〇東海道歩行:日本橋から品川宿
友人2人と、東海道を「お江戸:日本橋」から「京都:三条大橋」まで、18日間をかけ(2009.7.04~7.21)、492.8kmを歩きました。そのテクテク歩きの模様を掲載します。本日(第一日目)は、日本橋から品川宿までの模様です。
昨夜の壮行会で飲み過ぎたのか少々頭が重い。10時に東京在住のK君が「お江戸見学」を案内してくれると言うことで、「京橋」のホテルから室町界隈へ歩いて行く。まずは朝食をと店を探すが、土曜日のせいか、開いている店が無い。やっと「そば屋」を見つけ、空腹を満たす。
1.日本橋
2.銀座-汐留地区
10時丁度にK君が日本橋に姿を現した。早速「お江戸見学」である。今日はリュックなしの歩行であるので、身が軽い。
銀座一丁目から六丁目・・・と足早に歩く。K君が最近開発が著しい「汐留地区」を見ようと案内してくれる。あの国鉄時代の貨物列車置き場だった所に、すごいビル群が立ち並び、又、億ションと思われる構造物が多数 建っている。さすが、東京にお金が集まっている象徴と感じた。
3.増上寺から高輪地区
次に、浜松町の徳川家の菩提寺、墓所となっている「増上寺」を見学する。何故か墓所は立ち入り禁止となっており、残念でした。
その後、NEC本社ビル前を通り1号線を跨いだ所に、元、薩摩屋敷群が存在し「西郷と勝海舟が会見した場所の碑」があることを見つけました。これにより、江戸城の無血開城がなされたと思うと、感慨深いものでした。
次に高輪地区に入りました。まず、遭遇したのが「高輪の大木戸跡」でした。江戸市中ヘの出入り口で見張り番所があり、物々しい警戒の場所であったようです。
4.泉岳寺
続いて「泉岳寺」へ、吉良邸に討ち入り、一躍時代のヒーローとなった赤穂浪士が眠るこの古刹は、家康によって桜田門外に創建され、寛永の大火の後、現在地に移されたそうです。大石主税のお墓を見ると何か物哀しくなりました。
5.品川宿
品川駅で本日お世話になったK君と別れ、品川宿を目指します。春は桜、秋はハゼ林の紅葉見物を口実に御殿山に来た男性達は、山裾の品川宿の飯盛女に気もそぞろ。「今生の別れ」とは言いながら、品川で一泊する旅人なは少く、むしろこの宿は、見送りに来た江戸っ子たちの遊興地であったそうです。
一方、これまでのビル街と異なり、昔風の風情を持つこの町に、「街道歩きをしているんだ!」という思いを再認識させてもらいました。特に「青物横丁」はすばらしかったと思います。
夏祭りに沸く京浜急行「立会川駅」で一日を終え、「京橋」へ戻りました。
07/20東海道紀行-1(日本橋
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