日本特派員Mさんが現在ロンドン遠征中でボリショイの前のスカラ座公演の寄稿を頂きました。ご覧ください。
ミラノ・スカラ座「眠れる森の美女」ヌレエフ版
ロイヤル・オペラ・ハウス(英国)7月26日&28日
オーロラ:タマラ・ロッホ(英ロイヤル・バレエ プリンシパル)
プリンス デジーレ:レオニド・サラファーノフ(マリィンスキー・バレエ プリンシパル)
ついこの間来日したミラノ・スカラ座の引越し公演が、ロンドンでも5日間という短い期間であるが行われた。ゲストのサラファーフもロンドン公演にも出演。ロイヤルを本拠地とするタマラとペアを組むという珍しい企画。
私が観た日は両日共に満席で、6年ぶりのスカラ座公演にバレエ・ファンは期待を寄せた。
ポスターやリーフレットの美しさと演目の選択もこの国では大人から子供までに魅力的なものであったに違いない。
両日ともにオーケストラが通常の半分ぐらいの量にカットされているのでは?と疑うぐらい迫力のない演奏・・・オーケストラはロイヤル所属のものだったのに、この熱意のなさは何だろうと思わずにはいられなかった。
美しく煌びやかなバッロク様式のセットや各衣装は、イタリアならではのセンス。ゴールドをふんだんに使っているが、派手すぎず非常に上品。特に、中央に設置されたオーロラの眠る貝殻型のベッドは印象に残った。
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