ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

カルメン組曲-バレエー

2006年01月31日 | Weblog

昨年11月18日のマヤ・プリセツカヤの80歳の誕生日の為にあたらな振付をしたプリセツカヤの代表作品の一つカルメン組曲を1月28日に見ました。1967年のボリショイでの初演より137回目。この1967年の初演こそプリセツカヤです。ビゼーの音楽にシェドリンが編曲、アルベルト・アロンソの振付でプリセツカヤを中心にした物。

幕が開くと黒い牛の顔を書いた巨大な垂れ幕。これが引き上げられると円形の闘牛場。観客席は背の高い椅子が並んでいます。この前の舞台でカルメンとホセ、闘牛士の恋の争いが繰り広げられます。この巨大な黒い牛の顔と垂れ幕が暗示するように黒い牛を踊るバレリーナも登場。カルメンとホセの最後の場面でもこの黒い牛のバレリーナが絡んで印象的です。途中で暗転した後手拍子のみや足拍子のみで踊る場面もありその後あのカルメンの情熱的な音楽との対比が印象的でした。

カルメンをガリーナ・ステパネンコ、ホセをユリ・クレフトソフが熱演しました。

真っ赤なバラが舞台に投げ入れられ何度もカーテンコールで感動的でした。

カーテンコールの動画です。

 



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10 コメント

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牛の絵 (PUMPKIN)
2006-02-04 21:27:38
赤字に黒い牛の絵が、すごくいいですね。カーテンコールの動画を拝見したら、舞台も、モダンな雰囲気で、デザインが斬新。バックの背もたれの長い椅子が、またおしゃれです。
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コメントありがとうございます (筆者)
2006-02-04 22:44:04
中々モダンな舞台ですっきりしていて良かったですよ。そうですね。椅子もおしゃれでした。
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祝「カルメン組曲」再演 (宇治佳奈代)
2006-02-16 15:13:47
管理人さま、ご無沙汰しております。夜の帝王ミーシャからこのブログのことを伺い、常夏の国よりカキコミさせて頂いております。

アルベルト・アロンソの「カルメン組曲」が再演された由にて、私もたいへん興味深く拝読させて頂きました。67年の初演ですから、すでに40年前の作品ということになりますが、今見ても色褪せない斬新な振付だと思います。ステパネンコとクレフツォフという取り合わせも、キッツイ姐さんと純真な青年という感じで良かったのではないでしょうか?(初演はザハーロワとウヴァーロフだったようですが、ザハーロワがカルメン向きかどうか、ちょと疑問)

「運命」役は如何だったでしょうか?rok(運命)とrog(角=嫉妬の象徴)という引っ掛けもあり、とても興味深い役どころと思います。

またちょいちょい寄らせて頂きます。大寒の季節柄、ご自愛下さい。
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コメントありがとうございます (管理人)
2006-02-22 05:24:59
宇治様 出張なので返事遅れ申し訳ありませんでした。文面から推察するにこのブログを書く時に何時も参考にさせて頂いてる新書館の「バレエ・テクニックのすべて」の筆者様ではないでしょうか。もし間違っていたら申し訳ありません。もしそうであればこのような素人のサイトをご覧頂き誠にありがとうございます。「運命」役というのは黒一色の服のFateのことだと了解します。Julia Grebenshchikovaが演じておりました。動画で最初に挨拶している女性です。

今後共是非ちょくちょくプロのコメントお願いします。
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楽しみに拝見させて頂きます (宇治佳奈代)
2006-02-22 15:33:02
管理人様

返信ありがとうございました。

ロシアを離れて幾久しく、当分彼の地を踏む予定もありませんので、このブログに情報収集致したく、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

かしこ
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やはり筆者様でしたか (管理人)
2006-02-23 19:20:59
「バレエテクニックのすべて」の筆者様

今後共 コメント宜しくお願いします。ボリショイのバレエの最近やっている演目は略一通り見終わったので今後はバレリーナを選んでみていこうと思っております。今後共コメント宜しくお願いします。
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やっぱグラチョーワですね (宇治佳奈代)
2006-02-24 15:24:17
最近の人はみんなザハーロワと言いますが、私はやっぱグラチョーワ命ですね。あの肢体の柔らかさと伸びやかさ、そして言い知れぬ官能美。彼女のお陰で私はバレリーナの踊りに開眼しました。3月9日にはグラチョーワ主演で「バヤデルカ」上演されるようですので、是非ご高覧あれ。
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バレエテクニックのすべての筆者様へ (管理人)
2006-02-24 20:49:00
グラチョーワのバヤデルカ 3月9日早速INTERETで購入しました。元々3月8日のザハーロワのバヤデルカは購入済みでしたので両日の比較を致します。グラチョーワは現在まで白鳥の湖等幾つか見ておりますし肢体の柔らかさ、伸びやかさは感じておりましたが何せ69年生まれとそろそろお年かなという感じで見ておりましたがバレリーナを歳で見てはいけないのでしょうね。改めてじっくり見てみます。
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9日は・・・ (宇治佳奈代)
2006-03-03 15:09:52
管理人さま、こんにちは

ネットで9日のキャストを覗いたところ、ニキヤ=グラチョーワ、ソロル=ツィスカリーゼに加えて、ガムザッティ=ステパネンコとなっているでありませんか!これは最強メンバーですね。前の日がザハーロワはともかく、ネポロージュニーとアラーシュですから、やっぱり9日の方が勝るのではないでしょうか。あとでご感想をお聞かせ下さい。

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バレエテクニックのすべての筆者様へ (管理人)
2006-03-04 00:05:18
了解致しました。

じっくり見比べ感想ご連絡します。

ステパネンコは先日のカルメンを踊っていたきつい姉御タイプですよね。

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