が印象的でした。
カルメンをガリーナ・ステパネンコ、ホセをユリ・クレフトソフが熱演しました。
真っ赤なバラが舞台に投げ入れられ何度もカーテンコールで感動的でした。
カーテンコールの動画です。
アルベルト・アロンソの「カルメン組曲」が再演された由にて、私もたいへん興味深く拝読させて頂きました。67年の初演ですから、すでに40年前の作品ということになりますが、今見ても色褪せない斬新な振付だと思います。ステパネンコとクレフツォフという取り合わせも、キッツイ姐さんと純真な青年という感じで良かったのではないでしょうか?(初演はザハーロワとウヴァーロフだったようですが、ザハーロワがカルメン向きかどうか、ちょと疑問)
「運命」役は如何だったでしょうか?rok(運命)とrog(角=嫉妬の象徴)という引っ掛けもあり、とても興味深い役どころと思います。
またちょいちょい寄らせて頂きます。大寒の季節柄、ご自愛下さい。
今後共是非ちょくちょくプロのコメントお願いします。
返信ありがとうございました。
ロシアを離れて幾久しく、当分彼の地を踏む予定もありませんので、このブログに情報収集致したく、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
かしこ
今後共 コメント宜しくお願いします。ボリショイのバレエの最近やっている演目は略一通り見終わったので今後はバレリーナを選んでみていこうと思っております。今後共コメント宜しくお願いします。
ネットで9日のキャストを覗いたところ、ニキヤ=グラチョーワ、ソロル=ツィスカリーゼに加えて、ガムザッティ=ステパネンコとなっているでありませんか!これは最強メンバーですね。前の日がザハーロワはともかく、ネポロージュニーとアラーシュですから、やっぱり9日の方が勝るのではないでしょうか。あとでご感想をお聞かせ下さい。
じっくり見比べ感想ご連絡します。
ステパネンコは先日のカルメンを踊っていたきつい姉御タイプですよね。