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嵐のコーラスコンサート週間が終了直後の12月14日に久しぶりにボリショイに行きました。お目当ては日本公演で実現しなかったザハロワとウヴァーロフのゴールデンコンビによるバヤデルカです。
1幕で珍しくリフトでバランスをちょっと崩しかけた場面があった以外は二人とも絶好調で特にウヴァーロフは足首の不安がなくなったのか全開のジャンプや回転を見せ拍手喝采を受けていました。
ボリショイでは3月9日以来の公演です。3月8日、9日の公演は5月の日本公演直前で特に気合を入れたブログですので未だご覧になっていない方は是非ご覧下さい。特にもう見ることが出来ないかもしれないグラチョーワのそれも珍しい1幕後のカテコ動画もありますよ。
5月5日に東京文化会館で見て以来半年ぶりのバヤデルカでしたが3幕の影の王国の場面の幻想的な風景は何度見ても良いものです。
それに日本公演は遠い2階席とかで見たのですがボリショイでは何時もの最前列で見ることが出来たのでザハロワの細かな演技や輝くばかりの美しさをじっくり見ることが出来たのでなおさら感銘深いものがあります。それにやはりボリショイのオケですし。
ガムゼッテイ役はマリア アレクサンドロワで彼女も体調が戻ったようでニキヤとの女の争いの場面の怖さといったらぴったりですね。彼女は特に演技派と言われているようです。
3幕のVariationを1st Yekaterina Krysanova, 2nd オシポヴァ, 3rd コバヒゼが演じましたがオシポヴァは相変わらずのジャンプ力を見せると共に3人並んだ踊りで比較すると後ろに上げる足も可也高く上がっていました。コバヒゼもきっちりと踊ると共に小さな顔で中々美しく将来が楽しみです。
カテコ動画は暫しお待ちのほど。
お仕事やコンサートでお忙しい中、今回もまた貴重な公演の画像やレポートをUPして下さり感謝いたしております。
「バヤデルカ」は私が最も愛するロシアの古典バレエ作品で、私は大好きなウヴァーロフさんを見るのもこの作品で観るのが一番好きなのです。
春の日本公演もグラチョーワさん、ウヴァーロフさんで観たいとチケットを購入しましたが、配役が変更になったため、譲ってしまい結局観ませんでした。
もうグラチョーワさんが観れないと思うと、非常に残念なことをしたと今になって深く後悔しています。
実は最近、この冬から来年にかけてボリショイ・バレエの海外公演やザハロワさんとのガラの相手役に、ウヴァーロフさんのお名前が一切出てこないため、やはりまだケガの後遺症に悩んでおられるのでは?と心配していたところです。
ですが、管理人さんのレポートを読んで安心しました。
カーテンコールの動画もとても楽しみです!
音楽もとってもすきなのです。
ウヴァーロフがとにかくよかったですよね。
ため息が出てしまいました。
お隣のお席の男性がザハロワマニアだったようで
ザハロワの時しか拍手しなかったんですよぉー、
ひどいですよね、まったく。
でもでも全体的にすばらしかったですね。
管理人さんと、ひめさんもご覧になられたのですね。はあ~(ため息)。続報楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。
ザハロワは今年の年末はドイツでアルチョム君と「白鳥」の予定(公式HP)だったので、ふうんと思っていたのですが。
私なんてウヴァーロフの日本での公演は大半見ています。それでもバヤデルカ全幕は未見、シンフォニーインCも。この十年で見たウヴァーロフ全幕最多演目は情けなくも「ドンキ」で5公演10ステージ位見てます。(相手グラチョーワ、ニーナ、ステパネンコ、吉田都、ザハロワ)彼のドンキは大好きですが、いくらなんでもこれは偏りすぎで。
叙情的な演目、ドラマチックな全幕物が真骨頂の彼なのに、そういうのを近年あまり見てないのです。地のご本人もまともに恋愛する男性なので、20代後半に恋愛劇でもっと見たかったです。(ダンサーはゲイとか恋が多すぎる人とか女性恐怖症みたいな人もいて、ウヴァーロフみたいな普通の男性はむしろ珍しいような気もします)
ウヴァーロフでもっとも好きなのはキャリア前半期の最初で最大の当たり役、「ロミオとジュリエット」のロミオ役です。また、昔はグラチョーワとパートナーを組んでいて黄金ペアといわれていました。グラチョーワが「もっとも好きな役」がニキヤで、90年代半ば、モスクワ留学で観ていた人によると当時はグラチョーワ、ウヴァーロフの「バヤデルカ」公演が大変多かったとのこと。パートナーの当たり役なので、当然ウヴァーロフにとってもソロルは18番演目の一つ、らしいです。
管理人様が作られた以前のブログ、「グラチョーワのニキヤ」部分はすごくよくできていて当時は内心驚きました。見所のポイントがしっかり写ってて。
ザハロワは、このごろ変化が激しく、目が離せません。3月のニキヤ、5月のニキヤと比べて今回同じでしたか?何か役つくりの変化などはありましたか?
ウヴァーロフは私が本人と出くわした20代半ば過ぎでは、ソロルみたいに女性を裏切ることなど絶対できなさそうな、たったひとりの女性を大切にしたがりそうな優しげな青年で、美人で優しそうな奥様を熱愛していた模様です。(「ロシア男性はわからんよ」、と友人談)私は彼にソロルの気持ちがわかるのか疑問はあります。リアリティなくても許しちゃうけど、案外裏切るソロルを一番順当にやってるのかなと日本公演パンフの写真みて思いました。ダンサーたちは日によって演技が違うこともあるそうで、5月3日のアレクサンドロワのガムザッティは、あまり恐い女性像ではありませんでした。(4日昼のシプリナがタカピー演技でちょっと受けたので4日夜演技変えたのか?相手のグラチョーワが芝居の変更要求したのかは不明)
ロシアでは、ウヴァーロフのソロルがザハロワのニキヤそっちのけでアラシュのガムザといちゃいちゃしてた時もあったという話もあるので(その場のノリか?ザハロワより生え抜きのアラシュのほうが実際の関係の距離が近かったことが演技に影響したのか??たしかに台本のソロルはそういう男ではあるんだけど)今回はどんな感じだったのかなと。
ウヴァーロフの「ジゼル」は数回みてますが、観るたび芝居が違ってました。
日本公演でのアラシュも、5月5日と7日では演技が違ったそうなのです。
それでは。
管理人さま、お言葉有難うございました。おかげさまで、父の病状は好転してきたようで、今日一般病棟に移動になりました。78になりましたので、あまり楽観し過ぎてもいけないのでしょうが、ちょっとホッとしています。
1月は日本に一時帰国なのですが、
見たいものが山のよう。帰りたくない気分です…
バヤデルカの仏像をイワン・ワシーリエフ君が
踊るのが絶対的に見たいです!!残念(涙)。
皆様から早速色々なコメントありがとうございました。
動画のUpが遅くなりましたがやっとUpしましたのでご覧下さい。