旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

薔薇

2006年06月16日 09時07分25秒 | Weblog
             湧永庭園、バラ園の赤い薔薇。



百万本のバラ

小さな家とキャンバス 他にはなにもない
貧しい絵描きが 女優に恋をした
大好きなあの人に バラの花をあげたい
ある日街中の バラを買いました
百万本のバラの花を 
あなたに あなたに あなたにあげる
窓から 窓から 見える広場を
真っ赤なバラで うめつくして・・・・・

ある朝彼女は 真っ赤なバラの海を見て
どこかのお金持ちが ふざけたのだと思った
小さな家とキャンバス すべてを売ってバラの花
買った貧しい 絵描きは
窓の下で彼女をみてた
百万本のバラの花を
あなたは あなたは あなたは見てる
窓から 窓から 見える広場は
真っ赤な 真っ赤な バラの海・・・

出会いはそれで終わり 女優は別の街へ
真っ赤なバラの海は はなやかな彼女の人生
貧しい絵描きは 孤独な日々を送った
けれど バラの思い出は 心に消えなかった
百万本のバラの花を
あなたに あなたに あなたにあげる
窓から 窓から 見える広場を
真っ赤なバラでうめつくして・・・・・

百万本のバラの花を
あなたに あなたに あなたにあげる
窓から 窓から 見える広場を
真っ赤なバラでうめつくして・・・

        A.Voznesnkij 作詞


神田神保町

2006年06月08日 21時46分08秒 | Weblog
              ニコライ堂


国電御茶ノ水駅から、そのむかし通いなれた道沿いに駿河台を下る。ニコライ堂は昔のままだ。既に母校は三井住友海上保険の近代的なビルに変貌している。

大通りを右折して三省堂を目指して歩く。なつかしい古本屋街は健在だった。のぞみの出発まで1時間しかない。この古本屋街を楽しむには時間が大いに不足している。

今回の上京は、古本屋街が目的ではないからこれでいいのだ。店頭に並べられた本を眺めるだけで、こころが安らぐ。元より漫画やベストセラーには興味がない。わが目の都合で最近は文庫本とも縁が薄くなりつつある。

本の装丁から味わいたいのだ。次に上京する時は、まる二日はたっぷりとかけて、神保町の古本屋街を歩くのだ。それにしても、北斎と写楽のあの浮世絵が欲しかったなあ。

帰りは、地下鉄三田線の神保駅町駅で乗り、次の大手町で降りた。東京駅が目の前だった。神田駅まで歩こうとして通りがかりのひとに道順をたずねたら、地下鉄の方が早いというので従った。この神田界隈ですら記憶が定かでない。東京を後にして、既に30年以上の歳月が流れたのだ。

出張に同行してくれたK女史、ややお疲れ気味の様子でした。

原宿

2006年06月08日 21時45分00秒 | Weblog
ホテルパシフィックメリディアンの最上階で遅い朝食を済ませてから、ゆりかもめで新橋にでる。新橋から秋葉原まで山手線に乗り、総武線に乗り換えてから新宿まで行く。新宿から再び山手線に乗り換えて代々木、次が原宿だ。この間、約35分。

久しぶりの東京なので、原宿駅から竹下通りを経て、表参道界隈をのんびりと1時間ばかり歩いた。若者たちに人気がある街だ。しばらく歩くと浅草を連想した。最近の若い女性たちは化粧がうまくなった。ファッションセンスも悪くない。

何が何でも原宿で中華料理(ラーメンと餃子)を食べたかった。駅の近くで、昔なつかしい札幌ラーメンをみつけた。味噌ラーメンが白味噌だったので驚いた。東京風の餃子は、やや苦い。原因は豚肉が少なめで、しょうがが多めなのが原因だ。にんにくやニラの配合にはさほどの差がないように思われる。

出張に同行してくれたK女史、広島風の餃子と東京風味の餃子の差に気がついてくれた様子なので満足。餃子を食べる際、東京の男ドモは精彩を欠いた軽そうなのが多いと嘯いておりました、

上京

2006年06月05日 23時15分29秒 | Weblog

     グランパシフィックメリディアンと窓からの景色


旅行代理店で目的地が有明だと言ったら、ホテルはグランパシフィックメリディアンに決まった。異議はない。好きな「お台場海浜公園」を見下ろすロケーションだ。3時からチェックインできるから、ホテルに荷物を置いてからひと風呂浴びる。ゆりかもめでふた駅目では芸がない。有明まで歩こうかなどと暢気なことを考えている。広島をのぞみで11時に発つ。

東京

2006年06月05日 00時02分11秒 | Weblog
来週の6日火曜日に上京する。夕方の5時から有明でアポがある。新橋(汐留)駅から「ゆりかもめ」で22分、好きな「お台場海浜公園」の先にある「国際展示場前」で降りる。たった30分の取材の為の上京だ。しかし、わたしにとっては重要な相手だ。気を引き締めて臨まないといけない。

