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藤野駅を過ぎた頃に、相模川が見えるようになりました。曇のせいか?水もやや緑色をしていて、綺麗には見えません。一級河川で上流の山梨県では、(源流:笹子川)桂川と呼ばれていました。その後、吉野宿に着きました。本陣跡を過ぎて直ぐに対岸へ渡る勝頼橋があり、ここから下流が相模湖となっているようです。
ここから、与瀬宿に出るまで、歩道がなく大型トラックの煤煙を浴びながらの危険な歩行でした。与瀬神社の付近に旧道があり、線路沿いに歩行すると、JR相模湖駅に着きました。観光案内所で小仏峠越えのルート確認をしましたが、明快な答えは帰らず、手持ちの地図ルートによるしかないと判断いたしました。近くに、相模ダムの標識を見つけましたので、立ち寄ることにしました。15号台風の影響か?ダム廻りには泥土が流れ込んでおり、異様な姿をしていました。早々に引き揚げを開始したところ、心配した本降りの雨となりました。
30分程歩行し、小原宿に着きました。昔の宿場の面影を残した綺麗な町でした。本陣跡の保存状況も良く、「小原の郷」という施設も整備されており、近近、本陣祭り(大名行列)があるらしく、町全体にのぼりが立てられていました。小原の郷で、おにぎりの昼食&休憩をとりました。
再出発後10分程で、小仏峠の入口である「底沢バス停」に着き、峠越え開始です。小仏峠まで3.5km標識があり、目の前は山なので、厳しい峠越えになると想定されました。小仏峠1.8kmの所で急勾配の自然道となり、ゴロタ石、木切れ等が堆積しており、歩きづらい局面となりました。かつ、先の台風の仕業か?数箇所、倒木の為、道が消えている箇所もあり、難儀の連続でした。個人的に、高地では、酸素吸収力が弱い体質ですので10数回の小休止をとり、やっとの思いで峠に たどり着いた次第です。1.8kmの所を1時間強の時間を費やしたようです。
これまでの、笹子峠、犬目峠以上の難所でありました。
下山道は全く楽でした。峠から高尾までは約8kmありますが、それだけ勾配が小さく、楽に歩けました。
1時間強の歩行で、駒木野宿に到着。小仏関跡を見物。やっと、東京に入ったのだ、との気が湧いてきました。
09/16甲州街道紀行-8(上野原宿~駒木野宿)
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