元杜重工

*あつめたりつくったり* 過去資料整理中
鉄道・船・マンホールの写真と艦船プラモデル・電子工作も少々

第69回東京みなと祭

2017年05月28日 | イベント
東京みなと祭に行ってきました。
今年は5月27・28日開催。初参加でしたがほぼ丸1日楽しめました。

初日はいけなかったので2日目のみ。28日(2日目)は目玉イベントの一つの東京消防庁による「水の消防ページェント」が行われました。


東京消防庁の9隻の消防艇のうち8隻が参加。最大の「みやこどり」(右)と昨年12月に導入されたばかりの「ありあけ」(左、屋根が緑色なのは直前の放水で緑色の水を放水したため)。この他消防ヘリ3機も加わりました。


消防演習では水面を漂う要救助者をヘリコプター、水上バイク、消防艇で救助、重傷者は「みやこどり」へ移送。消防ヘリが「みやこどり」のデッキを利用して救助者を回収、病院へ搬送していきます。


消防演習では水上バス「あじさい」を対象に放水(実際「あじさい」は放水開始直後に後退して水浴びは回避したようです)。


「みやこどり」は実演の後、一般公開され甲板やブリッジなどを見て回ることができました。簡易ベッドや会議室、消防演習でヘリと連携して使用した後部甲板(意外と狭い)を見学。

このほか浚渫船「海竜」、護衛艦「いかづち」も一般公開。浚渫船は港湾に堆積した土砂を収集(浚渫)し運搬することで安全な航海を支えています。ドラグサクション浚渫方式ではドラグアーム(写真の赤い配管)を海底に下ろし掃除機のように土砂を吸引しホッパに貯め、処理場で排出します。
「いかづち」はむらさめ型護衛艦7番艦、普段は横須賀基地にいるそうです。こちらは艦内には入れず甲板をぐるりと一周。


追記:日焼け止めは大事。

大鷹プロジェクトその3

2017年05月21日 | プラモデル
大鷹プロジェクト続編です(前回はこちら)。いよいよ進水しました。



ざっくり色を塗ってカッター・ランチ以外はほぼ艤装しました。飛行甲板は電子基板にアクセスするために接着せず載せるだけとするため後回し。船底に付属の5mm厚のフロートを両面テープで取り付けました。コネクタをつないで動作確認し、いよいよ大海原(浴槽)へ。


沈みすぎました。

喫水線(ウォーターライン)から5mmくらい上に水面がきてしまいました。浮力不足。しかし小さかったからなのか船底の穴などからの浸水は確認されなかったため試運転を続行。リモコンの制御通りに動くことを確認しました。水中モーターから延びるケーブルが抵抗となりなかなか直進してくれないのですが。

ところでスケールスピードはどのくらいだろうか。RC化した艦船モデルの動画を観たりするととんでもない勢いで進んでいたりするのだけど実際どうなのだろうか。

大鷹の速力は21ノット(kt)。1ktは1時間に1海里(=1852km)進む速さなので21kt=38.9km/h=10.8m/s。
全長が180mなので約17秒で船首の位置に船尾がやってくるわけだ。
1/700スケールでは0.0154m/s、毎秒1.5cm。かなりゆっくり。

PWM制御で5段変速にしたけれど最も遅くしても6秒で船首位置に船尾がやってくる。最大(本来の水中モーターの速度)では3秒。う~ん。ただあまりゆっくり過ぎると舵がほとんど効かなくなってしまうので模型としてはこのくらいが適切なのでしょう。



試運転後に陸揚げするとなんと塗装が…。水中にあった部分(特に水面付近)が褪せてしまっています。アクリル塗料の塗膜の弱さか。それとも乾き切っていなかったか水温が高かったからか。

沈みすぎた分は仕方がないので同じ形にもう一つフロートを切り出してきて接着して2段重ねに。端材で試してみたけどセメント接着剤を使うと見事なまでに溶けて穴が開くのでダメ絶対。ホビー用瞬間接着剤で接着。名付けてダブルハル(※)。フロートが10mm厚になって浮力が増すが、重心が上がって復原性がちょっと心配。ちなみに水中モーターのセットには2枚スチロール板がついてきたけど、まだ丸1枚残っています。

※本来のダブルハルとは特にタンカーで船底に穴が開いて積み荷の重油が漏れ出すのを防ぐために2重構造にしたもの。今では国際的に義務化されている。

塗装しなおしたらいよいよ竣工となるか?!