問題は上京の仕方だ。交通手段の問題だ。もとより飛行機が苦手だから新幹線のぞみと決めている。急なことなので「早割り」は取れない。では正規の運賃でと思っていたら、なんと3万円を切るプランすらある。しかも、当日の予約もOKとある。便利になったものだ。一泊二日のホテル代込みなのに「早割り」並みの料金とは恐れ入る。ディズニーで遊ぶプランなら、更に1日パスポートつきときた。

二日酔い

2006年06月03日 00時45分04秒 | Weblog
最近は呑んでも殆ど酩酊しない。ちょいと饒舌(・・・かなり、かな?)になる程度です。なのに翌日は頸痛・頭痛に悩まされます。吐き気とか悪寒を伴わないので二日酔ではないように思います。何なんでしょうね、この症状。

肴なしでいきなりいくと、飲んでいる最中から首の辺りが痛みます。ホームドクターはパソコンのやりすぎだと言います。この先生もブログを読んでいるので、わたしがどれくらいブログに入れ込んでいるか解っているのです。多分、この執着が原因なのでしょう。

黒髪

2006年06月03日 00時42分30秒 | Weblog
年をとるほどに若くなる・・・、というか、どうも晩生のようです。 たまに同級生と会って、えーっ、おれってこんな年?と落胆していると、 決まって、「おまえ若ぶりじゃのう。」と返されます。
そりゃそうだ。わたしゃ皆さんみたいに深く考えない。悩まない。 よく、極楽トンボだと言われます。やはり脳みそのシワが少ないと若ぶり、そのように解釈せざるをえません。

もっとも、この黒髪が7難を隠しているに違いがないのでしょうが。

徒然草

2006年06月03日 00時13分20秒 | Weblog
久しぶりに近くの古本屋さんに寄ってみた。

誰に捧げるのかは不明であるが、フリオ・イグレシアスの「青い瞳のナタリー」をスペイン語で歌えるようになることが当面の目標であるから、まず、研究社のスペイン語辞典に目が行った。古い割りにちょいと値が張る。次の機会に値切って買うことにした。確か1年以上前から積まれているしろものだ。
いつになったらセルバンテスの「ドン・キホーテ」を原文で読むことができるようになるのであろうか。「青年老いやすく、学成りがたし。」とはよく言ったものだ。

次に、暁烏敏のノンフィクションものに目が移った。彼が著した「歎異抄講話」には並ならぬ興味をそそられている。強烈な個性と人格を感じるのである。いずれ買い求めるのであろうが、焦る必要はない。暁烏敏なんて坊さんに関するノンフィクション本を求めるひとはごく限られているはずだ。

うずたかく積み上げられた小学館の日本古典文学全集のばら売りがあった。新しくて綺麗なものに500円の値がついている。これなら古くて綺麗でないものなら値切れると直感した。レジで値段を聞くと、「いくらなら買っていただけますか?」と逆に聞かれた。押し黙った。「300円でいかがですか?」「よし買った!」

ブックオフでは考えられないことであるが、地場の古本屋さん相手ならば結構値切ることができるのである。ラーメン代を節約して神田の古本屋を巡った、ン10年前からの古本愛好者である。当然年季も入っている。値切るのが頗るうまいと自負している。

結局、日本古典文学全集「方丈記 徒然草 正法眼蔵随聞記 歎異抄」を買った。この歳になってようやく、これらの著作の境地を理解できるようになってきたようだ。脚注も豊富だし口語訳もついている。併せて「連歌論集 能楽論集 俳論集」も買ってしまうところだったが、引っかかるものがあってやめた。帰宅後に確認するとやはり本棚の中にちゃんと納まっている。たまに、同じ本を買ってしまうことがある。本棚や本立ての整理をしなければならない。

徒然草を読み返してみた。

第15段
ひとりともし火のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよのう慰むわざなる。
(口語訳 ただひとり、燈火のもとに書物をひろげて、見も知らぬ昔の人を友とすることこそ、何にもまして、こころ慰むわざである。)

酒気帯び運転

2006年06月02日 21時01分04秒 | Weblog
以前、酒気帯びで捕まった際に、『バレンタインデーにもらったロッテのバッカスチョコレート10ッ箱と、輸入物のウィスキーボンボンを50個ばかり食べたばかりだから、反応したんだあ!』と苦しい言い訳をしたら、『運転手さんいいですか、この色、ほんとは酔払い運転なんだけど、酒気帯びにしますからわけのわからんこと言わんでくださいよ。』と軽くいなされた。

『何を言うか、この公僕が・・・。』と言おうとしたら、『これ以上われわれを困らせるのなら、中央署の方に泊まってもらう準備ができていますので。』と機先を制された。

仕方がないから、違反切符にサインして人差し指印を押した。交渉が始まったのが真夜中の3時、決着がついた頃には冬空に日が昇っていた。あれ以来、呑んだら乗りません。