馬ケ岳城跡
ここは、九州平定後、豊臣秀吉から恩賞として豊前6郡、約12万石を与えられた黒田官兵衛の九州最初の居城がある場所でした。馬ヶ岳城に天正15年(1587)7月に入城。(秀吉も九州平定のため九州入りした天正15年3月にこの城に滞在したとの記録があるそうです。)山の姿が神馬姿に似ていることから馬ヶ岳といわれているようです。
官兵衛がこの城を居城とした理由は、古くからこの城が豊前支配の拠点であったことと、豊前南部に黒田氏の支配を不服とする城井宇都宮氏など地元勢力がまだ多くいたためだそうです。
○馬ケ岳城址:登山口
○馬ケ岳 左:東山、右:西山
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○官兵衛の幟がはためく
馬ヶ岳城に石垣はありませんが、山中には自然の地形をうまく利用した、土塁や畝状竪堀群と呼ばれる城を守るさまざまな工夫が見れます。
畝状竪堀群とは、敵が山へ攻め上ってくるのを防ぐため、斜面に畑の畝のような縦向きの堀を連続させた防御線です。
○空堀
○秀吉軍が通った自然道
○土塁
○本丸への路
○本丸跡
○展望台から行橋方面を見る
○展望台にある、太閤岩、官兵衛岩、又兵衛岩
○正面:二の丸
○二の丸からの眺望
○馬ケ岳城址
○御所山から見た紅葉の馬ケ岳
次回は、城井宇都宮氏との攻防で官兵衛が苦戦した「城井ノ上城址」を掲載します。(NHKTVのロケ地)
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