元杜重工

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東九フェリーで比叡山紅葉狩り その1

2017年11月26日 | 東九フェリーで比叡山紅葉狩り
今年はまだ紅葉狩りに行っていないな…どこか行きたいな。
等と考えていると新大阪からの新幹線回数券1枚が舞い込んできました。

関西に行こうと調べていくと「秋の関西1デイパス」とかいう格安きっぷがあるらしい。
このきっぷはJR西日本の関西近郊(敦賀~米原~和歌山~上郡)が1日乗り放題に加え、比叡山延暦寺or高野山or飛鳥のフリーパスの引換券が付いてくるという超お得なもの。

正直、歴史とかあまり得意ではないのですが、この機会に比叡山延暦寺にでもお参りして紅葉狩りしてこようということに。

残る問題は、帰りは新幹線として行きはどうするか。幸い時間があったので久々に長距離フェリーをチョイス。
東京から西日本へは徳島・北九州行が出ています。
出発1週間前ということで京都、大阪の宿は高かったので、和歌山で一泊することにしました。


それでは出発。



有明に来ました。
今日はコ○ティア開催日です。どんな漫画に出会えるでしょうか。

ではなくて、、、

りんかい線国際展示場駅前からフェリーターミナルへシャトルバスが出ています。日曜祭日は1日4便でワンボックスカーとのこと。乗る人少ないんですね。


ターミナル到着。同乗者1名。


地方空港のような作り。しかし開いているカウンターは1つ。自分以外の人影も無く静か。待合ロビーも10名ちょっと。

建物内の案内板を見ると

うーん、寂しい。かつては南紀勝浦・高知・釧路などにも便があったようです。
CFC・ブルーハイウェイラインも成仏させてあげて…。


そんな長距離フェリー業界ですが、全国にこれだけあります。乗って残そう、とは言えアクセスや所要時間で鉄道よりハードルが高いんだよなぁ。
来年、岩手県の宮古~北海道の室蘭への便ができるという明るいニュースもあります。
もっとも多くは物流トラックがメインの客層で、ドライバーの負担軽減(法定の休息時間の確保)で利用されるのだと思います。
しかし、マイカーやバイク、自転車と一緒に旅行できるのはフェリーの強み。東京発で車で四国旅行しようとするなら高速道路を走るより楽で安上がりかもしれません。


今回利用するのは東京フェリーターミナル最後の砦「オーシャン東九フェリー」です。
2016年に4隻の船を更新し、東京~徳島~北九州を毎日結んでいます。
4隻の船は四国4県になぞらえて「びざん」(徳島市眉山から)、「しまんと」(高知県を流れる四万十川から)、「どうご」(愛媛県道後温泉から)、「りつりん」(高松市の栗林公園から)と名前が付けられています。

今回は赤色の「しまんと」です。


東京港18:00>>オーシャン東九フェリー>>徳島港13:20

徳島まで20時間近い船旅です。ちなみに終点の北九州までは36時間近くかかります。



東京を離れ、夜の海へ。ゲートブリッジをくぐります。

船内には共有スペースのプラザやラウンジ、ロビーやシャワー室、浴場、洗面所が備えられています。食堂はありませんが、売店や自販機で食料など調達できます。
ラウンジの展示は高知県にちなんだもの。他の3隻もそれぞれの県にちなんだものなのでしょう、気になる。




この船は「シップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞。省エネ、省力、小メンテナンスを徹底し、前船に比べ約20%の省エネを実現とのこと。
「国内大型フェリーでは画期的な一機一軸型」と書いてありますがプロペラを回すシャフトが1本、回すためのエンジンが1機ということ。通常のフェリーでは大型エンジンを搭載するスペースが確保できず、中型エンジン2基とするのが普通です。エンジンが大きい方が燃費は良くなります。

今回は一番安い2等洋室。10850円(ネット割)。
カーペット敷きに雑魚寝スタイルは消滅し、カプセルホテルのような2段式の部屋です。室内灯、コンセント1口、棚とハンガー1本が備えられています。枕、毛布、シーツもあります。
ちなみに東京から徳島まで新幹線と特急で行くと18000円ぐらいで所要6時間。



晩御飯に駅で買った「シウマイ弁当」を食べて、おやすみなさい。

つづく。


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