つづく。

大鷹プロジェクトその2

2017年05月14日 | プラモデル
大鷹プロジェクト続編です(前回はこちら)。とりあえず仕様を決めて大分形になってきました。仕様をまとめると

船体:アオシマWL 1/700 大鷹
主機:タミヤミニ水中モーター(FP-030-KN/11160/DV)
主機電源:単4乾電池1本(1.5V)
制御用演算装置:PIC12F1822マイコン
制御用回路電源:LR44ボタン電池2直列(合計3V)
制御方式:PWM制御(前進時のみ)
外部入力:赤外線リモコン(SONY製)
赤外線受光素子:PL-IRM1261-C438

キットの方の改造は、船底にコネクタが通るだけの穴と煙突の位置に赤外線センサ用の穴をあけました。船底の穴の周りは一応水が入らないようにランナーなどを切って貼って一応囲ってみた。あとは、電子基板が入るように内部をくりぬき。



モータ用の電源1.5Vでは赤外線センサ・マイコンが駆動できないので船内に3V確保。水中モータからは電池の両極とモータの両極を引き出し、コネクタを介して船内に導入。制御回路はトランジスタ4個で前進・後退、PWM制御を実施。PIC12F1822はPWMピンが1つしかないのでとりあえず前進側のみ(トランジスタをもう1個増やせば前後進共にPWM制御できるが電圧降下を考えて今回はこの方針で)。



水中モーターは中が狭くてAWG#28の線を4本通すのに苦労しました。モータを押さえる部品の片腕を切り取り、電池ケースの脇も削って何とかスペースを確保。これ以上は通らないね。電線を引き出すために本体に開けた穴はダイソーの4個入り瞬間接着剤で固めたけど大丈夫かな。

つづく

大鷹プロジェクト始動

2017年05月07日 | プラモデル
GWということでお店をぶらぶら。こんなものを見つけてしまったので(存在は前から知っていたけど)買ってみました。


タミヤのミニ水中モーター。箱絵に戦艦が描かれている通り、1/700のウォータラインのプラモデルの船底に吸盤で取り付けられるようになっているモーター。作った模型がお風呂で動くぞというわけだ。しかし舵は一定の角度に調整可能とはいうもののON/OFFしかないので風呂場をぐるぐるさせることが一般庶民の限度。もうちょっと何かいじれないかなあと考えたわけだ。

そこで以前テレビリモコンの赤外線パターンを調べて赤外線センサとPICマイコンでリモコン照明を作ったことを応用して、船を遠隔操作できないかとかいうことを思いついてしまった。艦船プラモデルのRC化に挑戦と言えばかっこいいが、フルハル1/350が主流の中で風呂場でちょこっと泳がす程度の小型簡易なものになりそう。操舵は無理だな。コントローラは、当面はテレビリモコンだし。フルハルでないメリットはモータ部分を取り外して別の船に使いまわせることかも。ともかく趣味として暇つぶしとしてはちょうどよいのでやってみようじゃないか。

先ごろ竣工した「足柄」を今更改造するわけにもいかないしちょうど良さそうな船を探しにヨドバシを散策。条件としては
・全幅は大きめ、全長は短め(幅がないと機器が積めないが、大きすぎると風呂が相対的に狭くなる)
・高い乾舷(機器搭載のため)
・甲板がすっきり(内部機器アクセスのため)
・お値段抑え目(失敗した時を考えると…)

