元杜重工

*あつめたりつくったり* 過去資料整理中
鉄道・船・マンホールの写真と艦船プラモデル・電子工作も少々

四国周遊その2 高松→松山編

2017年07月30日 | 四国周遊旅行記
寝台特急サンライズ瀬戸で四国入りを果たし、続いて向かった先は?
四国周遊初日からハードモード!


サンライズ瀬戸と回送電車。台湾鉄路とのフレンドシップ1周年記念ラッピングでした。

【1日目 7時50分】

香川県では「こんぴらさん」こと金刀比羅宮にお参りに行きました。全国約600の琴平神社の総本宮です。


高松7:56>>普通琴平行き1221M>>琴平8:56


JR琴平駅駅舎。築80年超えで「近代化産業遺産」に認定。


こちらは通りを渡って少し行った場所の琴電の琴平駅。となりに高灯篭が見えます。


さてここから本宮まで785段、奥社まで1368段登ります。石段マラソンも開催されるそうです。

【1日目 9時37分】

石段の両側には出店が並び、誘惑に負けそうになりながらもなんとか本宮へ。
健脚を駆使し、石段を登り始めてからここまで24分。


本宮でお参り。正面からの写真撮影はご法度。街中のポスターもまっすぐの石段の先に斜めの本宮を合成したものが使用されていました。

ここまで登るとなかなかの景色。霞んでいなければ瀬戸内海まで見えるとか。左の盛り上がった山が讃岐富士。琴平駅も見えました。
海上交通安全で知られているため絵馬殿には数々の船舶や舶用エンジンの絵馬が奉納されていました。



せっかくなのでさらに奥社を目指します。



到着。本宮から20分。
こちらも良い眺め。トライアスロンチームの方々に途中追い抜かれました。


本宮まで戻り、石段下り。帰りはあっという間で20分弱。途中籠に乗った人を見かけました。担ぐ人は大変でしょうね。
うどん屋さんがふもとには並んでおり、うどん学校なるものまで存在。まだ11時と早かったため空いていたので適当に入りました。
ぶっかけうどん(350円)、天かすは乗せ放題。@手打ちうどん「てんてこ舞」さん

おなかも膨れたので駅へ戻ります。でも途中でブラブラ寄り道。
琴平急行電鉄の廃線跡。某NHK番組と同じアングルで撮ってみました。


では次の目的地松山へ。


琴平11:45>>特急南風10号岡山行き40D>>多度津11:54

ちなみに今回の旅行では四国内3日間普通列車、特急列車の自由席乗り放題のきっぷを使っていますのでじゃんじゃん特急に乗るじゃん。


多度津で乗り換え。駅そばの跨線橋からは造船所のクレーン群が見えます。給水塔や転車台、SLも保存されています。1889年に丸亀―琴平間が開業したことから四国鉄道発祥の地とされています。


多度津12:21>>特急しおかぜ9号松山行き9M>>松山14:13
車両はアンパンマン号で松山駅到着前にアンパンマンによる行ってらっしゃいのアナウンスが流れました。観音寺までは車内販売があったので駅弁「たこ飯と味わい弁当」を購入。
松山駅では接続する宇和島行きの特急列車と縦列停車。


ちょうど市電が行ってしまったばかりだったので松山市駅までお散歩(待って乗ったほうが早かったけど)。
市駅の伊予鉄バスセンターで路面電車1日乗り放題の「市内電車1Dayチケット」(500円)を購入。3回乗れば元が取れます。



大街道駅で下車。
目指すはもちろん国宝松山城


ロープウェイやリフトもありますがあえて徒歩。金毘羅さんでのダメージを若干引きずりながらも踏破。

【1日目 15時35分】


国宝松山城。かつては松本城、犬山城、彦根城、姫路城を国宝4城と呼んでいましたが、最近松山城が加わり5城になりました。



良い城でした。
松山に来たら行きたいもう一か所。道後温泉に路面電車で移動。


本館。ここで今日の疲れを癒します。貸タオル(石鹸付き)が60円(たぶん)でした。220円で持ち帰り用のセットもありました。
漱石を読んだ人ならわかる「坊ちゃん泳ぐべからず」の札が貼ってありました。

