むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

上田城(長野県)

2016年03月21日 |  百名城
上田城うえだじょう
別名尼ヶ淵城・伊勢崎城・松尾城・真田城
構造平城
築城者真田昌幸
築城年代1583年(天正11年)
指定史跡国指定史跡
場所上田市二の丸 地図
スタンプ設置場所上田城櫓(冬季休み)・上田市立博物館(水曜日休み)・上田市観光会館
御城印上田市観光会館2階・眞田神社
攻城団チラシ上田市観光会館

上田城は、1583年(天正11年)に真田昌幸によって築かれました。
第一次、第二次上田合戦で徳川の大軍を撃退し、関ヶ原の合戦では徳川秀忠の足を止めて参戦を遅らせたことで有名です。
しかし、東軍(徳川軍)が関ヶ原の合戦で勝利したことにより、上田城は関ヶ原の合戦後に破却され、
藩主であった真田信之公も松代へ移封となりました。
その後、小諸から入封した仙石氏により城は再興され、松平氏の居城となりました。



再建された櫓門

ここでは「おもてなし武将隊」が城内のガイドや記念撮影に応じてくれます。


真田石




本丸東虎口右側にある城内最大の石『真田石』
太郎山の緑色凝灰石を使用している。



南櫓下の空堀には以前空堀ではなかったことを物語る穴が見られる。


南櫓




櫓内では資料の展示がされており、以前櫓入口にあった料金所も現在では東虎口櫓門通過、右手に設置されています。
こちらはJAFの割引はありません。











真田神社


 
真田井戸 

この井戸には抜け穴があり、城北の太郎山麓の砦や上田藩主居館に通じていたと言われる。


本丸西虎口

ここにも虎口櫓門があったとされる礎石や、石垣には冠木と敷桁を載せるための切り欠きが残っています。


西櫓



本丸北東隅櫓跡



二の丸堀跡

ここは以前線路が敷設されており、電車が走っていたそうです。



平成22年7月18日登城
平成28年3月20日再登城



御当地グルメ・おみやげ


上田城周辺のそば処は早い時間に売り切れになってしまい、お城から数キロ離れてそば屋さんを探しました。
お城周辺で美味しいそば屋に行きたい方は午前中に行くことお勧めします。



ブラタモリ (2) 富士山 東京駅 真田丸スペシャル(上田・沼田)
クリエーター情報なし
KADOKAWA/角川書店

小諸城(長野県)

2016年03月19日 |  百名城
小諸城こもろじょう
別名酔月城・白鶴城
構造平山城(穴城)
築城者武田信玄、仙石秀久
築城年代1554年(天文23年)、1614年~1615年
指定史跡国指定史跡 国重要文化財
場所小諸市丁311 地図
スタンプ設置場所懐古園事務所
城郭検定出題あり

小諸城は、城下町より低い場所に城郭があるので「穴城」と呼ばれています。
信濃守護小笠原氏の支流大井伊賀守光忠が築いた、鍋蓋城より始まり拡張され、天正18年の小田原の役の
功績で小県郡の一部と佐久郡を拝領した仙石秀久によって近世の小諸城を構築しました。



第一駐車場



三の門

1742年(寛保2年)に千曲川流域を襲った「戌の満水」の際、
城下を流れる中沢川などの土石流により城下町の一部と共に流出しました。
その後、1765年(明和2年)に再建されています。



小諸城跡のシンボルともなる三の門の扁額は徳川宗家16代の「徳川家達」の書です。


二の丸跡の石垣



二の丸跡入口

1600年、関ヶ原に向かう途中真田との戦で東軍を率いる徳川秀忠軍の本陣となった場所です。


二の丸

二の丸からは、北西に西軍の真田昌幸・幸村の居城である上田城方面を見渡すことが出来ます。
上田合戦で小諸で足止めされ、秀忠軍は「関ヶ原の戦い」に遅れてしまったのはよく知られています。


中仕切門跡

1階部分が門、2階部分は南丸と北丸を結ぶ廊下、3階部分が物見になっていた。


南丸跡



北丸跡



稲荷神社



黒門跡



黒門橋



お駕籠台跡



本丸跡

本丸御殿のあった場所には懐古神社があり、火の神様と学問の神様が祀られています。



天守は落雷で焼失。その後再建されることはありませんでした。





鏡石

武田信玄の軍師・山本勘助が小諸城築城時に使用したと伝えられている石で、
勘助は朝夕この鏡石に自分の顔を映して愛用していたという逸話があります。
確かに姿が映ります。


天守台石垣

野面積の石垣は仙石秀久が構築したとされています。


馬場

城主が乗馬の鍛錬をしていた曲輪です。
馬上から弓や槍を振るうために、手綱に頼らずに戦う鍛錬が行われていました。


富士見台

この橋の先の曲輪は、遠見番所があった場所で、晴れた日には遠くに富士山を見ることができます。
武田信玄が上杉謙信の動きを知らせるために、狼煙台を築いたといわれています。


水の手不明御門

水の手不明御門は、小諸城の裏門です。
城内まで敵が攻め込んで来た際、この門を出て眼下の千曲川に逃れるように造られました。
千曲川に繋がっていることから「水の手門」と呼ばれ、
城内に敵が攻め込んでくることのないように祈願して「不開(あかず)の門」とも呼ばれいています。