この間まで次は大淀かなとか言っていたけどいくら大柄な軽巡でも無理そう。空母は大きすぎるし、思い切ってイージス艦?などと思っていたところで彼女を発見。


アオシマ1/700航空母艦「大鷹」(たいよう)
オリジナルのスペックはこんな感じ(ソースはウィキペディア)
全長:180.24m(260.67m)
全幅:23.7m(31.32m)
深さ:23.5m
喫水:8m(8.7m)
速力:21kt(31.2kt)
カッコ内はかの有名な空母赤城のもの。比較するとこんなに小さい。それもそのはずで大鷹は商船改造空母。もともと日本郵船の貨客船春日丸として建造されるも進水時には空母の姿となってしまっていたというちょっと異色の艦船。鷹の字が付く船は同様の商船改造空母らしいがその第一号。実戦ではあまり役には立たなかったが、裏方として航空機や物資、人員の輸送に活躍した。
キットとしては空母という割には部品数が少なく、細かいパーツもほぼないため組み立ては比較的容易そう。船体内部も広くいろいろ積められそう。艦橋が甲板下にあるのもポイント。

このあと電子部品をいろいろ揃えて製作を開始したけど、その話はまた次回。はたして航行する大鷹をご覧にいれられるかどうか…。

ハセガワ 重巡洋艦「足柄」

2017年05月02日 | プラモデル
元杜艦隊の最新にして最大の重巡「足柄」が竣工したので写真をいくつか。



ハセガワ1/700ウォーターラインシリーズをほぼ素組み。これまで駆逐艦ばっかりだったのでなかなか作りごたえあり。お値段もヨドバシで1620円と内容の割にはお得(妙高型4隻で最も安かったのは活躍度の差か??)。穴を開けろだの埋めろだのいろいろ工作させるのもハセガワらしいというかなんというか。塗料が無かったので菊の御紋を省略しているのは内緒。

エフトイズの現用艦船キットコレクション3の海上自衛隊イージス艦「あしがら」もあったので並べてみました。

このままでは「あしがら」が1/1250で比較にならないので

これなら遠近法?ということで。

我が艦隊の現状はこの通り。手前から霞、天津風、冬月、足柄、初雪。ちなみに台座はダイソーの300円のコレクションケース。細部はこだわらない、自己満足がモットーですのでこれ以上は拡大してお見せできません…。筆塗りもこれ以上大きくなるとそろそろ限界か。
個人的には戦艦はあまり興味がないので、次は大淀でも作って礼号艦隊でもしようか。

久々のマイコン PIC12F1822

2017年05月01日 | 電子工作
連休につきあることを思い立って久々にPICマイコンをいじり始めました。
というわけで早速、部品集めに秋葉原に。

いつもはピン数、機能、価格でまあまあ使えて手頃なPIC16F628Aを使っているのですが、今回は小型化目的で8ピンの12F1822に初挑戦。以下備忘録。

○なんか知らんが、初期設定はアナログ入出力になっている。下記のようにするとデジタルにできる。
ANSELA = 0b00000000;
○RA2またはRA5をPWM駆動できる。ピンのセレクトは
CCP1SEL = 0; //0:RA2, 1:RA5

他は今のところ628Aとだいたい同じ。日本語のデータシートもあるしなんとかなる。さてさてだいたいブレッドボード上で回路ができてプログラムも佳境というところでPICKIT3が故障。MPLAB X IDEの画面ではPrograming/Verify completeと表示されるのに何度やっても書き換わっていない。書き込んでいる時間もなんか短い気がするのでダメかなあ。LEDはいつも通り点いているんだけどSTATUSは緑で時々一瞬だけ赤になったりするし…。

追記
新品の同型PICにつないで書き込みを行ったところ、PC上のものではなく最後に書き込み成功したものが書き込まれた。つまるところ書き込みできていないのではなくPICKIT3が記憶しているプログラムコードが書き換わらなくなっているようだ。どうすらええ。