○古都長府の町を歩く-2
○功山寺
①鎌倉時代創建、唐様建築の美しさを保つ仏殿は、わが国最古の禅寺様式を残しており国宝に指定されています。
②また、幾度となく歴史の舞台になったところで、毛利元就に追われた大内義長が自刃した場所であり、明治維新の転機となった高杉晋作が、奇兵隊からも賛同されないまま、伊藤俊輔(博文)率いる力士隊と石川小五郎率いる遊撃隊ら、わずか80人程度で挙兵した地(功山寺挙兵)でもあり、境内には馬上の高杉晋作像があります。
③功山寺の境内には、幕末の政変で都落ちした三条実美卿等5人の公卿が潜居したところ、七卿御潜居の間があります。
○改修なった山門
○国宝:功山寺仏殿
○維新回転の杉晋作像
○七卿潜居の間
○功山寺を出て笑山寺へ向かう
○笑山寺
笑山寺は長府藩祖 毛利秀元により、祖母乃美大方(のみのおおかた)の菩提寺として 建てられた寺です。 梅の寺としても知られ、境内には鎌倉時代末ごろの作で下関市 指定文化財の「十三重石塔」や長府藩2代藩主光広と7代藩主師就の墓があります。
○笑山寺を出て壇具川沿いを散策
○長府藩侍屋敷長屋
長府藩家老職であった西家の分家(長府藩御馬廻役、220石)の本門に附属していたもので、現在の位置より500m程南にあったものを、保存のためにここに移築したもので、壇具川沿いに建ち、一見長屋風ですが構造の重厚さ、特に仲間部屋格子窓の造り等は、上級藩士の住居の趣を残しています。建築規模や格子窓の形態から江戸後期の建築物と推測されています。
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