『雇用はなぜ壊れたのか』つづき 2012年04月25日 13時56分10秒 | Weblog 『金をもらえればどんな仕事でもするというのは真の「職業人」ではない。金をもらうことを優先して働くことも真の「職業人」のやることではない。・・・。金銭そのものに価値を見いだしてはならないのである。こういう一種の禁欲性が、真の「職業人」としての品格と矜持を与える。』 大内伸哉著「雇用はなぜ壊れたのか 会社の論理vs労働者の論理」(ちくま新書)
『雇用はなぜ壊れたのか』 2012年04月25日 10時19分38秒 | Weblog 別称「お祈りの手紙」ともいう、「不合格の通知」が届いた。受験ではないのだから、不採用とした方が良いのじゃないかとひとり、なんとかの遠吠えをしてみた。なにしろ「不合格通知」を送ってよこしたのは最高学府なのだ。うしろをふり向いている余裕などない。さっそく次の応募を済ませた。 昨日は深夜まで大内伸哉著「雇用はなぜ壊れたのか 会社の論理vs労働者の論理」(ちくま新書)と岸宜仁著「職場砂漠 働きすぎの時代の悲劇」(朝日新書)を読んだ。 「雇用はなぜ・・・第6章」の「会社人と職業人 君はプロになれるか」では、「職業に貴賎がないというのは今日の道徳観にもとづいている。」「仕事において金銭的な要素が契約の前面に出てくるのは『職業』の原像には合わない。奴隷の労働に近いものになる。」と喝破する等、至極まともな学者らしい切り口につられて一気に読み終えた。