再び市電で松山市駅方面へ。途中の市役所前で下車。松山城がよく見えます。


松山市駅に戻り、駅ビルの8階へ。


観覧車「くるりん」。NHKのドキュメンタリ番組で最近取り上げられて知りました。700円のところ「市内電車1Dayチケット」で乗れちゃいます(市電に乗らなくても元が取れる不思議)。




同駅ビルの瀬戸内料理屋で晩御飯。

鯛めしと天ぷらうどんのセット。美味。
この松山市駅の駅ビル(高島屋)は19時30分で閉まっちゃうので注意。


JR駅前に戻り、ホテルにチェックイン。1日目、終了。
つづく。

四国周遊その1 上陸編

2017年07月29日 | 四国周遊旅行記
突然お出かけしたくなってしまったので四国へ旅行へ行きました。
記念すべき四国初上陸の弾丸3日間旅行記。


【0日目 21時】



旅の始まりは東京駅。
早めに着いて時間があったので丸の内の丸善で立ち読みするも21時閉店で追い出され、駅を放浪。

四国への移動はこれ↓


東京駅9番線に21時35分ごろ入線。

寝台特急サンライズエクスプレス

国内で唯一の定期寝台特急。「ななつ星in九州」や「トワイライトエクスプレス瑞風」、「トランスイート四季島」のような豪華クルーズトレインではなく、夜出発して翌朝目的地に着く普通の寝台特急。かつては「あさかぜ」、「さくら」、「富士」、「はやぶさ」といったブルートレインが数多く走っていた東海道も新幹線や高速バスに押され当列車を残すのみとなりました。

サンライズエクスプレスは高松行きの「サンライズ瀬戸」と出雲市行きの「サンライズ出雲」が連結して東京を出発します。途中瀬戸大橋線との分岐駅の岡山で切り離します。

今回は2号車に寝台を確保したのですが、あえて4号車から乗車。
3号車にシャワー設備があるのですが、専用のシャワーカード(320円)をあらかじめ購入が必要。枚数に限りがあるので早めに買わなければなりません。3号車の4号車よりに券売機があり、最寄りのドアが4号車。目当ての人はここに並んで待機しています。

 



今回のお部屋はシングル下段。ホーム若干下が見える窓。
立てる高さの天井で快適。ワンランク下のソロは押入れみたいな感じだったので同じ2段式の個室でも違いははっきり。ミニテーブル、鏡、コンセント1口付き。ハンガー、スリッパ、浴衣、毛布、枕がついてきます(持ち帰りはやめましょう)。コンセントは下のスイッチを入れないと電気が供給されません(重要)。

【0日目 22時】

定刻通り出発。部屋に居ながらにしてピンポンパンポーンというミュージックホーンが聞こえました。


夜の多摩川。京急電車とすれ違い。
それではおやすみ。


【1日目 6時】



シャワーを利用。シャワーカードは1回限り、6分までお湯が出ます。ボディーソープ、シャンプーは備え付けがありました。
使用後のシャワーカードは戻ってきますのでお土産に。

岡山駅でサンライズ出雲と切り離し。切り離しと同時にサンライズ瀬戸は出発してしまうので見学するなら出雲に乗るしかありません。また始発の鹿児島中央行きの新幹線「みずほ」に乗り換えできるので広島、九州方面への利用もありですね。

いよいよ瀬戸大橋を渡って四国へ。


下段からの眺め。やや下向きの窓はこの時、威力を発揮する。瀬戸内海良い。



四国上陸後、車窓には工場や造船所。瀬戸内という感じがしてきます。


【1日目 7時27分】


高松駅に到着。



ここから怒涛の四国3日間の始まり始まり~

海と日本Project in 晴海

2017年07月17日 | イベント
東京晴海ふ頭にて海の日にちなんで船の一般公開が行われました。
パンフレットには「海洋国家日本」として海と日本人の絆を云々…と書かれていますが、要するに船って漁船と護衛艦だけじゃないんだよ!ということですね。

所用ありて午後から参加。田町・豊洲からシャトルバスが出ていたのですが正午を前に終了してしまったので、東京駅から晴海ふ頭行きのバスに乗車。銀座三越、歌舞伎座の前を通り終点まで乗車。

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はじめに13時からJAMSTECの講演会に参加。国内で唯一の有人潜水調査船「しんかい6500」のパイロットによる「しんかい6500」や深海調査についてのお話を聞いてきました。立ち見が出るほどのにぎわい。
深海に炊飯器が落ちていてびっくりした話とか、熱水が吹き上げているところにエビがびっしり蠢いている映像など興味深い内容でした。科博の企画展にも行きたいな。


講演会会場を後にして船着き場へ。


商船三井の自動車運搬船「EMERALD ACE」。乗船には事前申し込みが必要ということでスルー。民間が所有する貨物船の一般公開はめずらしいですね。大事な商売道具なので仕方ないですが。日本の貿易の99.7%はこうした船舶が支えているというのは意外と知られていないのではないでしょうか。


お待ちかねの「しんかい6500」の母船「よこすか」です。船尾のクレーンで「しんかい6500」を海へ降り出すのは講演で予習済みです。


本物だあ。FRP製の外板の一部が透明のものに付け替えられ、浮きやバッテリが見えるようになっていました。


続いて、水産庁の漁業取締船の「白竜丸」と「東光丸」。続けて2隻見ることができました。水産庁もこのような立派な船を所有し密漁等を取り締まっているようです。警棒などの装備や違反漁船に発砲するカラーボール(発色弾)の展示もありました。


海上保安庁の巡視船「ぶこう」。事前申し込みが必要でしたが当日受け付けもあり、名前と電話番号を記入すると中に入ることができました。2012年竣工の比較的新しい船で、昨年石垣から横浜に転属になった船です。白い船体に青い模様は護衛艦とはまた違うかっこよさがあると思います。

このほか、冒険家白石康次郎氏のヨットや海技教育機構の帆船「日本丸(2代)」も一般公開がありましたが、15:30に終了してしまい間に合わず。ちなみに同日、横浜で展示されている帆船「日本丸(初代)」は総帆展帆を行い、天皇陛下がご覧になったとか。


というわけで「海洋国家日本」を支える船の多くを見ることができました。5月の東京みなと祭りに比べるとやや人が少なめで、割とゆっくり回ることができました。

今日は内航船の日

2017年07月15日 | その他
今日は内航船の日だそうです。7月15日でナイコー→内航だとか。

でもちゃんと全日本内航船員の会や日本記念日協会公認です。


http://naiko-alljapan.main.jp/logo.html

内航船とは国内の海運を担う船のこと。海外との貿易に使う船は外航船。
国内物流は6割を自動車、3割強を海運、残りを鉄道・航空が支えています。特に鉄鋼、石油、セメントなど産業基礎物資で内航海運は約8割を担っています。

良い機会なので過去に取りためた写真から何枚か発掘。


○セメントタンカー

筑前丸、鶴丸海運、全長 113 m、総トン数 4824 t

○LPGタンカー

芳泉丸、日本ガスライン、69.9 m、999 t

○オイルタンカー

日俊丸、日本タンカー、104.8 m、3407 t

液体状のものを運ぶ船がタンカー。積み荷によって少しずつ姿が違いますね。LPG船は常圧では気体になってしまうプロパンを低温高圧にして液化した物(LPG)を運ぶため、タンク形状が特徴的。

○コンテナ船

いくた、井本商運、96.81 m、749 t、250TEU

規格化された四角い箱に何でも入れて運ぶことで効率化しています。港の近くではコンテナを積んだトラックをよく見かけますね。

○RORO船

神瑞丸、栗林商船、160.56 m、13097 t

Roll on Roll offと呼ばれる方法で荷役を行います。ランプウェイが船に設置されており(写真中央付近)、これを岸壁に渡してトラックを自走させて積み込みます。