さて、奥多摩駅へ到着しぼちぼち歩きはじめるとしましょう。
時刻をメモしておきますが、目安。道がよいところはちょっと走ったりしたのでペース早めです。
バスの大行列を尻目に川沿いを下流方向へ進みます。信号を直進し橋を渡ってすぐ右側に登り口があります。

【8:36】登山道入り口
山頂に神社がある愛宕山を登り、さらに鋸尾根を進みます。
少し進むとあずまやがあり、広くなっている場所があるのでここでストレッチ。
つづら折りや石段を進んだ先に現れたのは最初の難関。

「急な石段187段」
地図にはそう書いてありましたが、確かにその通りで前を行く青いザックの人があの大きさですからこれはきつい。途中に踊り場もなく足を滑らせれば一気に下まで落ちてしまいます。
手すりにつかまりながら慎重に登り進めた後も岩だらけの急な斜面。それを越えると少々開けた場所に出てその先が愛宕山山頂と愛宕神社本殿の裏に出ます。
【8:58】
急な斜面を下りていくと舗装道との合流付近で鳥居をくぐります。こちらが参道の入り口なんでしょうね。逆走してしまいました。
駅の方からこの舗装道をたどって行けば愛宕山を迂回して階段も岩の斜面もよけることができるのですが、結構遠回りなんですよねぇ。
舗装道の続きで山へ向かう車が通れるくらいの道を進むと地図ではこの先も続いているはずですが、土砂崩落につき通行止めとなっていました。
通行止めの看板の直前の山道に入ります。鋸尾根を進んでいきます。

ホトトギスが咲いていました。花は数日の命らしいので見られたのはラッキー。
尾根なのでずっと登りかと思いきや、途中にいくつか急なピークがあり何度も上り下りさせられます。しんどい。
急な階段や鎖もありノコギリとはこの凸凹を言ったのかなどと考えてみたり。
【9:34】
地図には表記がない小さな分岐があり、どちらもすぐ合流するのですが標識には、
鋸山 鎖場を巻く←|→鎖場コース 足場悪し
まあ、普通なら左でしょうね。敢えて右へ行ってみると

ロッククライミングだよこれ。岩のみぞに鎖が一本。しかもみぞには木の根っこがのび不気味。
まあこんなところでくたばるわけにはいかず、おとなしく戻って鎖場を巻けばよかったものを岩場を突破。
なかなか経験できるものでもないですし。

地図によると標高1046.7mの三等三角点。
これを過ぎると御前山との分岐がありほどなくして

【10:19】
鋸山山頂1109m。木に囲まれなんも見えない。
ここから大岳山へ向けて尾根を進みます。

ちょっと変わった花が咲いていました。モミジハグマというそうです。

【11:20】
大岳山山頂1266.4m。それなりのスペースにお年寄りから子供まで結構人がいました。ベンチもいくつかありましたがすべて埋まっていました。
西側の視界が開けており晴れていれば富士山が見えるのですが、

・・・。
ここでお昼ご飯。
コースタイム4時間のところ3時間弱で来てしまいました。
【11:35】
大岳山を出発。

山頂から大岳神社方向へ降りる途中に見つけた花。近くで写真を撮っていて方によればレイジンソウ(伶人草)というらしい。伶人とは雅楽の演者でその人の冠に似ていることから名づけられたそうです。
トリカブトの仲間なので有毒。葉が似たニリンソウと間違って食べると危険です。
大岳神社の裏へ出ました。また神社逆走。その下のより大きい木造の建物が大岳山荘。休業中ですがトイレは使えるようです。

ここは御岳山方向と馬頭刈山方向の分岐。予定より早く来ているので御岳山も行ってみたいですが、体力が持たなそうだし五日市へ降りることが困難になるので予定通り馬頭刈山方向へ。
この尾根は眺めがよい場所が所々有るのですが今日は今一つダメですね。

【12:08】分岐
山頂から2つ目の分岐。ここで大滝方向へ下りるのが当初の予定でしたが、まだ余裕があるのでこのまま尾根を進むことにしました。
地図によればこの先が富士見台とのことですが、その手前に西側が開けていて眺めがよい場所がありました。ベンチもあります。

【12:13】ここで少し休憩

【12:20】富士見台。
さっきの場所の方が眺めがよい。あづまやがありました。「関東ふれあいの道」の一部だそうで看板がありました。
さらに進むと岩場があったりと下り道ですが、少々きつくなってきます。
突然視界の正面に巨岩が現れます。

