ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

新国立劇場バレエ団  白鳥の湖 その他のダンサー達について

2010年01月30日 | Weblog

Nさんの寄稿の続きです。

●その他、オデット/オディール・ジークフリード王子以外で印象深かったダンサー

・八幡顕光さん・福田圭吾さん(道化Wキャスト)

八幡さんはすっかり自分の物にしているようで、

楽しんで踊っている様子が伝わってきた。

連日元気に跳び回り、場内を沸かせてくれた。

お城のあらゆる事情を熟知していそうな道化であった。

福田さんは今回初役、コール・ドながら大抜擢である。

(ソリスト昇格も間近に思える)

回転も跳躍も安定し、たいそう美しく決めていた。

王子にとって、素直で素朴な可愛い弟のようで、

観ていて心和む道化だった。

・寺島ひろみさん

パ・ド・トロワの第一ヴァリエーションでは、

晴れやかで元気一杯、弾けるような踊りを見せてくれた。

高さのある跳躍にこのたびもあっぱれだった。

・堀口純さん

二羽の白鳥で、全身を大きく使ったダイナミックな舞いが素晴らしかった。

音楽が消えるぎりぎりまでポーズを保ち、大変美しかった。

ボリショイの椿姫主演の経験を経て、貫禄がついたよう。

近いうちにオデット/オディールも観てみたい。

・福岡雄大さん

スペインの踊りでは見得の切り方といい切れの良さといい

ずば抜けていた。

パ・ド・トロワでは見ていて気持ちよい

爽快感のある跳躍を優雅に、そして力強く決めていた。

主演舞台をもっと観たいダンサーの1人である。

・伊東真央さん・井倉真未さん・福田圭吾さんのナポリ

とにかく軽やかで可愛らしい3人であった。

振付は結構激しいが、

最後まで満面の笑みで踊りきっていた。

・長田佳世さん・古川和則さんのハンガリー

颯爽と力強くこなしていて、秀逸だった。

それぞれ別々のカンパニーに所属していた

この2人が組む日が来るとはつい数年前まで思いもしなかったが、

実に相性が良さそうである



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