眺望

千曲川を眼下に、布引観音の崖地や御牧ヶ原台地が眺められます。
千曲川が天然の要害で、背後は断崖で守られる後ろ堅固の城です。






武器庫



藤村記念館

島崎藤村は恩師の木村熊二に招かれ、小諸義塾の講師として明治32年に小諸に赴任して来ました。
その後は、約6年間を小諸で過ごしました。


荒神井戸



大手門

三の門から地下通路を抜けて少し歩くと大手門があります。
以前訪れた時は三の門で満足してしまい、大手門の存在を見逃してしまっていたので改めて足を運んでみました。





動物園

中には小さい遊園地や動物園があります。
※小諸市動物園は再整備工事のため、令和2年9月1日から臨時休園致します。

平成22年7月18日登城
平成28年3月13日再登城



日本100名城公式ガイドブック (歴史群像シリーズ)
日本城郭協会,福代徹
学研プラス

信州上田 真田丸 大河ドラマ館(長野県)

2016年03月14日 | 大河ドラマ館
信州上田 真田丸 大河ドラマ館しんしゅううえださなだまるたいがどらまかん
施設上田城跡公園内 ※旧上田市民会館
構造大河ドラマ館
主催大河ドラマ「真田丸」上田市推進協議会事務所
開館時間午前9時~午後5時
期間平成28年1月17日~平成29年1月15日
場所上田市二の丸1-2 地図

大河ドラマ「真田丸」の上田市でのロケ風景やドラマのメイキング映像を上映。
主な登場人物と配役を映像で紹介したり、
実際に撮影に使われた小道具やキャストの衣装なども展示されています。



旧上田市民会館

普段土日祝日は大変混んでいますが、この日はラッキーなことに城内に駐車できたうえに
チケットも少し並びましたがスムーズに入場出来ました。


真田丸

大阪、出城真田丸を再現。
※撮影スポット以外は撮影禁止となっているのでます。


甲冑

真田信繁の赤備えの甲冑が展示されています。


主な登場人物と配役を映像で紹介。
実際に撮影に使われた小道具やキャストの衣装なども展示されています。

帰りにはお土産物やさんでは、段ボールで手作り出来る甲冑に釘付けの主人には
参りました。^^;
買わないのお~とずっと粘っていましたが、残念ながら買えるだけの銭を
持ち合わせていませんでした。


平成28年3月20日訪問



内山城(長野県)

2016年03月14日 | 百名城以外の城
内山城うちやまじょう
別名佐久内山城
構造山城
築城者大井美作入道玄岑 
築城年代永正年間
指定史跡
場所佐久市内山 地図


大河ドラマ「真田丸」の9話で北条の要の城として話題に上がったので早速様子を見に行ってみました。
あいにくの雨から雪に変わり、本丸まではとても登城する根性も無かったので今回は入口まで紹介ということで。。。



場所は長野県から群馬県へ抜ける内山峠の長野側入口付近の国道254号線から案内看板に沿って園城寺に向かいます。


案内看板

この先の道はとても狭くすれ違いが出来ない道幅で民家の間を抜けて行きます。


駐車場

園城寺下の駐車場に車を停めて、ここからは徒歩で山頂を目指すことになります。




今回はここまで。

登城してみたかったのですが、雪解けを待ってもう少し足元が良くなってから挑戦してみたいと思います。


平成28年3月12日登城


城 2018年 カレンダー 壁掛け C-2 (使用サイズ 594×420mm)
クリエーター情報なし
写真工房


一郷山城(群馬県)

2016年03月08日 | 百名城以外の城
一郷山城いちごうやまじょう
別名
構造山城
築城者上杉憲実
築城年代1438年頃
指定史跡
場所高崎市吉井町多比良 地図







牛伏山自然公園内に建てられた展望台の天守閣(平成23年撮影)




牛伏山道途中にゲートがあります。夜間はゲートが閉まっているので時間を確認して行きましょう。



ゲート横に駐車場とトイレがあります。桜の咲く時期には大賑わいになるので道の途中の空き地も満車になり、歩いて登ることになります。ここからも距離がありますので頂上まで車で行きたい方は混雑シーズンを避けて登ることをお勧めします。



展望台として建てられた城の眺望はすばらしく、遠くは「筑波山」も望むことができます。



山の上に城が見えるのでこれは行ってみなくては!と登城してみたのですが、これはあくまでも展望台として建てられたもので歴史的建造物ではないということでした。


入口



1階

1階は地元商工業製品の展示


2階

2階は文化史料等の展示
現在は吉井かるたの展示をしていました。


展望台




この日は朝靄がかかっていて遠くまで望むことはできませんでした。






天狗松

せっかくなので、さらに頂上を目指して進みます。
左手のトイレを過ぎると、「牛伏山」の名の由来になった伝説に登場する「天狗松」があります。





牛伏洞窟

神社手前を左に下る小道を進むと洞窟観音の入口に到着します



洞窟の中には何体かの石仏が両側に鎮座しています。


子育て観音

ここで子供の成長を祈って、行き止まりなので戻りました。



山頂には神社と休憩所とトイレがあります。
休憩所の上になぜか鐘があります。
陣鐘気分でひと鳴らし「ご~ん」   なかなか良い音色が響き渡りました。
満足したところで下山することにしました。


平成28年3月5日登城





おまけ

牛伏山を下って吉井町の中心部にやってきました。
こちらは吉井藩の陣屋の表門です。


建造時期は不明ですがほぼ200年を経ているそうです。