【12:33】つづら岩
高さは10mはありました。登りがいがありそうです。

岩のそばでギボウシを見つけました。東北人にはウルイの呼び方のほうが馴染みがありますかね。

この尾根は眺めいいなぁ。

【13:11】鶴脚山(つるあしやま)916m

【13:25】馬頭刈山(まずかりやま)884m
三等三角点がありました。この辺りから見える富士山は国交省の関東の富士見百景に選ばれているそうです。
山頂の景色は特になかったですが、

キアゲハがいました。
ここからさらに下って高明山へ。もう体力が、、しんどい。
途中の谷で伐採されている場所があり関東平野がよく見えました。

滑走路と格納庫っぽいものが見えたけど横田基地かな。

高明山には高明神社があったそうですが、今は基礎と祠、石灯籠、鳥居のみが残されています。ここも裏から入る逆走。

【13:58】分岐
トレランの練習でしょうか、走って降りてくる人に追いかけられながらも坂を下り分岐まで来ました。ランナーは軍道へ向かって行きましたが、ゆ♨の文字につられ瀬音の湯へ向かいます。

へとへとになりながらも民家が見える位置まで降りてきました。製材所が見えました。
この吊り橋を渡れとのことですが、渡った先の荒れっぷりはこの日最大だぞ。まだ登るのか。

地図には標高点しか書いてありませんがこのピークは長岳っていうんですね。ここまできてなんでまた山登ってるんだよ、早くお湯につかりたい。

【14:36】下山。
駐車場に出ました。どうやらここが瀬音の湯らしいです。


物産展やレストランも併設した立派な建物。登山用の荷物置き場もありました。外の足湯は無料。
大人1回900円で内湯、露天、サウナが利用できました。透明ですが、あまりきつくない硫黄のにおいとヌルヌルのお湯はかけ流しです。
ここで一風呂浴びてリフレッシュ。
この施設のバス停から武蔵五日市駅へバスが出ていますが、一日6本と少ないです。少し歩いた十里木バス停は複数の系統が通るため毎時2,3本あるのでそこまで歩くことにします。

途中秋川渓谷を渡ります。川に飛び込む子供たち。

10分弱で十里木バス停につきました。屋根とベンチがあります。
まだバスが来なさそうなので駅の方へ歩きます。

十里木の次は地図には載っていない坂下バス停で、その隣の西戸倉バス停まで歩いてしまいました。
この道路、交通量はそこそこありましたし自転車もよく見かけました。

西戸倉>>西東京バス武蔵五日市駅行き>>武蔵五日市駅
時刻表で西戸倉16時ちょうど発のバスに乗りました。4分遅れでバス停にやってきました。
よく見ると増発便と書いてあります。10分ちょっとバスに揺られて終点へ。Suicaで195円。
ちなみに十里木からだと279円なので80円歩いた甲斐がありました。(手前の坂下からでも195円ですが)

【16:17】武蔵五日市駅
やっと着きました。10分くらいバスに乗りましたが、終点から終点まで歩くことができました。

きれいな駅ですが、今年の9月30日をもってみどりの窓口を閉鎖してしまうようです。
改札の中に登山者カード入れがありました。五日市から登るときはこれを利用すると便利ですね。
次の電車まで25分あるよー(絶望)と言うお客さんの声にここは都内なんだなぁと思ってみたり。

ホームのはじっこ、線路の行き止まり。

武蔵五日市16:48>>特別快速ホリデー快速あきがわ4号東京行き1680H>>立川17:22
帰りもホリデー快速です。五日市線内は各駅停車。
行きと同じく拝島でおくたま号と連結。このときはあきがわ号が先にホームで停車しているおくたま号にゆっくり接近して連結しました。
【17:22】
無事に立川まで戻ってきました。
ここで15分ほど同じホームで待つとこんなのが来ました。

立川17:37>>ホリデー快速富士山2号新宿行8570M>>新宿18:06
もう数少ない国鉄特急189系。富士急行線の河口湖駅からの快速電車です。6両編成の内最後尾1両が指定席で残りは自由席です。
せっかくなので乗車。次の停車駅三鷹で降りる人がいるおかげで最後の一駅新宿まではリクライニングに座ることができました。
この車両もいつまで持つかなぁ
というわけで無事に帰ってきましたとさ。
ペースが速すぎたのもありますけど今回の行程はちょっとハードすぎましたね。

おしまい。
時刻をメモしておきますが、目安。道がよいところはちょっと走ったりしたのでペース早めです。
バスの大行列を尻目に川沿いを下流方向へ進みます。信号を直進し橋を渡ってすぐ右側に登り口があります。

【8:36】登山道入り口
山頂に神社がある愛宕山を登り、さらに鋸尾根を進みます。
少し進むとあずまやがあり、広くなっている場所があるのでここでストレッチ。
つづら折りや石段を進んだ先に現れたのは最初の難関。

「急な石段187段」
地図にはそう書いてありましたが、確かにその通りで前を行く青いザックの人があの大きさですからこれはきつい。途中に踊り場もなく足を滑らせれば一気に下まで落ちてしまいます。
手すりにつかまりながら慎重に登り進めた後も岩だらけの急な斜面。それを越えると少々開けた場所に出てその先が愛宕山山頂と愛宕神社本殿の裏に出ます。
【8:58】
急な斜面を下りていくと舗装道との合流付近で鳥居をくぐります。こちらが参道の入り口なんでしょうね。逆走してしまいました。
駅の方からこの舗装道をたどって行けば愛宕山を迂回して階段も岩の斜面もよけることができるのですが、結構遠回りなんですよねぇ。
舗装道の続きで山へ向かう車が通れるくらいの道を進むと地図ではこの先も続いているはずですが、土砂崩落につき通行止めとなっていました。
通行止めの看板の直前の山道に入ります。鋸尾根を進んでいきます。

ホトトギスが咲いていました。花は数日の命らしいので見られたのはラッキー。
尾根なのでずっと登りかと思いきや、途中にいくつか急なピークがあり何度も上り下りさせられます。しんどい。
急な階段や鎖もありノコギリとはこの凸凹を言ったのかなどと考えてみたり。
【9:34】
地図には表記がない小さな分岐があり、どちらもすぐ合流するのですが標識には、
鋸山 鎖場を巻く←|→鎖場コース 足場悪し
まあ、普通なら左でしょうね。敢えて右へ行ってみると

ロッククライミングだよこれ。岩のみぞに鎖が一本。しかもみぞには木の根っこがのび不気味。
まあこんなところでくたばるわけにはいかず、おとなしく戻って鎖場を巻けばよかったものを岩場を突破。
なかなか経験できるものでもないですし。

地図によると標高1046.7mの三等三角点。
これを過ぎると御前山との分岐がありほどなくして

【10:19】
鋸山山頂1109m。木に囲まれなんも見えない。
ここから大岳山へ向けて尾根を進みます。

ちょっと変わった花が咲いていました。モミジハグマというそうです。

【11:20】
大岳山山頂1266.4m。それなりのスペースにお年寄りから子供まで結構人がいました。ベンチもいくつかありましたがすべて埋まっていました。
西側の視界が開けており晴れていれば富士山が見えるのですが、

・・・。
ここでお昼ご飯。
コースタイム4時間のところ3時間弱で来てしまいました。
【11:35】
大岳山を出発。

山頂から大岳神社方向へ降りる途中に見つけた花。近くで写真を撮っていて方によればレイジンソウ(伶人草)というらしい。伶人とは雅楽の演者でその人の冠に似ていることから名づけられたそうです。
トリカブトの仲間なので有毒。葉が似たニリンソウと間違って食べると危険です。
大岳神社の裏へ出ました。また神社逆走。その下のより大きい木造の建物が大岳山荘。休業中ですがトイレは使えるようです。

ここは御岳山方向と馬頭刈山方向の分岐。予定より早く来ているので御岳山も行ってみたいですが、体力が持たなそうだし五日市へ降りることが困難になるので予定通り馬頭刈山方向へ。
この尾根は眺めがよい場所が所々有るのですが今日は今一つダメですね。

【12:08】分岐
山頂から2つ目の分岐。ここで大滝方向へ下りるのが当初の予定でしたが、まだ余裕があるのでこのまま尾根を進むことにしました。
地図によればこの先が富士見台とのことですが、その手前に西側が開けていて眺めがよい場所がありました。ベンチもあります。

【12:13】ここで少し休憩

【12:20】富士見台。
さっきの場所の方が眺めがよい。あづまやがありました。「関東ふれあいの道」の一部だそうで看板がありました。
さらに進むと岩場があったりと下り道ですが、少々きつくなってきます。
突然視界の正面に巨岩が現れます。

【12:33】つづら岩
高さは10mはありました。登りがいがありそうです。

岩のそばでギボウシを見つけました。東北人にはウルイの呼び方のほうが馴染みがありますかね。

この尾根は眺めいいなぁ。

【13:11】鶴脚山(つるあしやま)916m

【13:25】馬頭刈山(まずかりやま)884m
三等三角点がありました。この辺りから見える富士山は国交省の関東の富士見百景に選ばれているそうです。
山頂の景色は特になかったですが、

キアゲハがいました。
ここからさらに下って高明山へ。もう体力が、、しんどい。
途中の谷で伐採されている場所があり関東平野がよく見えました。

滑走路と格納庫っぽいものが見えたけど横田基地かな。

高明山には高明神社があったそうですが、今は基礎と祠、石灯籠、鳥居のみが残されています。ここも裏から入る逆走。

【13:58】分岐
トレランの練習でしょうか、走って降りてくる人に追いかけられながらも坂を下り分岐まで来ました。ランナーは軍道へ向かって行きましたが、ゆ♨の文字につられ瀬音の湯へ向かいます。

へとへとになりながらも民家が見える位置まで降りてきました。製材所が見えました。
この吊り橋を渡れとのことですが、渡った先の荒れっぷりはこの日最大だぞ。まだ登るのか。

地図には標高点しか書いてありませんがこのピークは長岳っていうんですね。ここまできてなんでまた山登ってるんだよ、早くお湯につかりたい。

【14:36】下山。
駐車場に出ました。どうやらここが瀬音の湯らしいです。



物産展やレストランも併設した立派な建物。登山用の荷物置き場もありました。外の足湯は無料。
大人1回900円で内湯、露天、サウナが利用できました。透明ですが、あまりきつくない硫黄のにおいとヌルヌルのお湯はかけ流しです。
ここで一風呂浴びてリフレッシュ。
この施設のバス停から武蔵五日市駅へバスが出ていますが、一日6本と少ないです。少し歩いた十里木バス停は複数の系統が通るため毎時2,3本あるのでそこまで歩くことにします。

途中秋川渓谷を渡ります。川に飛び込む子供たち。

10分弱で十里木バス停につきました。屋根とベンチがあります。
まだバスが来なさそうなので駅の方へ歩きます。

十里木の次は地図には載っていない坂下バス停で、その隣の西戸倉バス停まで歩いてしまいました。
この道路、交通量はそこそこありましたし自転車もよく見かけました。

西戸倉>>西東京バス武蔵五日市駅行き>>武蔵五日市駅
時刻表で西戸倉16時ちょうど発のバスに乗りました。4分遅れでバス停にやってきました。
よく見ると増発便と書いてあります。10分ちょっとバスに揺られて終点へ。Suicaで195円。
ちなみに十里木からだと279円なので80円歩いた甲斐がありました。(手前の坂下からでも195円ですが)

【16:17】武蔵五日市駅
やっと着きました。10分くらいバスに乗りましたが、終点から終点まで歩くことができました。

きれいな駅ですが、今年の9月30日をもってみどりの窓口を閉鎖してしまうようです。
改札の中に登山者カード入れがありました。五日市から登るときはこれを利用すると便利ですね。
次の電車まで25分あるよー(絶望)と言うお客さんの声にここは都内なんだなぁと思ってみたり。

ホームのはじっこ、線路の行き止まり。

武蔵五日市16:48>>特別快速ホリデー快速あきがわ4号東京行き1680H>>立川17:22
帰りもホリデー快速です。五日市線内は各駅停車。
行きと同じく拝島でおくたま号と連結。このときはあきがわ号が先にホームで停車しているおくたま号にゆっくり接近して連結しました。
【17:22】
無事に立川まで戻ってきました。
ここで15分ほど同じホームで待つとこんなのが来ました。

立川17:37>>ホリデー快速富士山2号新宿行8570M>>新宿18:06
もう数少ない国鉄特急189系。富士急行線の河口湖駅からの快速電車です。6両編成の内最後尾1両が指定席で残りは自由席です。
せっかくなので乗車。次の停車駅三鷹で降りる人がいるおかげで最後の一駅新宿まではリクライニングに座ることができました。
この車両もいつまで持つかなぁ
というわけで無事に帰ってきましたとさ。
ペースが速すぎたのもありますけど今回の行程はちょっとハードすぎましたね。

おしまい。