元杜重工

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新潟・長野・群馬 鉄道旅行その3 ここは鉄道の町

2017年10月14日 | 新潟・長野・群馬 鉄道旅行
年に一度の工場祭、レールフェスタ in 新津に潜入。
山手線をはじめとする電車の製造工場を見学します。


おなじみ建物群とトラバーサ。


車体はステンレスで作られています。板を何度もロボットで曲げて強度を高めます。


組み立てていくとこんな感じ。金属剥き出しの車両の内側ってこんな風になっているんですね。
軽く強くなるよう計算されて作られています。思いのほか薄っぺらい。


台車を取り付ける作業は実演していただきました。
4隅をクレーンで持ち上げ、仮の台車を外し、実際に使用する台車に付け替えます。
台車1つあたり2人で作業。機械でボルト締めして打音検査。あっという間に完成です。


艤装中の車内も公開されていました。
つり革って結構早い段階で取り付けられるんですね。棒の部分が長いからかな。


そして出荷直前の車両。よく見ると運転台のモニターの裏側が丸見えです。
なぜか団体表示。


台車も作っています。6軸多関節ロボットで溶接作業が行われていました。

というわけで電車の製造工程を一通り見学することができました。
今回はこの他にもレールの下のバラストと呼ばれる砂利を調整し、線路のゆがみを直す保線車両の展示もありました。
こちらは第一建設工業さんの展示です。


マルタイことマルチプルタイタンパー。
レールを持ち上げ下の道床をつき固めレールのゆがみを修正します。
前から気になっていた車体に書かれた「Plasser & Theurer」とはこの機械を製作しているオーストリアのメーカ名だったようです。
案内板によれば「プラッサーアンドトィラー」と読むらしい。

なんと


操作させてもらいました!
足元のペダルを踏むとアームが動いてレールを突き固めることができます。
エンジンのすごい音と振動、そしてこのメカニックな感じで興奮。


お次はこちら、バラストレギュレーター。
マルタイの作業後にバラストを整理する機械。


こちらも操作させてもらいました!
右手のジョイスティックを操作するとショベルの部分が動きます。

終電後の深夜に日夜、こういった機械と作業員の方々が保線作業をしてくれているおかげで鉄道の安全が支えられているのですね。
案内してくださったみなさま、ありがとうございました。


お昼は食堂でカレーをいただきました。具がしっかり入っていて500円。


午後はこちらの今日限りの送迎マイクロバスに乗って製作所から移動です。途中、地域の商店街を通過。
鉄道で町おこしをしています。シャッターに描かれたのはばんえつ物語の客車でしょうか。

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着きました。新潟市新津鉄道資料館。
新津って自治体名から消えたのか。2005年に新潟市に編入合併し秋葉区の一部になったそうな。
一日館長の向谷実氏にはお会いできませんでいたが、記念入館券をいただきました。


模型コーナーでは現美新幹線も走っていました。上越線の清水トンネルや豪雪との戦い、新潟で活躍した車両の実物展示がされています。


今年新たに展示に加わった2車両。
奥の新幹線、今朝乗った気がするような…。車内のグリーン席と1階普通席が一般公開されていました。
今朝の詰め込み6列とグリーン車のギャップ凄い。

再びバスで新津駅へ。

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お次は

新津運輸区。
ばんえつ物語号をはじめとする新潟地区の鉄道の拠点です。


転車台。

時間が遅かったからかすでに主な展示は無く、建物内のNゲージとSL部品を見てきました。


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新津の鉄道関連施設を一度に3つも堪能し、再び新津駅へ。

駅のコンビニで名物の三色団子を購入。


開けてびっくり、串に刺さっていないというかどうやって食べるのか心配になります。



3色の餡の下に小さめの団子が敷き詰められています。爪楊枝が2本付いてきますのでうまくつついて食べます。

腹ごしらえしつつ、列車を待ちます。
つづく。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ここは鉄道のまち、新津 (monchan)
2017-10-14 18:42:25
古くは蒸気機関車の時代から最新鋭の新幹線まで、広いに新潟県をカバーするJRの車両製造拠点ですね。いや、関東圏をカバーするセンターです。これから生まれる新鋭車両に期待したいですね!楽しみです!
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