〇東海道歩行5日目:小田原宿から箱根宿16.5km
今日は、いよいよ天下の険である箱根越えである。小雨模様で少々気にかかる。連日の長距離歩行で疲れが出ている。峠越え、又今後の長丁場を考慮すると無理はできない。途中(湯本)までバスで行こうと決心する。
1.湯本、畑宿から甘酒茶屋
K君は8時半にホテルを出発。小田原の平地から箱根越えを果敢に挑戦する。13時頃、「畑宿」で合流。「一里塚」の右横から「石畳」が続いているようだ。滑らないように、苔蒸した石畳を一歩、一歩慎重に登って行く。
「西海子坂」「橿木坂」「猿滑り坂」とかなりの勾配の石畳が続く。1時間程経ち「甘酒茶屋」に到着。疲れた体に甘酒が心地よく響く。少々長く休憩をとった。女将さんから東海道歩きの方は、この「御芳名帳]に記帳されますよと言われ、住所、氏名を記帳した。今回、日本橋より、街道歩きらしき人とは未だ出会っていないが、結構な人数の方々が自分達と同様な事をしているんだと言うことを悟りました。
(湯本)
(箱根:畑宿)
(甘酒茶屋)
(甘酒茶屋)
2.「甘酒茶屋」から「お玉ケ池」「杉並木」を通り「箱根宿」へ無事到着
元気が戻ったところで、「お玉坂」「白水坂」「天ケ坂」を登って行く。途中、「お玉ケ池」があった。(この言われはお玉が江戸から国元に帰る途中、手形が無いので箱根関所を通過出来ず、裏山を通り抜けようとした、時、捕り処刑され、その首をこの池で洗ったことから・・・であるそうです)
「天ケ坂」よりは、下り坂になっており、軽快に下って行きますと、「元箱根」の「芦ノ湖」湖畔に出ました。「箱根神社」の赤色の鳥居がやっと着いたと安心感を与えてくれました。しかしながら、宿のある「箱根宿」はここから、約1里先にありました。樹齢およそ350年の「杉並木」が続く中、「箱根関所」へと向かいます。関所を越せば、箱根宿です。
昔は、本陣6軒、脇本陣1軒、旅籠は36軒と東海道随一であったそうです。現在、その面影はなさそうです。旅館に着いて、一騒動がありました。近くに、コインランドリーは無く旅館の洗濯機を使用させてくれと言っても、従業員専用だから駄目と言う事でもめました。
もう一点は8畳の部屋に3人を押し込めた事にありました。他の客は一組だけでガラ空きの状態でした。もう少し広い部屋を与える等、客に対する配慮があればと思いました。風雨の中の登坂、旅館の処遇に対する不満が残る一日でした。
(お玉が池)
(杉並木)
(箱根関所)
07/24東海道紀行-5(小田原宿~箱根宿)
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