Kさんより12月10日のマリインスキーバレエのオールスターガラの
寄稿頂きました。
正直、踊りの方は職人芸(ボリショイと比較すれば)正当なとの
いうか、まっとうなというか・・・媚のない気骨があるゆるぎ
ない技術の粋を見せてもらったという感じで、満足だったので
すが、がっかりしてしまったのがオーケストラ。今回専属楽団
が来日しているにも関わらず、眠りの時もそうでしたが、ガラ
も東京の楽団が演奏担当をしたのがBIGミス(いくら指揮者は専属であろうとも・・)という印象でした。
あまりにバレエのパフォーマンスのレベルとのミスマッチが、
聞いてて悲しくなるぐらいでして、多分オーケストラの演奏の
せいで、ペアーの踊りのタイミングが外れたのでは?と思うよ
うなシーンもあったり、瀕死の白鳥でも踊りは迫力満点なのに
も関わらず、バイオリンソロがまったく迫力なしのへらへらっ
とした演奏だったりで、テンポが遅すぎて乗りがなかったり、
オーボエの高い音がでてなかったり・・・正直バレエダンサー
達がかわいそうにも思えてくるような演奏がしばしばでした。
今まで見たバレエのパフォーマンスで、ここまで音楽演奏が気
になったのは初めての出来事でした。今更ながらのコメントで
すが、せっかくの踊りが・・やはり踊りがメインのバレエパフ
ォーマンスでも、それを支える楽団の質も同様に大切というこ
とをこのギャップを間近に見て、改めて実感しました。
でも踊りは(特に女性陣)には感動しました。
また3年後の来日が楽しみです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます