7月に始まった上野の国立科学博物館の特別展「深海2017」、10月1日が最終日なのでに行ってきました。
土曜・金曜夜は20時までオープン。もう会期も終わりの方、しかも天気も雨、なのでさほど混んでいないかと思いきや、チケットを買うのに20分ほどかかりました。
展示室内も大混雑。大きい展示は少し離れてみたいものですが、さすがに無理。しかしショーケース内の展示は人の流れに乗って進めば一通り見ることができました。なんだかんだで展示を一通り見るのに2時間弱かかりました。
第一章の「深海とは」では深海の高圧、低温、暗闇の環境を紹介。
だいだい知っている内容なのでそそくさと次へ。
第二章「深海と生物」
やっぱり深海といえば変な生き物の宝庫。ホルマリン漬けの標本と実際に撮影された動画や生態を紹介するCGに釘づけ。


ヘンゲブンブク科ウルトラブンブクとカンテンナマコ科ハゲナマコ
誰ですかこんな名前付けたの…。

顎が飛び出すことで有名な「ミツクリザメ」。英語では「ゴブリンシャーク」。
深海での食糧事情は大変ですからね。狙った(出会った)獲物は逃がさない肉食系、泥から有機物を得るナマコ類、海水中のプランクトンをろ過するホヤなど様々。
深海と言えば巨大生物も多く確認されています。代表格はやっぱり

ダイオウイカ
脚が切断されてしまっていますがそれでも人の背丈を超える大きさです。
さらに南極海には

ダイオウホウズキイカ
目撃例や標本がダイオウイカ以上に少なく、今回の展示はイギリス以外では初の公開だそうです。タコなのに吸盤にかぎづめがついています。
こういった深海の様子や標本を見ることができるのは、それを研究している人たちがいるから。その人たちの道具も展示されていました。

フルデプスミニランダー
魚類の世界最深映像(水深8178mで魚を発見)を撮影した実機が展示されていました。研究者の手作りでよく見ると手作業の跡があります。

こちらは東京・千葉の下町の町工場が中心となった「江戸っ子1号」
確か、大阪の下町町工場で製作された人工衛星「まいど1号」に対抗した名前だったかな…。

地球深部調査船「ちきゅう」1/100スケールの迫力の模型
第三章では東日本大震災をはじめとする災害の研究について

なんと東日本大震災の地震断層の実物が展示されていました。
途中の白い詰め物の部分は研究中につき取り出された部分です。冷蔵保存で展示。

こちらがコアを採取するためのドリルビット。
第四章は「深海と資源」
深海・海底の資源を探査する船の模型がありました。「新青丸」「資源」「白嶺」いろんな船があるんですね。
第五章の「深海と地球環境」をぬけるとスロープで第2会場へ。
その途中に音声ガイドも務めている深海生物好きで知られる「しょこたん」のイラストが展示されていました。きもかわいいとはこういうことか。
最後の第6章では「しんかい6500」のコックピットの模型が展示されていました。

この中に3人入るらしいです。人がようやく立てる大きさ。しかし模型のスケールが実物の2倍なので実際はかなり窮屈でしょうね。足がしびれそう。窓も本当に小さい。
というわけで大満足・大興奮の深海展でした。
ちなみに特別展のチケットで常設展も見られるので地球館をふらり。

大好物のミヤマカラスアゲハたちがこんなにたくさん。美しい。

さばんなちほー()

小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったイトカワの砂も常設展示されているんですね。顕微鏡で1人1分観察できます。
映画のセットに使われた精巧な「はやぶさ」の模型もありました。
土曜・金曜夜は20時までオープン。もう会期も終わりの方、しかも天気も雨、なのでさほど混んでいないかと思いきや、チケットを買うのに20分ほどかかりました。
展示室内も大混雑。大きい展示は少し離れてみたいものですが、さすがに無理。しかしショーケース内の展示は人の流れに乗って進めば一通り見ることができました。なんだかんだで展示を一通り見るのに2時間弱かかりました。
第一章の「深海とは」では深海の高圧、低温、暗闇の環境を紹介。
だいだい知っている内容なのでそそくさと次へ。
第二章「深海と生物」
やっぱり深海といえば変な生き物の宝庫。ホルマリン漬けの標本と実際に撮影された動画や生態を紹介するCGに釘づけ。


ヘンゲブンブク科ウルトラブンブクとカンテンナマコ科ハゲナマコ
誰ですかこんな名前付けたの…。

顎が飛び出すことで有名な「ミツクリザメ」。英語では「ゴブリンシャーク」。
深海での食糧事情は大変ですからね。狙った(出会った)獲物は逃がさない肉食系、泥から有機物を得るナマコ類、海水中のプランクトンをろ過するホヤなど様々。
深海と言えば巨大生物も多く確認されています。代表格はやっぱり

ダイオウイカ
脚が切断されてしまっていますがそれでも人の背丈を超える大きさです。
さらに南極海には

ダイオウホウズキイカ
目撃例や標本がダイオウイカ以上に少なく、今回の展示はイギリス以外では初の公開だそうです。タコなのに吸盤にかぎづめがついています。
こういった深海の様子や標本を見ることができるのは、それを研究している人たちがいるから。その人たちの道具も展示されていました。

フルデプスミニランダー
魚類の世界最深映像(水深8178mで魚を発見)を撮影した実機が展示されていました。研究者の手作りでよく見ると手作業の跡があります。

こちらは東京・千葉の下町の町工場が中心となった「江戸っ子1号」
確か、大阪の下町町工場で製作された人工衛星「まいど1号」に対抗した名前だったかな…。

地球深部調査船「ちきゅう」1/100スケールの迫力の模型
第三章では東日本大震災をはじめとする災害の研究について

なんと東日本大震災の地震断層の実物が展示されていました。
途中の白い詰め物の部分は研究中につき取り出された部分です。冷蔵保存で展示。

こちらがコアを採取するためのドリルビット。
第四章は「深海と資源」
深海・海底の資源を探査する船の模型がありました。「新青丸」「資源」「白嶺」いろんな船があるんですね。
第五章の「深海と地球環境」をぬけるとスロープで第2会場へ。
その途中に音声ガイドも務めている深海生物好きで知られる「しょこたん」のイラストが展示されていました。きもかわいいとはこういうことか。
最後の第6章では「しんかい6500」のコックピットの模型が展示されていました。

この中に3人入るらしいです。人がようやく立てる大きさ。しかし模型のスケールが実物の2倍なので実際はかなり窮屈でしょうね。足がしびれそう。窓も本当に小さい。
というわけで大満足・大興奮の深海展でした。
ちなみに特別展のチケットで常設展も見られるので地球館をふらり。

大好物のミヤマカラスアゲハたちがこんなにたくさん。美しい。

さばんなちほー()

小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったイトカワの砂も常設展示されているんですね。顕微鏡で1人1分観察できます。
映画のセットに使われた精巧な「はやぶさ」の模型もありました。